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1、 出発前の準備

 言わでもがなの事ですが、何をするにしても準備は大切です。これを怠ると、旅行先で後悔します。

 

A, 必要な機器

 旅行に持って行くもの、必要な物をまとめてみました。

(1)パソコン

 旅行に持って行くのですから、当然ノートパソコン、サブノートという事になります。出来るだけ軽く小型のほうがありがたいですから、サブノートが勧められますが、このためにわざわざ新しいパソコンを買う必要はありません。今使っているもので大丈夫です。電子メールやFAXが送れる小型携帯端末もありますが、この本ではそれについては取り扱いません。

 

(2)マウスやパソコンのACアダプタなど小物

 パソコンを使うためにはこれらの部品は必要ですが、旅行の準備でばたばたしているとつい忘れてしまうものです。持って行かないと旅行先でえらいめに会います。

 

    モデム

     外付けモデムでもいいのですが、モデム+ACアダプタとなるとかさばります。旅行はなるべく荷物が少ないほうがありがたいので、ICカード型(PCMCIA)のモデムをお勧めします。そのためパソコンもICカードが使えるものが望まれます。モデムのケーブルも忘れないように持って行きましょう。第1章のモデムのところでも説明しましたが、モデムは大体どの国でも機械的には使えるようですが、壊れた、火を噴いたという話がある事も確かです。これはとてもまれな事でしょうけれど、どうしても壊れられると困る場合や、気になる場合は、多くの国の認証を得ているモデムを購入するようにして下さい。TDKの製品でこのようなものがあるそうです。

    変圧器

     旅行先の電源電圧がパソコンの電圧と同じ場合は必要ないのですが、異なる場合、その電圧に合った変圧器が必要になります。数カ国にまたがり旅行する場合、その国々ですべて電圧が異なるという事があります。回る国の数だけ、あの重い変圧器を持って歩くわけには行きません。この場合、少々高価でも海外旅行用自動制御切り替え付き変圧器を購入してください。これは自動切換え回路が組み込まれていて世界のほとんどの地域で使用できます。変圧器を購入するときの注意として、パソコンや同時に使用する電気器具の消費電力より大きい容量の変圧器を選んでください。また、電熱用の小型軽量、大容量そして安価な電圧変換器ではなく、ずっしり重いトランス型の変圧器を必ず選んでください。パソコンは精密な電子機器ですので電圧変換器では、必ずパソコンをお釈迦にしてしまいます。

     

    プラグ変換アダプタ

     各国によってコンセント、プラグの形状が異なりますので、上の変圧器が電源を取れるようなプラグの変換アダプタが必要になります。現地で、購入する事も可能ですが、買いに行く時間が取れないでしょうし、自由になる時間が日曜日だったら商店が閉まっているし、買いに行けても見つからなかったら悔しいですから、事前に形状を調べて用意しておく事をお勧めします。現地で買う場合、日本のプラグの形状はアメリカと同じですから、現地のプラグからアメリカのプラグへ変換するアダプタを探します。

     

    モジュラジャック変換アダプタ

     上のプラグコンバートと同じで、各国地域で電話のモジュラジャックの形状が異なります。事前に形を調べて用意しておく事をお勧めします。日本のモジュラジャックはアメリカのそれと同じですので、現地で購入するときは現地からアメリカへの変換アダプタを探してください。

     

    音響カプラ

     ホテルにある電話のケーブルが壁にじかに付けてあって、モジュラジャックを取り付ける事が出来ない場合、使います。音響カプラは高速の通信に使えませんので、あまりお勧めできませんが、通信できない事よりましです。

     

    ねじ回し

     ホテルによっては、モジュラプラグのつめを取って、プラグを簡単に抜けないようにしているところがあります。この場合、先の細いマイナスドライバを突っ込み、引っかけプラグを引き抜きます。

 

B, 旅行先でどこに接続するか、その準備

 あなたのプロバイダに電話をかけメールを引き出せばいいのですが、国際電話では高くついて、たまりません。安く上げるために、旅行先の国内のアクセスポイントという事になります。あなたの現在の通信環境により、どこに接続すべきかが決まってきます。

 

1、旅行先の国にアクセスポイントを持つプロバイダと契約している方

 この場合、話は簡単で、その国のアクセスポイントに接続すればいいのです。電話番号はそのプロバイダのホームページで調べてください。 

 

2、Niftyserveの会員で、電子メールはすべてNiftyserveに集まるようにしておられる方の場合

 この場合も簡単です。世界各地にあるCompuServeのアクセスポイントに接続すればよいのです。このためにわざわざCompuServeに入会する必要もありません。この場合、Niftyserveからインターネットには入れませんが、電子メールのやり取り、Niftyserveの各サービスは問題なく使用できます。NiftyManager4をお使いでしたら、接続の電話番号を変えればいいだけです。詳しくはNiftyserve接続の章を参照してください。

 

