★ 1995/07/22 船釣り
わちの船釣り初体験記(前編)
わちは船釣りをやったことがない。
なんでも聞くところによると、船長さんが「ブォーン」と魚の居る所へ連れてってくれ
て、だまって竿出しゃタイやヒラメ、アオリイカにシマアジが「もうイヤッ」てほど
釣れるらしいじゃない。(かなり誇大情報より)
こりゃぁ、最近ボート釣りで”釣れる釣り”に味をしめたわちとしては、是非とも挑戦
してみなくては。
「あんたボートで酔ってたじゃない。(-_-)」という記憶力のよろしい方々。
もうじぇーんじぇん大丈夫なのだぁ!
船酔ぃ? んなもんFFISHのリニューアルと同時にわちの辞書から消えたのだぁ!
で、三本岳師匠に「午前アジ」に連れて行ってもらった。
同じく船釣り初体験のひいらぎさんご夫妻もいらっしゃるそうだ。楽しみ〜。(^_^)
朝7時前、三浦半島の新安浦港に到着。
雨(;_;)。台風3号が梅雨前線を刺激しているらしい。
ひいらぎさんご夫妻を見つけ、三本岳師匠のワンボックスカーの中で話し合い。
雨足が少し弱まった7時15分頃、「やろう!」という事に決定。カッパを着る。
「西山丸」で道具一式と長靴を借りて乗船。こんな天気でも満員だ。
7時30分出航。 おおー。速いぞ! 快適〜! 雨は降ってるけど、涼しくていい!
ポイントに着いた。仕掛は短い竿に片テンビンのビシ仕掛。2本バリ。
ハリにイカ(食紅つき)、ビシカゴにイワシミンチを詰め、底まで落とす。
2m程タナを切って竿をあおる。少し上げて待つ。
きた! リールを巻く。 なんじゃこりゃ? ハゼだ・・・。
もう一度・・・。
きた! 今度は立派なアジだ! やった〜!\(^_^)/
しか〜し。その時、思いがけない出来事(でもないが(^^;)がわちをおそった・・・・・。
あれ? な、なんかきもち悪い・・・・。(--;
もちろん下の方もセットでやってきた。が、こっちは今日は大した事ないようだ。
だまっていても今回はバレバレなので、隣の三本岳師匠に言っておこう・・・・。
「し・・・師匠、ちょっとヤバいかもし・・・・うっ・・・・お、おぇあ〜〜!」
今朝食ったタラコのおにぎりを海に返した・・・。(T_T)
***(後編へ続く)***
わちの船釣り初体験記(後編)
一度吐いてしまうと楽になった。
釣るぞ〜! 動きはスローモーションだが、気力は充分。
さすが船。結構釣れる。一荷で型のいいアジがきたりして、楽しい。
三本岳師匠とひいらぎさんもがんばっているが、圧巻だったのはひいらぎさんの
奥さん。酔う気配もなく、疲れる様子もなく、バンバン釣り上げる。
母は強し! 初めてとは思えない。すごすぎる! あなたは天才だ!
なんてやってるうちに、雨と風が強くなってきた。ウネリもすごい。
わちの体内にも第二の大きな波がやってきた。もう遠慮も見栄もない。
迷わず、海に吐く。吐きまくる。(失礼m(__)m)
すごい風だ。雨が真横から容赦なくたたきつける。木の葉のように揺れまくる船。
寒い・・・。
吐くわち。 釣りまくるひいらぎさんの奥さん。
茫然自失のわち。 釣りまくるひいらぎさんの奥さん。
あれっ? この感覚、前にも経験したような・・・・。
あっ、そうだ。QPさんが暴れた蒲田OLDの三次会と同じ感覚だ・・・。
雨。風。ウネリ。吐き気。
それでも必死で竿を出すわち。なぜだ! 誰のために、何のために、そうまでして釣り
をしなくてはならないんだ〜! わち〜!
おおっ! これは釣り師の永遠のテーマ! そしてそれは釣り師の証!
わちもやっと”釣り師”の仲間入りなのネ・・・・。そうだと言ってー!(T_T)
最後はあっけなかった。オマツリになった糸(自分のミチ糸がこんがらがった)を
30分かけて、やっとほどいたと思ったら、仕掛がどっかに引っかかって切れてし
まった。(ミチ糸から)
時計を見たら11時だった。わちは燃え尽きた。風が心地よくなっていた。
陸に上がると雨は上がり、日が差してきた。半日で人生の貴重な体験をした。
わちの釣果は、アジ7(最大20Cm)、チビカサゴ1、チビハゼ1だった。
三本岳さんとひいらぎさんご夫妻と昼食をとって、帰路についた。
うちに着き、クーラーの中を見て喜ぶカミさんと子供達を眺めていると、すべての苦し
みを忘れた。(^_^)
「父ちゃんは遊んできたんじゃないんだぞ!戦ってきたんだ!」と言いたくなったが、
そのセリフは飲み込んだ。
晩御飯はアジのたたきとアジの塩焼き。めちゃくちゃうまかった。
こみあげてくる涙を飲み込んだら、ちょうどいい塩加減になった。
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