●20● 鳥がやってきた! ……鍛鉄製の門扉とポストを設置

 A4サイズが入らない古い郵便受けを新しくしなければ、というニーズから、ポストのみならず表札、照明、そして門扉までも作ることになった。
 「ただのポストではつまらない」との母の意向で、以前アユミギャラリーで個展をされたことのある鍛鉄作家の「豆噴火」清水敬子さんに照明付きポストの製作を依頼。「せっかくですからアルミの門扉も新しくされたらいかがですか」との提案を受け、家の入口となる門扉もステンレスで作っていただくことになった。

▲門扉を撤去し支柱の足元のコンクリをハツル吉野棟梁

▲アプローチ部の土を掘る設計者。竹の根っこは手ごわい相手。

▲支柱のベースのためのコンクリートを新たに打設

 動物をテーマに鉄の彫刻をつくっている清水さん。埼玉県八潮市の鉄骨工場の一角で、日々炎にまみれて金属に生命を吹き込んでいる。
 比較的樹木が残る庭には、以前からさまざまな鳥が行き来していた。
 ヒヨドリ、ムクドリ、スズメはもとより、シジュウカラ、メジロ、ウグイスたちも常連である。清水さんにつくってもらうモチーフとしてはやはり鳥が一番、というのが家族の気持ちでもあった。
 今回は外部ということもあり、素材はステンレス鋼。丸棒から丹念に叩いた荒々しいテクスチャーは、「鳥」というメルヘンチックなモチーフを軽薄なものにせず、ずっしりとした重量感をまとわせている。

 この感じは写真では伝えられない。ぜひ道を通るときに手で触れて感じてほしいものである。

▲支柱に門扉を溶接する
(撮影:豆噴火)

▲まめふんか清水敬子さんとお父さん

▲古い大谷石の上に新しいポストがついた。屋根には鳥が歩いている。

▲取付けられた門扉とポスト

▲ポストや門扉で羽を休める鳥たち

豆噴火Metal Works

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