化石の発掘

先日、我が部屋の発掘調査をしていると、珍しいものが出土いたしました。
私は考古学的な知識が殆どなく、これがいったいどんな目的で、何に使われていた
ものなのかが知りたく、北海道の縄文文化の権威でおられる、北大埋蔵文化研究チームの
長谷川教授に面会を求め、調査の依頼を致しました。

過去にこういう類の出土品の例はなく、調査は綿密で繊細を極め、ようやく第一次報告が
きたのが昨日の真夜中でした。
長谷川教授の報告によりますと、
液体シンチレーション法による年代測定の結果、約6000年前の縄文前期ごろのものとわかり
ました。比較的地位の高い人の持っていた装身具、として使われていたらしいです。
北海道内ではよくカマキリを参考とした壁画、土器の文様などが数件発見されておりますが、
このようなカマキリそのものを形にしたものの出土は世界的にも前例がなく、また、その造作
も極めて精巧であり、学術的価値の高さは計り知れないものがあるとのことで、教授も
大変興奮しておられました。
縄文社会では、カマキリが崇拝され、「ンタンペ」と称することを許された者のみが身につけることの
できたこの装身具が、いったいなぜ、こんなところから発見されたのかは、今後の調査で
少しずつ解明し、まだ明らかにされていない縄文時代の宗教感の研究の礎とするべく、頑張っていく
とのことでした。
また、この出土品の最大の特徴は、バナナの皮でできている、ということで、乾燥したここの自然環境が
偶然、プラスに作用し、このような完璧に近い保存状態で出土した、ということでした。
それでも、スキャナから速く出さなければ。

これがソレです。