ここ、北海道は札幌でも、いよいよ日増しに暖かくなってまいりました。
気持ちのよい陽気の中にも涼しげな風が体の中を通り抜け、なんだかすがすがしい気分に
なった僕は、車で少し走る事にしました。
僕の好きな、円山公園裏の道路を走っていると、すれ違う木々の沢山の葉が、お日様に
照らされてきらきらと輝き、ライラックやふじの花がとても綺麗でした。
で、そーいう花達が満開になるように、少しずつ俺様の背中には成長しているものがあったのだ。
それは、「デキ」という奴だ。とても「お」なんていう丁寧な呼び方をする気になれん。
きゃつらは勝手に人のヒフの内部にたまり、それでいて家賃を払おうともせんのだ。
しかも、でていけ、などと怒っても、返事すらしない、実に話の分からない野郎どもなのだ。
それが、痛みはないのだが、だんだん近づいてくる隕石のように日増しに大きくなってきたので
妻のフジ子に見せたところ、次の日、にこにこと楽しげに話し掛けてきた。
「ヒフ科なら平岸にあるのと図書館近くにあるよ。図書館の方は女の先生!」
お前は一体なにがそんなにうれしいのだ。
で、さっき、女の先生のところに行って来た。
自慢じゃないが、俺は注射とか、手術とか、そういう類のものが大嫌いなのだ。
しかしその先生は素晴らしい口説きと華麗なテクニックであっというまに俺の衣服を剥ぎ取り(習いたいくらいだ)、「切開します」
と言った。
俺は恐ろしさにフルエあがり、いててて、と叫んだが、まだ切っていない、などと怒られ、気を抜いたスキを
ついて背中を刃物で刺されてしまった。卑劣である。こういうとき、背後に人を近づけないゴルゴ13はいったいどうするのか。
そうえいえばさっき、ためしに電気をつけないで小便をしてみた。うちのトイレは窓がないので、
電気をつけないと暗黒であるのだ。世の中のミナサン、便利さに慣れてはいけません。なにかあったら
どーするつもりなんですか。たまにはこういうことをして、野生の血を呼び覚まさなければいけません。
と言う事で騒いだワリにはあっという間に処置が終わり、先生が、
「オデキの中身なんて見たくないだろうけど…」
と言いかけたので、俺は見たい見たい、と言い、見せてもらった。
期待していた割にはツマラナイものだったので、ちょびっとだけがっかりしたが、寛大な気持ちになった
俺は、許してやる事にした。いい奴だ、俺わ。
最近、仕事が忙しく、今日は休みなのだが、朝6時頃、フトモモがつって目がさめた。
それでも寝ていたいので布団の中で直そうとジタバタと戦っていたのだが、結局飛び起きて足の筋伸ばしを
する、という、考えてみればこれ以上健康的な目覚めはない、というくらいの目覚め方だった。
そしてフジ子実家で庭に生えているタラの芽をテンプラにして喰らい、さらにデキの切開だ。
そして、今日の夜は久々に楽器を持ってスタジオ入りだ。
モリ沢山すぎだが、ま、これも生きてるってやつさ。うん。