sin,事故る!!

いやー、なにがサイワイになるかわからんもんっすねぇ。
そしてまた、なにが不幸の原因になるかもわからないもの。
カニミソのたくさん詰まった俺のアタマの中を今覗いて見ると、
他の人にはわからないだろうけれど、自分の中では次の事柄が
きちんと一本の線でつながっているのであった。
それはどんな事かというと
・小学校の時、よく砂場で空中回転をして遊んだ事。
その当時は,クラスで空中回転のできる奴が俺ともうひとりだけしかいなかったので、
調子に乗って毎日やっていたのだがそのクセがしみつき、走り幅跳びのテストのときに
いくらきちんと跳ぼうとしても空中で回転してしまう俺であった。

・オリンピック柔道
テレビをほとんど見ない俺であるが、各選手の活躍は、すげぇなぁ、と思っている。
中学の体育の時間、俺は柔道を習った。基本的な受身や、腰車という投げ技を習い、
今度は2人1組になり、投げと受身のテストがはじまった。
俺はサワノという奴と組む事になったが、内心、サワノが気の毒になった。
それはなぜかと言うと、俺もそれほどタッパがあるわけでもないのだが、サワノといえば
大変小柄で、俺が彼を投げることはできても、その逆は難しそうだったからだ。
うまく投げられないいと彼の成績がさがってしまう。俺は親切なのだ
俺がサワノに投げ技をかけ、うまく決まった。次はサワノの番だ。
クラス中の奴らが見守る中、チビサワノは健気にも俺のえりを持つ手に力をいれ、グイと
身体をひねった。そしてその瞬間、俺はジャンプしたのである。
オォッ、というどよめきの声が響いた。
よほどタイミングがよかったらしく、俺の身体は足を高々と宙に舞わせて、畳に転がった。
投げたサワノ本人もかなり驚いたらしく、ボーゼンとしていたが、俺の心の中では、あぁ、今日も
いい事をした、という、極めて自己満足的な幸福にみたされていたのだ。彼の体育の成績は
どうだったのか知らないが。

で、今日の午前中、仕事をしていた俺は、忘れ物に気がついた。片道15分ほどの距離なので
俺は、この間、カネもないのに10万円もかけて修理し、絶好調の単車にまたがり取りに行く事に
したのである。
もう少しで自宅、というところに郵便局があり、その前に止まってる駐車車両のカゲから、一台の
車が出ようとしているのが見えた。万が一の事を考え多少減速し様子を見たのだが、その車が
止まったので、俺は認識されていると思いそのまま進むと、3メートル前でいきなり車が出てきた。
あと2秒あればシートに足をかけて跳びあがることができたがそんな余裕はなく、かつブレーキを
かけても完全に間に合わないので、妙に冷静だった俺は,ブレーキをかけて体制をくずすよりも、
ぶつかる瞬間に跳びあがることにした。
が、跳ぶ力の方向を間違ったか、単車のハンドルに足を引っ掛けてしまったのか、空中で
身体が前回転してしまった。しかし、昔やっていた空中回転のおかげか、どっちが下でどのくらいで
地面にぶつかるかがなぜか分かったので、うまく身体をひねって受身をすることに成功した。
それでもさすがにアスファルトに叩きつけられた衝撃が多少コタエたので、邪魔なヘルメットをとって
一息ついたところ、相手のドライバーがオオアワテでやってきた。こっちが冷静なので、逆に気の毒
なほどだ。
「だ、だ、大丈夫??で、すか???」
「うん、大丈夫ッスよ。受身したし。それより、すんませんけど電話かしてもらえます?」
そこで、職場に電話をし、今、事故って道路にうずくまってるところなので、仕事に戻れない、などと連絡をし
それから
「あのー、すいませんけど、俺のバイク、他の車両の迷惑になるんで、道端に寄せてもらえますかね?」
さすがに当事者だけあって、彼は王様の命令を聞くように、全速力で命じた仕事をやるのだが、
事故ったからといって事実を曲げて自分有利な状況に持っていったり、被害者だからといって、必要以上に
イバる、というような男らしくないマネは俺はダイキライなので、あくまでも礼儀正しくふるまったのだった。
すぐ前が消防署で、救急車が出てきた。お、あれは俺んだ、などとなぜか多少は得意になった俺だったが
病院で診察すると、ホネはなんともなく、打撲だけで済んだ。右足でびっこをひいてるが。
病院と調剤薬局の受付のおねーちゃんが2人ともとてもカワイかったので気分を良くした俺は、ハナ歌
まじりで向かいの警察署に足を引きずりながら歩いて行った。事故処理のためである。
先方の事情聴取も済んでいたので確認したが、すべて事実だったので、あぁ、良い人に事故られたなぁ、
と思いつつ、俺はおまわりさんに一番聞きたかったことを聞いた。
「そんで、ボク、どのぐらい飛んだんですかね?」
そしてその答えは、5メーター80センチだった。うむ、なかなか俺もやるな、しかし着地がまとまらなかった、
などとオリンピック化した俺の脳は考えたのだが、これはもしかして地面にぶつかった衝撃のせいかも
しれない。多少フラフラするのだ。
俺は相手の人に、俺がどのような見事な空中姿勢で飛んでいったのか聞いてみたが(知りたかったのだ)
相手の人はひたすら恐れ入るばかりで教えてくれなかった。残念。別に怒ってないってば。
というワケなんでありますよ、みなさん。おぉー、sin、大丈夫なのかぁ??と心配してるミナサン、
大丈夫ッス。ネタにしてるくらいなのでネ。また、電話もかけてこないでください。電話、コワレました(笑)。
でも、これはジコとは関係なくコワレたの。ぎゃはは。電話はオシャカになりそうなので、これを見てる
俺の友達は、メールにて電話番号を連絡の事。タノム。
さて、久々に本を読む時間ができたぞ。(^。^)