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2004.5.1〜5.7
近畿日本ツーリスト
バリアフリー旅行
GW、久しぶりに連休が取れたのでニュージーランドを旅行してきました。ニュージーランドと言えば牧草地とそこに放牧された羊の群れ、それに最近は映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影地として知られていますが、同時にのどかで素朴な自然と多彩な表情を見せる国として、近年、日本人観光客がたくさん訪れています。お天気には余り恵まれなかったものの、季節は秋本番を迎え、紅葉・黄葉に彩られた山々が静寂を包み込み、神秘的な輝きを放つ湖と緑豊かな街並みが心を満たしてくれる旅になりました(^_^)
【5月1日】
夕方、成田空港に旅仲間が集合。昨夏、オーストラリア・ケアンズ旅行をご一緒した家族とも再会し、楽しい旅になる予感に胸ふくらませ、ニュージーランド航空34便はクライストチャーチに向け飛び立ちました。クライストチャーチまで約11時間のフライトです。日本との時差は+3時間。翌朝の8時過ぎに到着予定です。
【5月2日】
予定通り朝8時過ぎ、クライストチャーチに到着。市内観光に向かいました。クライストチャーチは「ガーデンシティ(庭園の街)」と呼ばれるほど緑豊かな街並みで、街の至る所に広々とした緑の芝生が広がり、そこにはニュージーランドの国技ラグビーのゴールポストをあちこちで見ることができます。街の中心を流れるエイボン川、その畔にある庭園モナベール、高さ63mの尖塔を持ち重厚なゴシック様式のクライストチャーチ大聖堂を見学しました。
市内観光の後、サザンアルプスの麓にあるテカポ湖へ向かいました。道すがら、バスの車窓から広大な牧草地と、そこで一心に牧草を食んでいる羊たちを見ることができます。まさにニュージーランドのイメージにぴったりの風景が広がっています。夕方、テカポ湖畔に建つゴドリー・リゾート・ホテルに到着。日本を発ってほぼ二日ぶりに旅の荷をほどきました。
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ガーデンシティの代名詞 美しいモナベール庭園 (朝早くてちょっと眠そう・・・・・) |
| 庭園内を流れるエイボン川 | ![]() |
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重厚なゴシック様式の クライストチャーチ大聖堂 |
【5月3日】
マウントクック観光へ。その前に、まずはテカポ湖の散策です。早朝の澄んだ空気の中、静寂に包まれたテカポ湖は、コバルトブルーの輝きを放ち、湖の背後には白銀をいただくサザンアルプスの山並みがパノラマに広がっています。その景観の余りにも美しいこと。ニュージーランド美景紀行の幕開けです。湖畔に建つ石造りの素朴な教会「善き羊飼いの教会」を見学後、ニュージーランドの豊かな風土と美景に囲まれたマウントクックに向かいました。
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サザンアルプスをバックに 神秘的な蒼い湖水 テカポ湖 |
| 石造りの小さな教会 善き羊飼いの教会 |
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教会の中から湖を眺める |
テカポ湖を発って約2時間、バスは乳白色の湖水を満面にたたえたプカキ湖の回りを半周し、次第に険しい山岳地帯に入っていきます。しかし、残念ながらこの日はお天気に恵まれず、マウントクックの麓にあるハーミテージホテルに着く頃には激しい雨降りになってしまいました。静寂に包まれたサザンアルプスの山々に囲まれるマウントクックビレッジ。お天気ならば、万年雪と氷河に覆われたニュージーランドの最高峰マウントクック(3753m)をはじめ、サザンアルプスの雄姿を眼前に望むことができる絶好のロケーションだけになんとも悔やまれます。聞くところによるとマウントクックは位置する気象条件が大変に厳しく、めったにその勇姿を現さないそうです。結局、この日の悪天候によりタスマン氷河の上に降りる遊覧飛行も、また、星空を眺めるツアーもキャンセルとなってしまい、テカポ湖畔のホテルに戻ってからは雷鳴轟く雨空を虚しく眺めながら眠りにつきました。
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ミルキーブルーの湖水が美しいプカキ湖 こんなに晴れていたの・・・・(;´_`;) |
| マウントクックに着くとこの天気。ガッカリ(´。`) 晴れていればこの眺めだったのに・・・・。 (画像にマウスをのせてみてネ!) |
