先日、フジ子のネット友達のジルさんが神戸から遊びに来て我が家に泊まっていった。
かわいらしい女性の訪問は大歓迎なのである。で、昨日は普段高くて買えない日本酒を
飲んだ。お土産でもらったものだ。お土産大大大歓迎なのである。
ウチに来なくてもいいからお土産だけくれ、今くれすぐくれ3分でくれと、今これを見ている人たちに声を大にして
叫びそうになる自分をなだめ、英国紳士らしく振舞わなければ、とブルジョアの俺は思うのであった。
昨日の夜からアラレかヒョウのようなものが降り、しまいにはゾウまで降ってきたらどうしよう、と思いつつ
ビシバシと氷のカタマリがふってくる中、先ほどタイ語教室から帰ってきたのである。
運転中、ミスチルをずっと聴いていた。俺は彼らのバンドとしての音には別に興味はないのだが、
楽曲は文句なしに素晴らしく、自分の過去の思い出と照らし合わせて、少しだけ心が熱くなった。
いまでもぽかぽかしている。実に気持ちがいい。
この映画は俺が大学生のころ、今はもう無くなってしまった小樽のサードベースというちっぽけな映画館で
公開していたのを見に行ったことがある。
以前、タモリがミュージカルというのはバカみたいだ、といっていた。確かに、実生活で何かの行動中に
突然歌い始めたら気のふれたヤツと思われる危険性が大であるが(でも、俺は時々やるのだ)、娯楽作品、
ということで考えてみると、これ以上に華やかで楽しいものはないのかもしれない。
ともかく、一度見た俺はこの映画が大好きになったのである。
ハリウッドのサイレント映画の大スター、ドンと売れない時代からの相棒コズモーは新作の映画製作に
入り始めるが、そこにトーキー映画の大成功というニュースがはいる。これから主流になるであろうトーキー
に乗り遅れてはならじと彼らも手がけ始める。その舞台裏話にドンの恋人気取りのリナと、さらにキャシーとの
恋がからみ、さらにさらに素晴らしい歌とダンス、コメディータッチのストーリーがバランスよくからみ、
見終わった後はきっとどんな人でもにっこり笑っているだろう。
有名すぎるほど有名なこの映画の邦題は「雨に唄えば」という。珍しく素敵な邦題である。
踊りと言えば、今思い出したが、俺が高校生の時、札幌に釈迦曼荼羅という物凄い名前のディスコが
あった。(当時はクラブなんてものはなかったのだ)俺は2階の自分の部屋にハシゴをかけ、親にバレないよう
に友人たちと出かけたのだが、家に帰る途中でチンピラに絡まれた。デカい車で我々に近づいてきたのだ。
チ「おまえら、カネ、もってねーか」
友「いやー、すんません、今遊んできたばっかりなんでぜんぜんないっすよー」
チ「んじゃー、おまえらさ、事務所の電話番やんねーか?」
友「いや、そりゃちょっとやばいっすよー」
そのとき、酒を飲んですっかりゴキゲンだった俺は何をやっていたのかというと、後部座席に座っていた
チンピラのにーちゃんにギャグを連発して大笑いさせていたそうである。覚えていないのであるが。
余談であるが、ずっと読みたかった宮部みゆきの「模倣犯」を新バイトのアキコが貸してくれた。彼女はとても
キレイな髪の毛の持ち主である。で、やっぱり凄い面白い。しかし、寝る前に読む時間が徹底的に少なく、
毎日読み返しているので、よくわからなくなってしまった。落ち着いた時間が取れたらもう一度最初から
読み返し、この傑作を充分堪能したいと思っているのである。