サージ・カヒリ・キング著「ハワイアン・ヒーリング」(国書刊行会)より抜粋
生命を表すハワイ語は「オラ(ola)」だ。
その同じ言葉が「養ったり、収入を得たりする手段、癒したり癒されたりすること、
幸福、繁栄、安全、救済、命を授けること」といった意味で使われている。
その語源には、光を発散すること、あるいは光に満たされていること、
という意味があり、カフナたちは光をエネルギーや意識の象徴として使っているのだ。
このことの背後には、健康で、生産的で、満足した生活は、
意識がたえず豊になっていくことと密接な関係がある、という大前提があるのだ。
生命を表す言葉は他にも「エア(ea)」と「ハ(ha)」があり、どちらも「息」を意味している。
このように二重の意味を持っていることは、多くの古代の教えに共通することだ。
さらに、これらの二つの単語は、水の流れと関係する意味も持っているのだ。
そして、水(ワイwai)そのものが、生命のシンボルとしても使われているのだ。
このように、生はカフナたちには、息や水のように流れ循環するものとして知覚されているのだ。
実際、ハワイの伝説や祈りの中で繰り返し現れる「ワイ・オラ(wai ola)」というフレーズには、
「生命の水」と「生命の流れ」の両方の意味があるのである。(第2章 秘められた伝統)
信念を扱うことからヒーリングを始める、というカフナの考え方は「オラ(ola)」という、
健康や癒しを表すハワイ語の中に表れている。
この短い単語には他にもたくさんの意味があり、
それらはすべてその人の人生全体をよりよくすることと関係している。
その単語の最も適切な英語の訳語は「啓発(エンライトメント)」
(オは「入ること」、ラは「光(ライト)」、光は理解や力の象徴)である。(第5章 カフナ・ヒーリングの実践)
(注)カフナ:伝統的な組織に属した訓練を受けた達人、力と知識を管理し伝えていく専門家