近頃掲示板で話題のCDだが、発売は7月頃になる予定だ。
なぜこんなことになったのか、というときっかけはウチのお客ちゃんのDJ.kawaが
「いやー、スパイスの曲を作ろうと思ってるんっすよー」
などと、とーさんに話したからだ。ちょうど来ていたカレー本の取材にそのことを話すと
話はどんどんとデカくなり、ローカル誌ではあるが道新トゥデイの6月発売号のグラビアや
HBCのテレポート2000とかいう番組の特集にも取り上げられることになった。
マイクをつけて道路を歩いたり、自宅で曲を作っているところなどを撮影していった。
これはヤラセではなく、本当に曲をもう一曲作らなくてはならなくなり、こっちも必死だったのだ。
その日中に曲と歌詞を作り、リズムパターンをドラムマシンに打ち込み、ベースパターンを考え、
練習し、さらにギターも考え、全て録音して音源を作らなくてはならない。
へとへとになって何とか形になったのは真夜中だ。灰になっていた俺。
で、んじゃー、オマエはどんな曲を作ったのだ?と気になる奴らがいると思うので、それじゃあ朕が
教えてしんぜると、スカとレゲエを足したゴスペルのような曲だ、と言っておく。うーむわからん。
さらに、中央アフリカのザイールスタイルのギターやスタジオにあった金属イスをたたく音などが
入っていて(なかなかいい音だったのだ)多少ゴチャついた仕上りだ。買ってくれ、みんな。
で、その曲のベースラインを相談する為、友人のベーシスト、タケダさんのウチに遊びに行った。
彼の家にはいったい何枚あるのか分からないほどのおびただしい数のレコード、CDがあり、
ビールを飲みながらいろいろと面白いのを聴かせてもらっていたのだが、そのうち気分が良くなってきたので
ビデオを見始めた。それが今日紹介するジョニー"ギター"ワトソンである。
大学時代、俺はSkywayというブルースバンドに参加してギターを弾いていた。
数々のブルースマンの曲を取り上げて演奏していたのだが、彼の曲も1つだけ取り上げていた。
バリバリのブルースで、やたらピッキングが強いのが印象的だったのだが、特に好きだというわけでもなく
そして特に印象に残る事も無く、そのまま暮らしていたのである、先日までは。
久しぶりに聴いた彼の演奏は、若い頃のものと全く違っていた。物凄いファンキーなのである。
それにしても、あんなファンキーな曲を、よくもまぁあんなペンペンの音で弾けるものだ。俺なら間が持たない。
バックの人達も物凄いテクニックのミュージシャンなのだが、きっとボスであるジョニーの凄さには
一目もニ目も置いているのであろうことが想像できる。
ペンペンの音のギターを抜群のリズム感で弾きまくり、俺は久々に興奮し、借りてきたビデオを自宅で
何度も繰り返して見た。感動したのである。
完璧にショウアップされた演奏は、キライな人もいるかもしれない。しかし、体が自然に動きを欲する
ようなファンクが好きな人は是非とも聴いてもらいたい。
残念ながら彼は1996年、日本でのライブ中に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
もう生で見ることができないのは非常に残念だ。しかし、彼の残した偉大な作品たちは残っていて、
それらへの俺の評価はむちゃくちゃ高いのである。
10月にジェームズ・ブラウンが札幌まで来るので、明日から日祝休みになった俺はチケットをとった。
彼らがいたからこそ生まれた音楽が、現在の音楽に今も脈々と受け継がれているのであろう。
今まで俺がやってきた音楽も、誰かに影響や感動を与えることがあったのかな。
先日、久しぶりにギターを弾きまくった俺はこういった凄い人達の音楽を聴くたびに、そう自問するのだ。
Special Thanks
江別のスタジオ「smash」
ユズルちゃん、楽しかったよ。いいスタジオだね。またやろう。