夏の日をクールにすごしちゃう

いやいやいや、キャンプにいってきたのだ。
毎年恒例のことなのだが、テントの張れそうな河原を見つけ、そこでつりをしつつ
サケと料理を喰らう、という酒池肉林状態だ。で、日に焼けてハダがちりちりと痛い
今日この頃、どうお過ごしですか。あ、そうですか、そりゃすごいや。

今回のお題目は、「夏の日をクールにすごしちゃう」である。今、きめた。
しかし、しょっぱなから脱線するのだ。
今夏、スタジオ字ぶりの、お、この変換はいい。「千と千尋の神隠し」が公開になっているが、
俺は以前に宮崎作品で驚くべき奇怪な体験をした事がある。
それは「耳をすませば」という作品をフジ子と一緒に見に行ったときのことである。
大抵の場合、俺は足を伸ばしたいので、通路のすぐ後ろにある座席に座る事にしてるのだが、
その映画館の作りは多少変わっていて、階段を上ってホールに出、すぐ振り返ると、通常は
後ろの席に上がっていく通路があるはずなのだが、そんなものはなく、すぐに座席があるのだ。
さっそくそこに座り、始まるのを待つことにする。
館内が暗くなり、しばらくするとさっき俺たちが入ってきた階段からがきどもを2人連れた夫婦が
入ってきた。どうやら暗闇に目が慣れていないらしく、あちこちをキョロキョロと見回している。
前方の席のほうはかなり混んでいるのがわかったらしく、後ろに行くことにしたらしい。
で、きゃつら一家は、そのままくるりと振り返り、信じられない事に、一列になって俺の上を
上がってきたのである!
あまりのデキゴトにさすがの俺様も反応する事が出来ず、その俺の人の良さにつけこみきゃつらは
フトモモまでクツも脱がずに、しかも降りてからも謝罪の言葉さえなく、どこかに消え去ってしまった。
通常であれば六花亭のマルセイバターサンドの詰め合わせなど持ってごめんなさい、などと言って
しかるべきなのだが、こんな奴らは鬼太郎さんに手紙を書いて地獄送りだ。

と、ココまで書いて、クールに過ごすグッズの最たるものである心霊写真を探したが、ない。
マジであるのだが、見つからないのだ。きっと霊のせいにちがひなひ。
その写真は中学の修学旅行中、列車の中でサワノという奴(どっかの話に書いた)をうつしたもの
なのだが、左上の隅に、帽子をかぶった車掌風の男が写っているのである。うむむ、残念。
で、仕方が無いので他人に聞いた話をする。
トカジという奴がいた。彼は大学の音楽サークルの仲間だったが、霊感の強い奴だった。
彼の親は転勤族で、その時は室蘭に引越しをしてまもなくの事だった。
トカジの部屋の壁には不思議な四角いくぼみがあり、(後から考えると仏壇を入れるところかもしれない
と彼は言っていた)ある天気のいい日曜日の昼間、その部屋で机に向かい本を読んでいると、
風も無いのにカーテンゆらゆらと動くのである。
なんか気持ち悪いなぁ、と思っていると、彼の後ろでペリ、ペリという音がするのである。
それはあたかも裸足で畳の上を歩くような音で、驚いて振り向くがなにもいない。
へんだなぁ、と思って本を読み始めるとまた誰かが歩いているが、やはり誰もいない。
おかしい、と思っていると今度は本当に来たらしい。耳元で息を吹くような「ふっ」という音が聞こえたかと思うと
なまあたたかい風が首筋にかかり、彼は大声を上げて裸足のまま外に逃げ出したそうである。

Sという友人がいる。彼もまた大学時代のバンド仲間である。しかし、主役は彼ではない。奴の妹の
Mである。S家の一階にあり、誰もいないのに、窓をノックされる事が何回かあったと聞く。
ある夜、彼女はベッドで寝ていた。彼女の部屋には窓がひとつだけあり、ベッドはその窓に
ぴったりとくっついて置いてあった。夜半過ぎ、彼女は頭の右側を押されているような感覚で目を覚ました。
彼女は頭の左を下にして、窓の方を向いて寝ていたのだが、目を開けると、髪の長い、青白い顔をした
女の人が、手を彼女の頭の左側にのせ、覗き込むようにしていたという。
Sは、恐怖で2階に駆け上がってくる妹を目撃している。そして、妹の部屋には、ベッドと窓の間に
人が立つ場所など無いのだった。

札幌には、通称、お化けトンネル、と呼ばれていいる「小別沢トンネル」というのがある。
結構有名な場所だ。
そして、そのトンネルの向こう側に、俺の友人、ワダがすんでいた。
「ん?あそこはでねーよ。俺、毎年トンネルの中でロケット花火とかやってるもん」
などといっていたから、きっとでないのであろう。
彼のうちは農家で、古い作りだがなかなか広く、趣のある建物になっている。玄関も広く、
引き戸を開けてすぐのところに大きなカガミが据え付けてあった。
或る日、隣の(とはいっても結構離れてはいるのだが)ばあさんがワダ家を訪れた。
「まぁまぁ、いらっしゃいませ」
と向かえたワダの母が映った鏡をみて、ばあさんは
「いやいや、どうもお世話になって」
などと挨拶したそうである。セキセイインコかい。

あ、オチがないがTroutさんに脅されて、突然更新するからこんなことになったのだ、と
人に罪をナスリつけ、気分良くビールを飲んでる俺なのだ。