モーリー出産。

最近はなんだかんだと忙しかった上に、体調がイマイチで更新を全くしていなかったのだが、なかなかいいしらせが
あったので、先日図書館で借りた4冊の本を3冊目まで読み終えた今、こうしてパソに向かっているのである。

かねてから、俺の妹扱いしているバングラデシュ出身のモーリーが、無事女の子を産んだのだ。

つい先日、「ヨテイビハ5ガツ16ニチデス」などと聞いていたのだが、5月16日に入っていた留守電には、
「sinサ〜ン、ワタシハマダダイジョウブデス」などと連絡が入り、週末に「ウマレマシタ」と連絡が入った。
なので、休みの今日、意気揚々と花束を買い、産婦人科に出かけたところ、「つい先程退院されました」などと
かわされてしまったので、モーリー家まで、赤ちゃんの顔を見に行くことにした。
身近に赤ん坊などいない生活をしているので、おもちゃみたいな小さな指に、きちんとツメがついているのがとても不思議な感じ
なのだが、びっくりしたのは、現在では、おなかの中にいるときの写真まで撮影し、それをもらえるということだ。
ほぉーっと感心し、胎児の写真を見ていると、
「ドウデス、カワイイデショウ」
「この写真じゃわかんないよ、モーリー」
きっとお母さんのように、美人になるに違いない。

ところで、俺の店のお客ちゃんは、音楽関係者の割合がとても多いのだが、先日も、リコちゃんがきてくれた。実にうれしい。
彼女はスラリとしていて、大変かわいらしい女性なのだが、ライブになると怒涛のごとくトロンボーンを振り回しつつ、かつ舞い踊り、
一緒に演奏していると、ついついノセられて、俺は彼女と音を出すのがとても好きなのである。
多才な彼女はトロンボーンの他にもビーズのアクセサリー作りやダンス、ゴスペルもやっているようで、さらにH大という、レベルの高い
教育機関を卒業した頭脳で、頭の回転が速く、話をしていても、とても楽しく素敵な人なのだ。
しかし、突然、不思議なことを言い出す。
「『道の駅』って海にはあるんですかぁ?」などと言い出す。
さらに、海へはどうやって行けばいいのか、海のどこで泳げばいいのか、などと言い出す。


俺は、この文章を書く前に、書いていいかい?とメールを送ったのだが、その返事は、俺が書くのを大変楽しみにしているようで、
彼女のニコニコ顔を思い浮かべて、ネタとしてちょこっと書こう、としか思っていなかった俺は、そういう訳にもいかなくなり、リコちゃんを知っている
人に多少の取材を試みた。
いろいろ聞いてみたのだが、札幌在住の俺が、雪を見ても珍しく思わないように、彼女の言動の周りには不思議さがウズ巻いており、
それがあまりにも日常チャメシゴトなので、かえって目立たないようなのである。木を隠すには森なのだ。
それでも、いくつか聞きだせるエピソードがあったので書いておく。これは本当にあった話だ。

・彼女は焼肉とバーベキューとスキヤキの区別がつかない。、豊平川の河川敷で焼肉パーティをやったとき、生卵を買うのを忘れたと
 あわてていた。

・左ハンドルの車は違法と思い込み、サックスのウラさんのポルシェで送ってもらった時、警察につかまるのを恐れ、とても緊張していた。

・トンカツの「かつや」に飯を食いにいった時、カツドンの松・竹・梅のランクを見て、「これって梅ソースなんですかねぇ?」などと言った。

・日本酒、ワイン、ビールなどの区別がつかなく、しかも炭酸水というものがあるということも知らなく、カクテルというものは、酒と酒を
 混ぜ合わせ、その化学反応により、ブクブクと泡が出る、と思っていた。リコちゃん、それでは毒ガスで死んじまうじゃん。

もう、終わってしまったのだが、先日、円山の「月庵」にて彼女も出品した手作りマーケットをのぞいてきたのだが、
えんぴつやら革製品やら、とてもクリエイティブなパワーにあふれた物がたくさんあり、あぁ、俺もしなやかな感性はいつまでたっても
持っていたいなぁ、としなやか過ぎるほどシナヤカなリコちゃんに、尊敬の念を強めるのでアリマシタ。

最近は新しい著者を開拓しようと思っているのだが、カネがないので図書館へ通っている。先週借りた、高野和明著「グレイヴディッガー」を読んだ。
これは、その前に買った「13階段」という本が大変面白かったので、おお、この人はいいぞ、と思い、借りてきたのだ。
内容としては、ただ逃げて逃げて、目的地にたどり着く、というものなのだが、とてもスリリングで実に実に面白い。
いやー、俺的には「買い」ですな。とりあえず、著作を全部読んでみよう。

「プラネタリウムのふたご」いしいしんじ著。静かな文章の中に、いろいろと大切なことがたくさん書かれているような本。
知り合いのライターであるN村さんが、同著者の「ぶらんこ乗り」を進めてくれたのだが、無かったので借りてきた。

最近は、竜ちゃんが持ってきたマンガの「東京ラブストーリー」「考える犬」がなかなか深く、読みふけっている。

さて、これから宮部みゆき著「あかんべぇ」を読むかな。