いやいや、ミナサン、お久しぶりでございますな。とにかくなかなか自分の時間がとれんのだ。
その上、こんなに忙しいのにタイ語教室にも通う事になった。なかなか濃い人生なんである。
まずは近況報告。さっき、ダイエーに買い物に行ったのだが、そこにウンコそっくりのカリントウが
裸のまま、山ほど盛られていた。「原始糖」という名前らしい。これはモーリーに買っていってやると
驚くかもしれない、と思ったが、フンぎりがつかず、やめといた。
先日、店にヤクザがきた。とはいっても常連の良いお客ちゃんである。モーリーに
「あの人はヤクザだよ」
というと驚いていたが、彼らに年いくつ?と聞かれ、
「ヒミツデス」
などと言っていた。うむ、なかなかやるな。彼女の日本語の上達には驚くべきものがある。
一方、サキちゃんが結婚の為静岡に行ってしまったので、かわりに来たのが大学卒業したての
アヤである。彼女は実に素直な性格なので、からかい甲斐がある。
俺のようなタイプの人間には会ったことがないようで、どう反応していいかわからないようなのだ。
例えばシャケを焼いていると
「うわー、いいにおいですねぇ」
「…かわいそうに…こんな切り身にさせられて…焼かれて…。」
などと涙ぐんで話すと目をまんまるにする。
さらに、
「今はこんなになってるけどな、現役の時はすごかったんだぞ。俺なんかガンつけられて2回も
カツアゲくらったんだぞぅ、シャケに。あの目つきにマジびびったもん、俺」
などというと、返事もできない。
しかし、最近になってなついたせいか、なかなか見事な切り替えしをしてくるようになった。
良い傾向である。しかし、彼女はもうすぐ田舎に帰るので、こうした会話を向こうに持ち込んで
村八分にされないように祈っているのである。
こんな毎日ではあるが、酒だけは毎日のように飲んでいる。本当は日本酒やワインが大好物なのだが、
そんなものをがぶ飲みしていると生活が立ち行かなくなるので、もっぱら酎をのんでいるのだ。
肴はあまり食わない。もっぱら酒のみをただただ飲むのである。
我が家には、酒を飲む為のグラスだけは一流品がそろっていて、赤ワインの時にはバルーン形のグラス、
日本酒の時は沖縄で買ってきたぐい飲みか、お気に入りの湯のみ茶碗、ウィスキーの時にはドイツ製の
素晴らしいカットグラスを使う。
良い酒を飲む時、瓶をあけるのはとても楽しい時間である。
グラスにたらすとまわりに良い香りが広がり、さらに口に含むと、きらきらとした風味が広がっていく。
お日様に照らされて育った米や麦、葡萄の精が、驚くべき手間をかけられ、この瓶に詰まっているのだ。
そういえば、去年の冬だったか、ニッカのウィスキーが本場スコットランドの酒(スコッチね)をおさえて
権威ある賞をとったらしい。創業者である、故人の竹鶴さんはまだ日本に本格ウィスキーがない時代、
スコットランドで製造を勉強し、その成果を日本に持ち込んだ。そうしてサントリーから初めて国産ウィスキー
を出す、という快挙をなしとげたという大変な人だ。彼はその後、独立し、北海道の余市に「大日本果汁」
を設立する。これが今のニッカである。そして、創業以来、常に品質第一を考え、今回の受賞である。
素晴らしい。
思えば、実に人間臭い飲み物である。そして、俺はその素晴らしい味わいの影にある人間臭さを愛する。
で、CDと同じようにジャケ買いして時々失敗する。
最後に俺の好きな酒。
出羽桜吟醸 それほど高くないが、ウマい。すばらしい香りがする。
白ワイン ドイツの「アウスレーゼ」と書いてあるもの。甘露である。
シードル ご存知ニッカの傑作。でも、高いのでなかなか飲めない。
あぁ、ここまで書いたら酒が飲みたくなってきた。やめよう。
で、オススメの酒がある人、教えなさい。まる。