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ハーミテージホテルの庭に建つ ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリー卿の像 (寒かったぁ・・・・・) |
【5月4日】
ホテルを発って、この日はクイーンズタウンまで移動します。昨日の悪天候でマウントクック観光が不完全燃焼に終わり何か物足りなさを感じながらバスに乗り込むと、ガイドさんから嬉しいニュースが飛び込んできました。氷河に降り立つ遊覧飛行ではないものの、サザンアルプスの上空を飛ぶセスナ機遊覧飛行が今日は催行されるとの話に僕たち一行飛び上がらんばかりに大喜び。予定にない特別企画なので、みんなに諮ったところ「一同、異議なし!」の一声で飛行場へまっしぐらです。ニュージーランド・ドルで260ドル(1NZドル=70円で約18,000円)、約40分の遊覧飛行です。一面、澄み切った青空が広がり、遠くに見えるサザンアルプスの山々が僕たちを待ち受けています。僕たちを乗せたセスナ機はあっと言う間に空高く舞い上がり、コバルトブルーに輝くテカポ湖を越え、目指すはサザンアルプス。神々しいまでに輝く銀嶺の連なりが眼下に広がっています。残念ながら、この日もマウントクックは厚い雲に覆われ、ついぞその姿を見せてくれませんでしたが、ガイドさんの思わぬ計らいで素晴らしい景色を眺めることができました\(^_^)/
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目指すは前方遙かに見えるサザンアルプス |
| いくつもの湖を越え、サザンアルプスが間近に迫る | ![]() |
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ロード・オブ・ザ・リングで烽火が尾根を伝わっていく 場面が思い出されます。 |
| 白銀に輝くサザンアルプスの尾根 絶景かな、この眺め、値千金! |
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着陸後、操縦士と記念撮影。 ちょっと揺れたかな(^_^;) |
遊覧飛行を終え、バスはクイーンズタウンへ出発です。静かな湖畔の街ワナカを通り、この日の昼食は牧場で家庭料理に舌鼓。昼食後は羊導犬によるシープドッグの実演を見学。牧草に放たれた羊の群れが羊導犬のひと睨みで一斉に集まってくる様がとても愉快です。それにしても、こんなに間近で羊を見るのは初めてのことで、彼ら、ちゃんと睫毛があるのも分かりましたよ。
その後、街路樹が黄色く彩る街道をバスは進み、次に訪れたのが1860年代にゴールドラッシュで栄えた街アロータウン。当時の面影を色濃く残した街並みが再現されています。アロータウンを発ち、ポプラ並木が美しいクロムウェルのフルーツショップで休憩後、夕刻、ワカティプ湖の畔に広がる小さな街クイーンズタウン、その湖畔に建つノボテル・ガーデンズ・ホテルに到着しました。
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ワナカ湖からサザンアルプスを眺める。 雲の中にマウントクック・・・・残念! |
| 農場にある、このお家で昼食を戴きました。 |
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窓越しの風景。 ポプラの樹が風になびいていました。 |
| シープドック(羊導犬)によって集められた羊たち。 犬が大嫌いで近くに来ると怯えているんです(^_^;) |
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こんなに間近で羊を見るのは生涯初めて(@_@) ねッ!だから、睫毛があるの分かったんです。 |
| アロータウンの街並み。 ゴールドラッシュに因んで貴金属店がありました。 |
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【5月5日】
今日は丸一日かけてミルフォードサウンド観光です。ところが、この日もあいにくの雨模様で、朝8時に出発する頃は、まだ日の出さえままならず、暗闇の中をミルフォードサウンドへ向かいました。クイーンズタウンからミルフォードサウンドまで約300`の道のりを4時間近くかけ、途中、雨がミゾレになるほど気温が下がる中、お昼過ぎにミルフォードサウンドに到着しました。早速、遊覧船に乗り込み雄大なフィヨルド観光に出発です。ミルフォードサウンドはフィヨルドランド国立公園内にある入り江の一つで、氷河の浸食によって造られた断崖が入り江の両側にそびえ立っています。まさに大自然が創り出した芸術と言えるでしょう。ダイナミックな景観だけに、返す返すもこの日の雨空が悔やまれました。
