Sin という人(小ネタ?編)
前回は、Sin氏との邂逅、及びその出現について講義を行ったわけであるが、今日は
微に入り細に穿ったいわゆるひとつのミクロ的な視点より、その人物像を探ってみよ
うと思う。
あ、そこのキミ、出席カードだけ出して退出しないようにね、単位あげないよ。
1.それは、とあるウララカな初夏のことであった。
私たち新入部員は、サークルの雰囲気にもすっかりなれ、(部特有の挨拶「でしたー」も
照れずにいえたりする、の意 変な挨拶でしょー、でも未だに面々と続いているので
す、後輩の話では)部室の前のろーかに陣取って、今にも壊れそうな(というか見かけ
はガラクタ同然の)ラジカセに、かわるがわるセコいカセットテープを入れては好き
な曲を聴いていたのであった。
私は隙をうかがって、Led Zeppelinの曲の入ったテープをかけた。
何しろユダンすると、その頃はやりも終わりかけたデュランデュランなどをかける
(んー、なつかしー)不届き者がいたりするのだ。
「もっとロックを」と思った私はトクイガオで(と、言うのも、そーゆー汗臭いのを
かけると必ずヤーな顔をする軟弱者がいるからだが)、かの名曲「Living L
oving Maid」を、「かっこいーわー」などと悦に入って聞いていると、曲
もだんだんに進み2番あたりになってきた。
ロバート・プラントのプラチナのような声が(どんなんじゃ)♪Alimony,A
limony,Payin’Your bills♪と叫んだその時。
「なー、ここよー“泡盛泡盛“ってきこえねーかー」と、一言を発したお方がいら
しゃったのである。
2.それは、秋の学園祭も近い、とある日のことであった。
私は、1年目のくせしやがって、全くナマイキにも諸先輩方をその色香で惑わし、学祭
用バンドを急ごしらえしたのであった。
先輩達「そんで、おまえ、なにやりたいのよ」
わたし「ジャニス・ジョップリン!」
先輩達「ほほーっ」
と、いかにもむさくるしいオトコばっかしのサークルにむざむざ入部してくるとい
う、勇気ある女性らしい一言で、諸先輩方を手なずけた私は、さっそく練習に入った
のであった。
私はジャニスが好きで好きで、ぜひ名曲「Piece of My Heart」を
歌いたかった。
こそで、いや違った、そこで、さっそくカセットテープを(しかし、時代よのう、今の
学生カセットテープなんて使わんのだろうなー)持参して、諸先輩達に聞いてもらった。
ジャニスのヴォーカルは曲の進行とともに感極まり、「Come on Come
on」と来たその時。
「なー、ここ、“こーもんこーもん“ってきこえねーかー」
...(この神聖なるSin siteに、このような下劣な言葉を書いた私を、神よ許したまえ)
それもこれも、「ブルースギタリストってトコがまた渋いよな」などと、後輩の羨望
のまなざしを集めつつあったSin氏であった。
しかしながら、その後、後輩連中の口から「ブルースギターってトコが云々」などと
いう賞賛の言葉が漏れることはなくなったのである。
って、どーすかねー。小ネタの割に長いっすけど。音楽聞かない人にはチーとも面白
くないかもしれないっす。
つー事で、じゃー股ー!