映画は好きだ。しかし、あまり詳しくはない。いや、かっこつけてしまったがや。まったく詳しくないのだ、
正しいですか、この方言の使い方は。どんな映画でも好きなのだが、もしベスト3を選べ、
などといわれると、古い映画が多くなるかもしれない。なぜか見終わった後に、自分の心の中に
余韻が長く続くような気がする。
どうも、俺はせつない場面に弱いらしく、このツラで感動してナミダを流してしまうところがある。
当時、俺は学生で、札幌の映画館の名画シリーズかなんかで、この映画をみにいったのだ。
思い出の橋。彼女と出会った橋を訪れた初老の男が、心から愛した女性のことを思う。
蛍の光の美しいメロディーとダンス。結婚の申し込み。しかし、出会いのきっかけとなった戦争が、
二人を引き離してしまうのだ。
新聞の戦死者の中に、彼の名前を見つけた彼女は絶望し、生きていくために身体を売る。
そうして毎日必死に生きていく彼女は、客を探す駅で、信じられないものをみる。
「やぁ、どうして今日戻ってくることがわかったの?」
幸せになるための権利は誰にでもあると思う。しかし、潔癖な彼女は、生きていくためにせよ、
身体を売ってしまった自分が許せないのだ。そんなこと、別にいいじゃんかよ、幸せが目の前にあるのに。
あぁ、なんて悲しくて美しい物語なんだろう。
俺は涙が止まりませんでした。
ビデオでも何回か見た。やっぱり感動してしまう。でも、あまりにももったいないので、数年に一度
しか見ないことにするほど、この映画が好きだ。
ビビアン・リー主演。