夕刻、クイーンズタウンに戻る頃、ようやく晴れ間が広がり、南半球ならではの星々が夜空に輝いています。その中でひときは強い光を放つ南十字星。その光に導かれるようにして、バスはクイーンズタウンを目指します。
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後ろの赤い遊覧船に乗って ミルフォードサウンドを巡りました。 |
| 氷河と火山が造り上げたフィヨルド。 ここも晴れていればこの眺めだったのに・・・・。 (画像にマウスをのせてみてネ!) |
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昨夜からの雨で 岩山のあちこちに滝ができていました。 |
【5月6日】
クライストチャーチ〜テカポ湖〜マウントクック〜ミルフォードサウンド〜クイーンズタウンとニュージーランドの南島観光を終え、今日は北島にあるニュージーランド最大の都市オークランドに向かいます。その前に暫しクイーンズタウンの街を散策。「女王が住むにふさわしい街」という理由で街の名が付けられたクイーンズタウン。「翡翠(ひすい)の湖」と称えられるワカティプ湖の湖畔に広がるリゾートタウンで、街中には観光客目当ての様々なお店が軒を連ね、湖を望む丘陵地帯にはリゾートタウンならではの瀟洒なホテルが建ち並んでいます。
さて、マウントクック、そして、ミルフォードサウンドと南島の人気観光スポットがどちらも悪天候に見舞われる残念な結果に終わりましたが、唯一、青空の下で様々な表情を見せてくれたサザンアルプスと、テカポ湖をはじめ蒼き湖が南島観光最大の収穫になりました。そのサザンアルプスとも、蒼き湖とも、そして、5日間にわたり僕たちを案内して下さったガイドさん、バスの運転手さんとも今日でお別れです(;´_`;)。楽しい思い出を、ありがとう!
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クイーンズタウン ノボテル・ガーデンズ・ホテルからのレイクビュー。 |
| ワカティプ湖の畔。 黄葉が目に眩しく映りました。 |
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ワカティプ湖からマウント・リマーカブルズを望む。 手前はキウイのモニュメント。 |
クイーンズタウン空港からオークランドまで約2時間のフライトです。到着後、オークランドを一望できるマウント・イーデンへ。頂上には噴火口の跡があり、かつてこの山が火山であったことを物語っています。360度、ぐるっと見渡すことができ、高層ビルが建ち並ぶビジネス街、オークランドのシンボル「スカイタワー」、ヨットハーバーが見渡せます。簡単な市内観光を終え、クラウン・プラザホテルに入りました。夕食後、ホテルの近くにあるスカイタワーの展望台へ。220mのスカイデッキから望むオークランドの夜景は満天の星空の如くに光り輝き、楽しかったニュージーランド旅行の掉尾を飾るにふさわしい眺めになりました。明日は、いよいよ帰国です。
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マウント・イーデン展望台から オークランドの街を一望できる。 |
| オークランドのシンボル、スカイタワー 画像にマウスをのせると、 夜のタワーに早変わり |
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【5月7日】
午前10時30分、ニュージーランド航空99便は定刻通り成田に向け飛び立ち、僕たちは帰国の途につきました。
初めてのニュージーランドですが、都会の喧噪を離れ、雄大な自然を満喫するには最適な国ですね。普段、東京で生活していると風のそよぐ音、草木がなびく音、木々が風に揺らぐ音、鳥のさえずり、川のせせらぎなど耳にすることはありません。それらの音は自然の恵みでもあり、僕たちは人工的に造られた音に埋もれ、自然界が造り出す音を忘れて生活しています。そして、その音が静寂の中にあってこそ聞こえることに気づかされました。今回ニュージーランドを旅して、その音を思いだすことができ、また、普段、目にすることのない景色に季節の営みを感じることができました。
さて、ニュージーランドのバリアフリーについてですが、今回、立ち寄った観光名所などは総じて整っていました(ただし、テカポ湖のホテルは古い施設のため一部使いづらい点もありました)。それよりも、今回はリフト付バスが利用できなかったため(N社に先取されたそうです)、乗降の度に添乗員さんと運転手さんにお手伝い頂きました。しかし、度重なる乗降となると互いに肉体的・精神的負担を感じてくるものです。そうした負担を感じたくないから、多少割高でもこのツアーを利用しているわけです。やはり、バリアフリー旅行と銘打っている以上、主たる移動手段のバスがリフト付きであることは絶対条件だと強く感じました。