君は光を見たか?

俺達はその時、札幌の青少年センターというところのイスでふんぞりかえっていた。
いったいsinのどこが青少年なのだ?などというヤツにはミミモトで銀紙をくしゃくしゃくしゃと
なんと2時間もやってイヤガラセをし、とどめに今はやりの麻酔げりだ。
ソレは大学の時、北海道の大学音楽サークルが一堂に会しライヴをやる、というイベントの
打ち合わせだったのだ。その中で、俺達は異色の存在だった。
「…次、北海学園大学ライクリーフエイセズ、バンド名は??」
「ザ・ゴルバチョフ・ブラザーズ・バンド!」
どよめく室内。そんなフザケタ名前のバンドはいなく、他の人は皆、かっこよくキメてるのだ。
「…人数は?」
「14名!」
さらにどよめく室内。普通は4.5人なのだが。
こうして「ゴルバ」は誕生した。
そしてそのきっかけとなったのが、この映画なのである。
ブルース・ブラザーズ。

刑務所を出たジェイクは、弟のエルウッドとともに、昔世話になっていた孤児院に行き、窮状を
知る。そこでバンドを再結成し、カネの都合を…
仲間うちで唯一ビデオデッキを所持していた小野寺のうちで我々はソレを見、あまりのおもしろさに
一体何十回見たのか記憶はない。セリフも自然に覚えてしまった。
その時は、内容の面白さで楽しんでいたのだが、今考えると、まったく物凄い顔ぶれの出演者だ。
ブルース、ソウルが好きな人は見ないと、死後さばきにあいますです。
詳しくはわからないが、演技や演出、ハナシが徐々にデカくなっていくところなどがいちいちツボに
はまり、何度見ても楽しめる。
多少マニアックなハナシになるが、初期のテレビの吹き替えは、せんだみつおさんなどがやっていた
のだが、俺はそっちのほうが面白くて好きなので(今はバブルガム・ブラザーズ)、あるブルースブラザーズ
のBBSに、誰か初期のビデオをもってないか書きこみしたところ、なんと名古屋のマスターさんという
方が無償で送ってくれた。スバラシキかな、人生。この人はこの映画を見たばかりにBBの超マニアックな
飲み屋をつくり、しかもそれがマニアックすぎてあまり儲からないので止めてしまった、という物凄い方
なのだ。脱帽。でも、今はボウシをかぶってないのでわざわざ取りに行ったのだ。ウソはいけません。
音楽に興味がない人でも、とてつもなく楽しめるこの映画、そして繰り返し見ることで、さらにおかしさが
倍増する、俺にとっては飽きる事のない映画。さぁ、借りに行きなさい。いきなさいったら行きなさい。