随分長い間、更新してなくて全く申し訳ありませんねぇ。
であるので、まずは近況報告から。とはいってもたいした変わりはないのである。
めんどくさかっただけなのだ。すまん。
店のほうが大変に忙しくなり、行列なんかも出来るようになってしまった上、
カゼをひいたりしていたのだ。そして直ったりもしている。
そういえば1月1日から2週間ほどタイとラオスに行ってくることになった。
帰った次の日からシゴト、というのはチとキツいが、楽しみである事はいうまでもない。
ただ、今回は、タイ東北部のスリンから車で2時間のサムローン村までギターを持っていかなければ
ならないので、それがおおいに面倒なのだ。でも、ま、いいか。
いつのまにか、俺の部屋からみえる藻岩山も秋の色となり、雪虫が漂い始めた。
ユキムシとはなんだ、とおっしゃるかた、これはアブラムシの一種で、トドマツの養分を吸っていた
虫が、この雪の降る数週間前、ヤチダモに移動する。その際、身体にワタのようについている
白いロウ質が雪のように見えるので、雪虫、というのだ。
これを今読んでる人たちは、俺様の知識と教養の深さに驚き、なんてsinさんは奥の深いお方
なんだろう、と思っているに違いない。実にいい気分であるが、これは今、俺もわかんないので
検索して調べたのだ。よし、これで、まぁ、なんて飾らない、正直な人なんだろう、と思われるに違いない。
どう転んでも俺有利に動く作戦、ということで、こういう書き出しになったのだ。
もう随分と前のことになるが、俺は兄貴の本棚から一冊の本をとりだした。
兄貴は物凄い数の本を所有しており、いまでも実家の押し入れは兄貴の本で埋め尽くされている。
中には古本屋で全巻で15万の値段がついていた「小川未明童話集」などもあり、本当にカネに困ったら
売ってカネに換えよう、などと思っているがまだ実行にはうつしていない。
その本は「太陽の子」という題名だった。沖縄を舞台にして、心を病んだ父親とその家族、周りの
人間とのつながりについて、子供でも読めるような、大変に平易な文章で書かれていた。
俺は一気に読んでしまった。そして俺は思った。この人は凄い。
止まらなくなった俺は、その本の横にあった「兎の眼」という本に手を伸ばした。
さらに止まらなくなった俺は本屋に走り、片っ端から彼の著作を読み倒した。
どれもこれも、子供でもわかるような優しい書き方だった。
そして、その文章を俺は今でも、そして何度も読み返す。
著者自身、どん底のような、辛く、悲しい人生を経験しているようである。
優しい文章でもそこに表されているのは、読むのが辛くなるほど,心が痛む内容でもあり、
残酷な内容でもある。
しかし、その中でも、やさしさ、というのは何なのか、懸命に生きる、とはどういうことなのか、
辛い目に会いながらも人間というのは何なのかを考える。へこたれながらも前を見て歩こうとする
姿をみて、美しい、と俺は感じてしまうのだ。是非、読んで欲しい。こんな文章を書く作家は他にはいない。
元教師だった彼の、「教育」についての考え方も垣間見る事が出来る。
考えてみればほんの60年前まで天皇は神である、とされ、たくさんの人の流した血の上で、
今の我々の生活がある。敗戦とともに「人間宣言」で、天皇陛下は人間に戻ったのだ。ばかばかしい。
先日のニューヨークのテロ、そしてそれに対する報復。一人一人が様々な事を考え、いろいろな事を
感じ、自分の人生を切り開き、しかしそれが一瞬の出来事で、何もかもが消える。残るのは悲しみだけだ。
アメリカが気に食わない、といってはテロリストは事件をおこし、アメリカは国利追及のため
何かといえば制裁や爆撃だ。どちらも友達にしたくないタイプである。
昔から先導者は宗教や国の体制を利用し、こんなことを繰り返している。
で、俺にはなにができるのか?