★ 1995/06/19 ボート釣り
OLM&ボート釣り初体験記:前編
楽しみで眠れなかった。
小学校の遠足の前か、中学校の修学旅行か、ライブの前日か・・・いや、今までに経験し
たそれとは少し違う。なぜだろう。
あっ、そうか。「そこで会う人すべてが初対面でしかも、そこで一緒にやろうとする事
が初体験」なんて・・・・、なかった。いや、そんな経験普通できないゾ。わくわく!(^_^)
で、2時間も眠れなかった。
夜明け前、伊豆多賀へ高速をとばす。
カミさんに伊豆旅行をせがまれても長距離運転がイヤで逃げ続けているくせに、
こういう時は初デートのようにスイスイ走る。不思議だ。
集合場所で一人の釣り人とすれ違う。てっきり田無のだるまさんだと思った。
三本岳さんだった。驚いた。(わちはみんなのハンドルや発言から勝手に全員のイメー
ジを完成させていたのだ。そしてすぐ後にそれがすべてハズレていた事を知る。)
OLM参加のメンバーが続々と到着。ご挨拶もそこそこに・・・・海へ!
わちは初心者なので、三本岳さんにボート同乗していただいた。(手漕ぎ貸しボートです)
笑顔がいいぞ、三本岳さん!
な〜んて、のんきな事を考えていたのも束の間。
思いがけない出来事がわちをおそった・・・・・。
あれ? な、なんかきもち悪い・・・・。(--;
「私は船酔はしない!」と自信を持っていたのだが・・・。緊張のせいか? 寝不足のせ
いか? それとも乗船直前にべらがすきさんに酔い止めの薬を見せてもらったせいか?
でも、その時、わちの新品のルアーロッドにヒ〜ット!
かわいいシロギスだ。やった〜!!
こんなに簡単に釣れるなんて、生まれて初めてじゃ〜! うれし〜!
その後もポンポン釣れて、しばし船酔を忘れる。(^_^)
調子に乗って、メゴチを生き餌にマゴチ狙いの置き竿を出す。
ふふ。本で読んだ通りだ。順調〜。
しかし、海は甘くなかった。
それからは、たぶん釣れなくなったのだと思う。
なぜ「・・・だと思う。」のかと言うと、また気持ち悪くなって、さらに追い打ちをかける
ように便意ももよおしてきたのだ。いくつもの山を越える。意識が遠のく・・・・。
だから憶えていない。
でも釣りたい・・・・・。
しかし「上と下から出したいんですけど・・・」なんて口にした途端、緊張の糸が切れて
、もはやご主人様(わち)の命令を無視して暴れるこの分身(えたいのしれない体内の
もの)は何をしでかすかわからん。
三本岳さんは、まだあまり釣れてないようだ。
時折やさしく話かけてくれるが、お得意の(?)気の効いたジョークで返すこともできな
い。聞きたい事もたくさんあったのに話す元気がない。(;_;)
「ごめんね。三本岳さん(T_T)。今日のわちはダメなわち。」
なんてわけのわからない事を思いながら、シロギスとマゴチを待つ。
おしゃべりわちは、海の上の小舟にて無口な青年と化した。
***後編に続く*** (もういいって?(^^;)
OLM&ボート釣り初体験記:後編
ふと気付くと、みんなと昼飯を食べていた。
着岸時に波をかぶったような気がするが、遠い昔のようだ。
酔いも醒めて、便意もウソのように消えている。気まぐれなやつらだ。
テルノさんからいろいろおもしろい話を伺って、
「ヨッシャー! 午後はがんばるぞ〜!」と決意を新たにする。
でもその前に、念のため、べらがすきさんから酔い止め薬をもらって飲み、下からも
”バカヤロウ”を地球に返す。
いや〜。すっきりした。もう大丈V!(^_^)
砂浜に戻るとみんなすでに出航していた。気合い入ってるな〜。
三本岳さんは年輩の紳士と話をしている。
地元の人かなぁ? 三本岳さん、顔が広いなぁ。
(後にそれがダブルさんだったと知る。)
さあ、再出発。
「今度は遠くの岩礁でカサゴあたりを狙ってみよう」、と三本岳さんが必死に漕いでく
れる。わちはまた、ちょっと酔いぎみになったので、午前中のようになってはイカン、
と思い、おとなしくしている。
あれっ? おとなしくしてるからいけなかったのかな? 今思うと・・・・・。
ま。とにかくその時は、一度裏切られて、自分の体が信じられなくなっていたのだ。
とにかく、釣るぞ!
・・・・・・・・・。
三本岳さんにいただいたお手製のカサゴ仕掛はベラに食いちぎられた。
近くに漂泊していた柏のプーさんとマコガーさんが、なにやらいろいろ釣れているよう
なので、今度はサビキ釣りだ!
三本岳さんにいただいたお手製のサビキ仕掛はベラに食いちぎられた。
わちは”べらがすき”さんは好きだけど、べらは嫌いになった。
ところが、「もうそろそろもどらなくては」という頃になって、突然小イワシが釣れ出
した。三本岳さんの8本針に8匹付いてきた。チャーンス!
わちもあわてて、もたもた準備して入れるが1匹づつしか釣れない。(;_;)
三本岳さんは順調に釣り上げ、30センチ位のカマスまで釣った。
そして気前良く、イワシとカマスをわちにおみやげとしてゆずってくれたのです。
わちとしては、自分で釣らなくては意味がないのですが、うちで待つ家族の事を思うと
とてもありがたく、三本岳さんのやさしさに甘えてしまいました。
かくして、楽しいOLMは終わり、さすらいの釣り師達もそれぞれのすみかへと走り去
って行きました。
わちは少し残っていた船酔いを醒ましてから帰りました。
わちがうちに帰りドアを開けると、長女が「パパー。お魚釣れたー!?」と、飛んで来
ました。わちは、誇らしげにクーラーを開けてしまった後で、幼い娘に
「この一番大きいお魚はパパが釣ったんじゃないんだよ。」
とは、とても言えませんでした・・・。 三本岳さんごめんなさい。
でも、「いつも釣れないのにどうしてたくさん釣れたのー?」という妻子の質問には、
「”さんぼんだけさん”という人に教えてもらったからだよ。」と伝えました。
わが家では、三本岳さんはパパの次にエライ人になりました。(^^;;
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