自転車の運転、ケータイ、ヘッドホン、(日)傘は禁止に! |
ある日、タクシーに乗っていたら、横の道から自転車に乗った女性がふらっと出てきて接触しそうになりました。曲がろうとしたときにコース取りが膨らんで、クルマのほうに接近したようです。運転手さんと私は一瞬ひやっとしましたが、本人は気にしている様子もなく、相変わらずのフラフラ運転。
「ほら、ヘッドホンつけてるでしょう。注意が音楽のほうに行っちゃってるんですよね。多いんですよ」と運転手さん。ヘッドホンしたり、ケータイしながら自転車を漕いでいる人は要注意だそうです。
「そういえば、自転車で走りながらメールしている人を見ました」と私が言うと、「めずらしくないですよ。自分だけ、ちょっとだけで、悪気はないんでしょうけど、交通ルールや公共マナーを守らない人が最近多くて」という答え。
「運転手さんは危なくてハラハラしますね」
「いやぁ、あんまりハラハラしないことにしています。ひやっとすることは多いけれど、いちいちイライラしていたら胃に穴があいちゃう。もちろん同業者にも、オイオイって思う奴はいるし」と、言いつつかなり憤慨していました。そりゃあ、そうでしょう。ひやっとするだけでストレスだし、その上お客さんを乗せて走っているのだから。
「若い人ばかりじゃないんです。大人も多いですよ。たとえば、僕は、電車の中の携帯電話も許せない。今、電車の中で携帯で話しているのって、大人が仕事の話していることが多いじゃないですか。そういうマナーが守れない人は、自転車や自動車のマナーも悪いと思うんですよ」
この運転手さんの気持ち、よくわかります。
まちづくりの活動をしている人たちと話す機会があると、「いまある交通ルールや公共マナーを守るだけでも、随分とバリアフリーになるんです」という話をします。そうすると皆さん頷いて、若い人の無謀な自転車の乗り方の話になるんですが、私は「中高年の自転車も危ないですよ」と付け加えます。するとみなさん不思議そうな顔をするんですが…。
昨日も、知りあいが自転車に乗っていて、後ろから来た自転車に追突されたそうです。振り向くと、追突したのは日傘をさした片手運転の50代ぐらいのオバサンで、「ごめんなさい」とは言うものの、それきり行ってしまったとか。その衝撃で腰が痛いと言いますが、ぶつかられ損です。
暑い夏は、日傘を差しての自転車片手運転が増えます。オバサンたちはお使いの荷物を積んでいることが多くて、ただでさえバランスが悪いのに、片手運転です。傘が本来の役に立っているってことは、見通しも悪いってことですから、フラフラにもなるし、追突もしますよね。
ケータイ電話をしながら走っているのも、若者だけではありません。子どもを乗せているのに、走りながらケータイ電話をしている人もいます。
フラフラしていてどちらに避けたらいいかわからないから、立ち止まって自転車が行き過ぎるのを待つ、という人もいます。そして、フラフラ自転車にひやっとしているドライバーもいる。本人だけが「私だけは大丈夫」と思っているんですね。
恐らく自転車は危ないという認識がないのでしょう。手軽な分だけ、整備もルールもあやふやなままなのでは?
大人のための自転車の講習会やルールブックの配布など、啓発活動も盛んに行ってほしいものです。
自転車運転中のケータイ、ヘッドホン、(日)傘は利用禁止に!
(2004.08.03)
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