お待たせしました。仕事場でのsin様のエピソード:後編を書きます。
その日はたしか真夏の、暑い日でした。お店にはお客さんがわんさかきていて、テンヤワンヤの大忙しだったと記憶しています。
そんな日は誰もが殺気立ってしまうものです。暑いわ忙しいわ、客は多いわ、その客もみんな暑さのあまり不快指数が3000くらいまで跳ね上がった状態で我々店員に八つ当たりの嵐…。お願いだから殺して!と誰もがおもっていたことでしょう。
そんなとき、前編にでてきた浜田さん(仮名)が、店長であるsin様を探していました。みんな、クソ忙しいので、彼の行き先など知る由もありません。ですが、浜田さん(仮名)が、すごく困った様子で探しているので、しゃーねーなぁ、とわたし達もちょっと探してみました。…が、いません。どこにもいません。このクソいそがしい時に、あの人はいったいどこで油を売っているのか!と、半ば怒りを覚えだした頃、sin様が現われました。なんだかお店の2階の方から降りてきたのです。汗だくになって、首には彼の夏のトレードマークである、時○屋のショッキングピンクのタオルを巻いて…
「sinさん!どぉこいってたんスかぁ!!」
浜田さん(仮名)の叫びは、わたし達の心の叫びとともに、キビチー視線となってsin様に注がれます。
「あ、ごめんな、あんまし暑いからよぉ、建物ごと冷やそーと思って、屋根上がってホースで水かけてたべや〜ハハハハハ」
オイオイ…一言行き先行ってから動いてくれよ…屋根の上にいるなんて、だれも想像しないよ…ていうか、暑いからって普通、建物冷やそうとする?この店、プレハブじゃないんだよ?こったらでっけー石造りの倉庫ばホースの水かけたくらいで冷えるってかー?あんた正気かー!
驚きのあまり、また、暑さで半ば溶けた脳で、わたし達は、そのココロとうらはらに、「そうですか…」と力ない反応を残し、再び怒涛の客さばき地獄へ帰っていきました…
でも、この発想は、今にして思うと、わたし達を少しでも快適な環境で働かせてくれようというsin様の思いやりだったのだなあと、いまは分かります。ありがとうございます、sin様。
でも行き先は告げていってくださいね…
注
あの時はクーラーもきかなく、残る方法はあれしかなかったのだ。
だから、俺的には、極めて普通の改善方策だと考えたのだが、違うか?え、違う。
そうか、すまん。(笑)