いっちゃんとカタマリ

最近、お前は何をやっておるのだ、と聞かれると、こういう事をやっている。
職場のキタ君がこの間、1ヶ月前のコーヒー牛乳を間違って飲んでしまい、通勤の道すがら、
気持ちワルクなって吐いた、という。
そのコーヒー牛乳を飲んでる際、、なにかゴロッとした感じのピンポン球の様な、柔らかい
カタマリが口の中に入ってきたそうだ。
「いやぁ、sinさん、あのカタマリってなんでしょうかねー?」
と彼が聞くので、
「あぁ、それはね、コーヒー牛乳のタマシイだよ」
俺の中ではかなりポイントの高いリアクションだな、と思ったのだが、思ったほどウケなかったので
遺憾であった。
このように、朝は7時20分ごろから夜は9時半くらいまで、バカを言いながら働きまくっているので、
このページを更新するのもなかなかホネが折れ、ギブスをしなくてはいけないような状況なのだ。
で、カタマリといえば、whoopsのノリエの家に遊びにいってて思い出したことがある。
それは、いっちゃんという、大学時代の俺の先輩のことだ。彼は年をくっていたので同学年であったが
そのユニークなキャラクターは周囲の人々に大人気で、テレビのレギュラーまで持っていた。

で、どんな人物かというと、こんなふうだ。
ある日、彼がいつものようにサスペンダーをバッテンにかけて街角を歩いていると、パツキンのジンガイに
声をかけられた。モルモンの宣教師の二人組みである。
「チョットイイデスカ。アナタはバプテスマをシンジマスカ?」
「へ!?」
「タチバナシもナンデスカラ、スワリマショウ」
お、何か奢ってくれるのかな、と彼は思ったが、連れて行かれたのは公園のベンチだった。
外人の一人は、いっちゃんが言うにはバイザウェイさん、という名前で、もう一人は日本語が
しゃべれないらしい、ウダツのあがらないデブだった。従って、いっちゃんは、必然的にバイザウェイさん
の方を向いてしゃべることになる。
「アナタは、ニンゲンにトッテ、イチバン大事ナモノハナンダト思イマスカ?」
「え、あの、おカネですか」
「…チガイマス…。ソレハ、『イノチ』デス」
「あ、そうですか」
そこでいっちゃんはデブのことを思い出し、何やってるだろ、と振り返ると、奴は親ユビでアリどもを
潰しているところであった。

で、カタマリの話だが、そもそも彼と知り合ったのは大学時代のバンドつながりだった。
彼はコミック系の札幌パープースピリッツ、というバンドをやっており、それぞれ別のサークルに
属していたのだが、ひょん、という音と共に、我々はトモダチになったのだった。
彼らのバンドの練習中に、メンバーの一人がウンコをしにいった。
彼はガオさんという人であったが、サークル棟のどこを探してもカミのある便所が無く、あちこちさまよった
末、はるか遠くにある職員専用の便所でカミを発見し、1キロほど身軽になって戻ってきたのだが、
それから程なくしていっちゃんも、俺も便所行ってくる、と言い残し、スタジオから出て行った。
あの様子ではきっとウンコだ、などと残ったメンバー達は話し合っていたのだが、いっちゃんは
意外にも思いのほか早く帰ってきた。
「いっちゃん、今何してきたの」
「…何ってお前…、ウンコだよ」
「え、どこで」
「どこでって…ここの2階だよ」
「でもさー、あそこ、カミ無かったじゃん」
「あぁ、カミなかったからシンで拭いてきた」
いっちゃん話はここでオワリ。彼については書きたいことがいっぱいあるのだが、文章にするのは
難しい。身振り手振りが必要になるのだ。
カタマリつながりでもうひとつ思い出したことがあるので、ついでに書いておく。
タマ、という奴がいた。ネコではなく、高校時代の同級生で、とてつもなくギターのうまい奴なのだが、
ある日、教室でタマに会うと、いつもはファンキーな奴なのに、なにか沈んで物思いにふけっている。
タマ、どうした?調子わりーのか、と聞くと、
「あぁ、今日出がけにウンコしてたんだけど、時間が無くって途中で切ってきた、とおっしゃっていた。
おぉ、貞治。ソウ、猛、茂。