うああ、寒い寒い!札幌の道路はもう、ツルツルだ。
今日、試しに急ブレーキをかけてみたところ、ABSなのに5mも滑った。ううう、恐ろしい。
大体、氷の上をゴムのタイヤで走るというのも凄い事だが、俺は、雪道を車で走行すると、あの恐ろしい思いが
蘇ってくるのだ。
小樽で無職時代を過ごしていた俺は、友人に声をかけられ、ultra
sonicsというバンドに参加することになった。
このバンドはオリジナルをやっていたのだが、メンバーも腕の立つ連中でなかなか評判がよく、とても勉強に
なる面白いバンドだった。
(TOPのヤギの写真は、その函館ツアーの時に撮ったものだ。素晴らしい才能を持つボーカルの森岡は、
東京でadult education というデュオをやっている。お近くの方は是非!)
その第一回目の音合わせの時、札幌へ向かって車で走っていた俺は、ほぼ直線に近い道路で前タイヤが突然
スリップし、スピンしながら中央分離帯に激突したのである。
激突の衝撃で運転席側の窓ガラスが粉々に砕け、俺の髪の毛はクリスマスのイルミネーションのようにキラキラ
になってしまった。
怪我はちょっとしたスリ傷で済んだのだが、今日のような凍った道を走ると、恐怖を思い出すのである。
積もってくれれば安心だし、少しは暖かく感じるのだが。
さて、店の準備も進み始めている。
カネがないので、タダでできる広報戦略の一環として、店の住所をのっけておく。「タダ」うーん、いい言葉だ。
俺が死んだら、墓石にも刻んでおきたいくらいのアリガタイ言葉だ。
店名は「gopのアナグラ」という。
好きなカレーを作り、一日中自分の聴きたい音楽をかける。自分のための店なのだ。
札幌市西区山の手3条6丁目1 「もりもと」さんの向かい。木曜定休の予定だ。
ということで、しばらくはフジ子に働かせてヒモ生活をしていたのだが、これからは馬車馬のごとく働かなければならない。
しかしながら、この休業期間はいろんなイベントに参加し、さまざまな人たちに知り合えてなかなかに楽しかったのである。
11月半ばにライブが一本あった。Rub*LickGrooveというバンドである。
このバンドはホーンも含め、12人ほどいる大所帯なのだが、テクニック云々よりも迫力で押していける、なかなか楽しい集団
なのだ。仕事が始まるとバンドどころではなくなるので、ライブに参加はもうできないのではないかと思うのだが、機会があったら
また遊んでほしいと思っている。
今回はギターソロが1箇所あったのだが、なんせステージ上手の俺の前にはブ厚いホーンセクションがいて、俺の立位置が
コンクリートブロック2枚分しかなく、ソロの際はホーンのスキ間をもそもそと前に這い出、巣に這い戻る虫のように後ずさりで
戻らなければならない。
衣装はギンギラだ。銀髪のズラにベルボトムのジーンズ、ガネーシャの絵が描かれた燃えるような色のシャツ。
名古屋行きのフェリーで友達になったユキさんも来てくれたのだが、話しかけても30秒程は俺を認識してもらえなかった。
続いて、北郷にあるスープカレーの人気店、「べす」より手伝い依頼が来たのでバイトしに行く。
ここのマスターと俺は、新しいスパイスを見せに行ったりお互いに自分のやり方を教えあったりするカレー馬鹿なので
なかなかに仲がよいのである。
札幌のカレー業界は狭いらしく、俺の店に来てくれていたお客ちゃんも何組か来店し、しかもなかなか客の入りもいいので
あぁ、こんなふうに可愛がられる店にしないとなぁ。と思ったのである。
ラテンラボ、というのもあった。
札幌の音楽シーンではかなり有名なNaoyaさんという人がいるのだが、俺は彼と大学のときに一緒のバンドに参加していて、
これまた仲が良いのであるが、彼からそのペンション1泊合宿イベントでカレーを作ってくれないかと打診が来たのである。
よくよく話を聞いてみると、共同主催の方は、俺の店にいつも来てくれていた常連のピアノ調律師で、彼とNaoyaさんは
同級生だ、という世間が狭い話だった。これは参加せねばなるまい。
カレー、たこのカルパッチョなどのツマミ、タイ風汁ソバなどを作り、なかなか好評で良かったと思ったのだが、
もっと良かったのはパーカッション講座でボンゴの音の出し方を教わったことである。
打面が2つしかないこの楽器は、テクニックの差が歴然と出るシビアな楽器で、俺がいくら一生懸命に叩いても、まったく
いい音がならないのである。これは難しい。
しかし、コツをつかんでくると10回に1回でも、ヌケのよい音がするようになり、おおお、これはオモシロイゾということに
なるのである。
そのほか、各楽器の講座が合ったりダンスの講座に参加したり、酒をかっくらったりしていたのだが、sin、ギターを弾け、
ということになり、ジャムセッションに参加した。ギターの方が今回参加していなかったので、ラテンやサルサという
音楽の中で、ギターがどういった役割をするのかすらまったく知らないので、俺のスタイルであるブルースで通してきた。
しかし、
俺の好きなアフリカ音楽にも通じるものがあり、かなり楽しんで帰ってきたのである。
機会があれば是非参加したいものだ。
先回に書いた小猫は、無事飼い主が見つかった。協力してくれた方々、ありがとう。
短い間でも、毎日触れ合っていると状が移るものでチと寂しい気もするが、いつかまた飼ってみたいもんだと思っている。
なにがかわいいかというと、猫のいる日々、日中俺は外出がちだったので、帰ってきて部屋に入ると、チビは走ってきて
俺の足に抱きつくのである。
おお、俺がいなくてそんなに寂しかったのか、といい気になり、ついついビーダマ、空き缶、ビニール袋、ネコジャラシダブル
攻撃等、知恵を絞った策略とテクニックで大サービスで相手になってやるのである。シゴトができん。
今、彼は豊平方面にて、猫好きの女性に飼われ、ペルシャ猫と一緒に楽しく暮らしているそうである。
そんなワケで、店は年明けてから工事に入る予定だ。楽しみながら作っていく予定なので、近くに来た際は
遊びに来てね!つーことで、ひとつ。