第8章 非日本語アプリケーションを日本語Windowsで利用するために
さてあなたのパソコンにはすでにいろいろなアプリケーションソフトをインストール済みだと思います。それでも十分お役に立っていると思います。ただ、しばらくこのパソコンを使ってゆくと、いろいろアップグレードしたいと思ってくるものです。しかし、現地で入手できる日本語ソフトはかぎられています。AT互換機で、日本語Windowsの場合、現地で発売されているどんなソフトウエアでもインストールはできます。アメリカなどの英語圏の国に居られるのでしたら、使ってみたいおもしろいソフトが現地でいろいろ販売されています。ただ日本語が表示できなく、英語のみしか表示できない、つまり英語しか使えないので不満だという場合が多々あります。また、日本から日本語版を送ってもらい使ってもいいのですが、現地で英語版または現地語版を買った方が、そのものの値段、輸送料を考えた場合、倍以上の差がつくこともざらです。ユーティリティーソフトのように直接日本語の必要のないソフトの場合では英語版で充分用が足ります。しかし、ワープロソフトのようにまさに文字を取り扱うソフトの場合、日本語が使えないとまったく役に立ちません。このようなソフトで日本語が表示さえできたらいろいろ利用価値が出てくると考えられます。
日本語用に作られていない海外のWindowsソフトも、日本語Windowsにそのまま普通にインストールできます。日本語Windows上で、英語版ソフトを使うのでしたら英語を使う範囲内では問題なく使えまが、ただ英語以外の外国語の場合、日本語Windows上で、現地語の表示が一部またはすべて文字化けします。ワープロの本文中での文字化けは、その言語用のフォントを使用すれば解決します。このフォントは現地語版Windowsセットアップディスクから取ってきます。しかし、メニュやメッセージの表示は、その部分のフォントを変更できるソフトでは、その言語のフォントを使うことで解決できますが、変更が出来ないソフトの場合あきらめるしかないようです。しかし、一部の文字化けだけでしたら、なんとなく内容が分かるものです。
日本語Windows上で英語版のアプリケーションソフトをインストールしても文字化けしないで、問題なく使えるものもあります。たとえば、Microsoft-Word97(英語版)、Microsoft-Excel97(英語版)、Microsoft-PowerPoint97(英語版)、Microsoft-FrontPage97(英語版)などです。 Word97(英語版)で日本語を使うためには(つまり英語版Wordを日本語ワープロとして使うためには)、まず普通にWord(英語版)のセットアップディスク(CD-ROM)からインストールします。次に、セットアップCDの中のvalue packというフォルダの中にあるfar eastというサブフォルダの中にある日本語表示サポートファイルjpnsupp.exeをインストールします。これで日本語が使えるようになりますが、英単語混じりの日本語の文章を作成している場合、行の折り返しがおかしくなります。これは英語Wordのデフォルトの設定では行の折り返しが、必ずスペースかハイフンのところで行うように設定されているからです。これを直すには、メニューの[Formats]から[Style]を選び、[Modify]ボタンをクリックし、[format]ボタンを押し、[Language]を選びます。言語の選択の窓からJapaneseを選びます。以下OKボタンを数回押して行きます。上の方法で改行の問題は直ります。
海外のソフトで日本語を表示しようとして、文章全体が文字化けという事があります。これを解決するために次のようなユーティリティーソフトがあります。 Emigrant32Komei孔明 これらを使うことにより、日本語Windows用に作られていない海外のソフトでも日本語を表示させることができます。また、孔明はメニュの表示のフォントが変更できないソフトのメニュ表示を日本語に置き換えてくれます。以下この二つについて説明します。 Emigrant32 Windows95/NT上で、海外で作成されたソフトで日本語が扱えず、文字化けするときに活用するユーティリティです。海外のアプリケーションで日本語のフォントが選べず、その結果日本語が表示できないので、せっかく良いソフトだけれど使えないという場合、このEmigrant32を使うと英語フォントが指定になっていても日本語フォントに置き換わり、日本語が使えるようになります。 これは伊澤 伸氏が作られたフリーソフトで、次のサイトからダウンロードできます。 http://www.vector.co.jp/vpack/browse/software/win95/util/sn050644.html Emigrant32: 文字化け対策ツール Emig32020.exe Version 0.2 52,664 Bytes KomeiLocalizer*j 孔明Software Renaissanceの製品。このツールは日本語Windows95上で、英語版アプリケーションをインストールし実行し日本語を表示させようとしたときに起こる文字化けを正常な日本語に直してくれます。同時に英語版アプリケーションに日本語を入力できるようになります。また、この文字化け対策以外に英語版アプリケーションの英語のメニュを日本語で表示してくれます。メニュの日本語置き換えは、使うアプリケーションごとに自分で登録しなければなりませんが、ファイルなど大体どのアプリケーションにでも共通な項目はすでに登録されています。この機能のおかげで、わざわざ日本語版を買わなくてもよいぐらいです。主要な英語版ソフトで問題なく使えますが、メーカとしては英語版以外のアプリケーションは対応していない、つまり英語版のみを対象としているとのことです。しかし、英語以外の1バイト言語のアプリケーションのほとんどでも使えるようです。また、PC-98でも使えるそうです。 前の章でも取り上げたCompuServeやAOLのメールにおける文字化けもこのツールを使う事で解決します。CompuServeやAOLの専用メーラーで日本語を書き込めるようになるだけでなく、受け取った日本語メールも日本語で文字化けせずに読む事が出来るようになります。またチャットも日本語で出来ます。Netscapeからに送られた日本語メールは文字化けが発生します。これはNetscapeで日本語メールを送ると、自動的にJISコードに変換されてしまい、CompuServeやAOLではS-JISとしか理解しないからです。このような現象が発生しても、このKomeiに付属しているJP Code Conversionに、この文字化けしたメールの内容をコピーし貼り付けしてやると、簡単に変換し文字化けした文字を普通の日本語にしてくれます。MSNのメーラーでの文字化けは、このKomeiでもどうにもなりません。
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