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我家の愛犬であるアイリッシュセターのあいは、実はレスキュー犬です。
レスキューといっても、家の犬がレスキューをして誰かを助けるとか言うのではなくて,反対にレスキューによって助け出された犬なのです。
そうかといって、あいがどこかの川で溺れていたのではありません。
それは、今年の2月のある日。
私がいつも行っている美容室に、その時も自分では手におえなくなった髪を切りに行った時のこと・・・
いつもの雑談の中で必ず犬のことが話題になるのだが、それはなぜかというと、その美容室にはアイリッシュセターがソファーで寝そべっているからである。20キロ以上もあるような犬がグリーンのソファーにでれっと寝ているのだから、犬のきらいな人はその美容室には行けないんだろうな。
美容室のオーナー,メグちゃんがその時に
「実はこういう犬がいるんだけど・・・」と話してくれたのがあいの事だった。
あいは、ペットショップで売られていた。
多分とてもかわいい子犬だっただろうと思う。
そして、そのかわいい子犬は千葉県の人に買われて行ったのだった。
ところが、アイリッシュという犬種はもともと大型犬である。成犬になれば雌でも27キロぐらいになる。
あいを買って行った千葉県の人は、どんどん大きくなっていくあいを飼いきれなくなってしまい
「こんなに大きくなるとは思わなかった」と、お店に返品して(普通は応じないらしい)違う小さい犬を連れて行ったというのだ。
それから5ヶ月ほど他の成犬と一緒に、お店の狭いサークルであいは過ごしていた。
アイリッシュは猟犬である。ほんとだったらいろんな犬と遊んだりたくさん走り回ったりしなくてはいけない大事な子犬の時期を、お店の冷たいコンクリートの上で過ごしたのだ。
私は、もし犬を飼うのならアイリッシュと密かに決めていた。
だって、メグちゃんの美容室に行くたびに見るアイリッシュはとってもきれいでかっこいい!あんな犬を散歩させてたらみんなが見るだろうなー自慢できるだろうなーと。。。
だいいち色が好き!
でも、メグちゃんから聞く現実は私にブレーキをかけていた。
世話がとっても大変そう。散歩も1日2回だし。たくさん遊んであげなくてはいけないし。コートも長いからそれなりの手入れは必要だろうし。。。アイリッシュを飼う人はみんな室内飼いと聞いていたのも考える原因の一つだった。築4年の我家、床が傷だらけになるのは仕方ないとしても、私はきちんと整理整頓することが苦手。犬がいたらぐちゃぐちゃがもっとぐちゃぐちゃになってしまう・・・
でも、偶然とは驚いたもので、メグちゃんにその話を聞く幾日か前に夫が
「犬とか飼いたいよなー」といったのをしっかり覚えていた。
「メグちゃん、私うちに帰って聞いてみるよ」
そういったときのメグちゃんの顔。本当に嬉しそうだった。
大型犬ゆえ、飼いきれなくなってしまい捨ててしまったり飼育を放棄したりする飼い主がいるそうなのだ。アイリッシュセタークラブではそんな可哀想なアイリッシュの里親を探したりすることもあるのだそう。
メグちゃんはレスキュー担当で、しばらくあいの里親を探し回っていた所なのだった。
数日後、夫を連れてメグちゃんの美容室に行ったのは言うまでもない。
わが夫、アイリッシュセターがどんな犬なのかわかっていなかったのだ。
メグちゃんの犬は2歳の女の子、コートもマホガニーレッドでとてもきれい。
夫も一目でアイリッシュを気に入ってくれて、しばらくいろいろと話を聞いた。後日私とメグちゃんとでペットショップにあいを見に行くことになったのだった。

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