3、一応CompuServeの会員だけれど、日ごろは近くのプロバイダを使いメールもそのプロバイダに集まるようにしている方の場合

 旅行先のCompuServeのアクセスポイントにPPP接続をしてください。CompuServe専用ソフトで普通に接続して下さい。ブラウザでインターネットのホームページは見て回れるようになります。問題は日ごろ使っているプロバイダに貯まっているメールです。CompuServeのアクセスポイントから自分のプロバイダのメールと取り込む事はかなり複雑な事のようにおもえますが、実は簡単なのです。CompuServe接続が行われている状態で、いつもプロバイダからメールをやり取りしているメーラーを起動します。もし、Internet Mailをお使いでしたら、いつもどおりに、送受信ボタンをクリックしてください。そうすると次のようなウインドウが表れます。

 

   

84 他の接続からのメールの取得

 この状態では切断して本来のプロバイダに接続し直すほうに印がついていますが、現在の接続上のサーバーを探すに印を付け、OKボタンをクリックします。この後はいつもと同じようにあなたのプロバイダからメールを引き出してくれます。

 また、Internet Explorer 4.0を使用されている方はメーラはOutlook Expressでしょう。このOutlook Expressから上のInternet Mailと同じようにすると、いまつながっているCompuServeの接続を勝手に切って、元々登録してあるプロバイダーに電話をかけようとしだします。この場合、次のように設定を変更します。Outlook Expressのメニューバーのツールからアカウントを選びます。インターネットアカウントウインドウが表れますので、そこのメールのタブをクリックします。メールサーバが表れますので、それをクリックし選択して、プロパティボタンをクリックします。するとメールサーバのプロパティウインドウが表れますので、接続タブをクリックします。接続のセクションで「電話回線」にチェックが付いていると思います。それをInternet Explorerまたは他のダイアラーにチェックを付けます。

85 Outlookでの設定

 以下OKボタン、閉じるボタンをクリックします。事前にこのようにしておき、CompuServeに接続して、あなたのプロバイダからメールを取ってきてくれます。

 

 こういう事が出来るのも、第5章インターネット接続の4節のメーラーの設定で、あなたのプロバイダのメールサーバから電子メールを取るようにしてあるからです。このようにCompuServeに接続が出来てしまうと、そこはもうインターネットの世界なのです。ブラウザ、メーラーが好きなように使えます。当然CompuServeの各種サービスも使えます。

 

 

4, Niftyserveの会員だけれど、日頃は近くのプロバイダを使い、メールもそのプロバイダに集まるようにしている方の場合。

 Niftyserveはローミングサービスといって海外のプロバイダのアクセスポイントを利用できるサービスをしています。このサービスを利用して、現地のプロバイダからインターネット接続をおこない日常利用しているプロバイダからメールを引き出せます。ローミングサービスについては、「第5章のインターネット接続、2、プロバイダ選びと契約」を参照して下さい。また、電子メールの引き出し方は上の「(3)一応CompuServeの会員だけれど、日ごろは近くのプロバイダを使いメールもそのプロバイダに集まるようにしている方の場合」を参照して下さい。

 

 

5, その他

 上の(1)〜(4)に当てはまらなかった方は、旅行先の国に何らの足掛かりがない事になります。何らかの方法でインターネットに入らなければ、あなたのプロバイダからメールを取り出す事が出来ません。当然ブラウザも使えません。現地のアクセスポイントを持つプロバイダと契約しない事にはにっちもさっちも行きません。上でも取り上げたCompuServeは世界各地にアクセスポイントを持っているので各地を出張する方にとっては好都合ではないでしょうか。また、MSNは日本、アメリカ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、オーストラリアにアクセスポイントを持っています。IBMネットは世界51カ国にアクセスポイントがあります。AOLは90カ国にアクセスポイントを持っています。日本のソニー系列のso-netは日本、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、シンガポールにアクセスポイントを持っています。これから出張や旅行が多くなる方にはCompuServeに入っておかれる事をお勧めします。

 一週間かそこらの旅行のために、数年に一度の出張のためにわざわざCompuServeに入るのはもったいないと言う方には、次のような方法はどうでしょうか。どのプロバイダも顧客獲得のために、新入会者には○○時間Freeとか、入会1週間または1ヶ月使い放題とかいうサービスをしています。出張中は現地のプロバイダのこの○○時間Freeでまかなってしまい、帰国するときに退会してくると言うわけです。

 また最近では、freeserveとか、freewebとか言う名前で、電話代は必要ですが、接続料まったく無料と言うプロバイダも現れています。会員数が多いので電話がつながり難いと言う話も聞きますし、接続すると宣伝が現れますが、何せ無料ですのでお得です。このプロバイダを利用すると、日本に帰るときに解約する必要がありません。そのままにしておいても、費用はかかりませんし、次に出張のときはそのまま利用できます。

 

 旅行先の国でのプロバイダが決まりましたら、そのアクセスポイントの電話番号、通信速度を事前に調べ、手帳にメモしておいてください。

 

 

C, 旅行中の注意

 飛行機に乗り込むする前の手荷物検査で電源を入れるように指示される事があります。これはパソコンのバッテリがX線を通さないため、爆弾などを隠すのに好都合だからだそうです。飛行機の中ではノートパソコンの使用は許されていますが、離着陸時には使用を禁じられています。空港内での盗難が増加しているそうです。手荷物から目を離さないようにしましょう。またホテルでも、外出するときはパソコンをトランクの中に入れ、鍵を掛けておくぐらいの注意が必要です。

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