どうも最近、うちのミセがうまいのがバレたらしく、忙しい日々を送っている。
そんな中、ベンガル美人モーリーにもファンがついた。あいにく彼女はいつもいるわけでは
ないので、その日は会うことはできなかったが、本人に伝えると喜ぶだろう、と思い、
教えてあげる事にした。
「モーリー、おっはよう!」
「オハヨウゴジャイマース」
「昨日ね、モーリーのファンがきたよ」
「ファン?ナンデスカ?」
これを説明するのは少々めんどくさい。
そこで俺はファイティングポーズをとり、コブシを振り回し、エイドリアーン!と叫んだ。
そして、
「キャー!ロッキー!」(なぜかそれしか思い浮かばなかったのだ)
と声援のマネをし、どうだ、という表情でモーリーを見た。
これで通じなかったら実に恥ずかしいのだがなんとか通じたようで、モーリーは顔を輝かせ
「ドンナヒトデスカ」
と聞いたので、
「うーん、ファーストインプレッション、ルックライクちよっとヤクザ」
というと、
「オオー、ワタシシンパイデス」
と言っていた。
最近俺は、カベ夫に夢中だ。
カベ夫とは俺の仕事場の横にあるガレージにいるクモのことである。
ときどきハエなどを捕まえては、いそいそとエサを与えに行くのだ。
どぇーっ!クモぉ?なんていう奴もいるだろう。確かに外見はブサイクかもしれん。
しかし、いまやキャラクターの時代なのだ。それに、いつも自分の巣でひとりぼっちだし、
人間サマみたいにしょっちゅう諍いを起こしては相手を傷つけることもしない、ただ、ただ静かに
毎日を暮らしている。実に見上げた精神ではないか。
だから俺は、もし部屋にクモが巣を張っていても、仲良く一緒に暮らす事にしている。
別に迷惑をかけるわけでもなく、しかもハエやカをとってくれるのだ。冷静に考えれば
なかなかいい奴なのだ。
最初のうちは,女性軍団のサキちゃんやモーリーはかなりキモチワルそうにしていたが、
徐々に慣れ、最近では、sinさん、そこにハエがいるよ、などと教えてくれるようになった。
ハエのほかにも鳥のカワやシメジなども与えてみたが、カベ夫の好みには合わないらしく
食わないようだ。
毎日一生懸命世話をしているおかげで、カベ夫も最近はかなり成長著しく、立派になってきた。
目標はもちろん日本一の大きさだ。
ここまで書いてウンコをしにいったが、便座を下ろすのを忘れて、便器にはまってしまった。
昼間からビールを飲んでいるのでこうなる。あぁ、冷たかった。カベ夫、love。