近代・現代短歌、俳句
佐々木信綱
歌人の国守巡り見し日にも 山きよらかに海しづかなりけむ
石川県和倉温泉に歌碑があります。大伴家持を偲んだ歌。
ゆく秋の大和の国の薬師寺の 塔の上なる一ひらの雲
会津八一
おほてらのまろきはしらの月がげを つちにふみつつものをこそおもへ
唐招提寺に歌碑があります。
俵万智
海鳴りに耳を澄ましているような 水仙の花ひらくふるさと
福井県、越前海岸に歌碑があります、[写真]
水仙のうつむき加減やさしくて ふるさとふいに思う一月
種田山頭火
鉄鉢の中へも霰
うしろすがたのしぐれてゆくか
まっすぐな道でさみしい
f地三郎
小さきは小さきままに 折れたるは折れたるままに コスモスの花咲く
f地(しょうち)先生は福岡県の障害児施設の園長をされています。