2009年1月25日
 推薦入試が終わり一般入試の出願までほぼ一週間空きますので、ここでちょっとひと休み。・・・・で、早速、映画を見に行ってきました。
 映画『007/慰めの報酬』。ご存じ、イギリスの諜報部員ジェームズ・ボンドの諜報活動を描く人気スパイ・アクション映画です。今作は前作『カジノロワイヤル』のストーリーに引き続いて作られており、世界制覇を企む悪の一味との息詰まる攻防戦と共に恋人を殺された人間ジェームズ・ボンドの心の葛藤までも描いています。どんな苦境に陥ってもあくまでもスマートで痛みや汗を感じさせないボンドから、傷つき、痛みを感じ涙も流すより人間臭いボンドを描いています。
 もちろん、007映画ならではのド派手で見るものの期待を良い意味で裏切るアクションシーンは健在ですが、ややストーリーが複雑すぎてストーリーを追い切れず、結局のところ僕はアクションとウィットに富んだセリフを楽しんでいました。ある意味、007映画に込み入ったストーリーなんて要らないのかもしれません。

 今日は続いてもう一本。『タイタニック』以来、久々に共演を果たしたレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットによる映画『レボリューショナリー・ロード』。1950年代のアメリカを舞台に、夢と希望に人生を懸けようとする若い夫婦の葛藤と、その後に待ち受ける悲運を描いています。
 こちらは正直言って期待はずれでした。両者の演技力は評価されるべきものでしたが(特にウィンスレットの感情表現に凄味がありました)、如何せん内容が互いのエゴのぶつかり合いと、それによる罵倒と罵りあいに終始しているため見ている最中も見終わったあとも、実に不愉快な思いになりました。 
 家庭生活を送るうえで、誰でも一度や二度は同じような口論をし、生活や将来に対する不安や不満を感じるはずです。その度に口論していたのでは夫婦はもとより、家庭そのものが成り立ちません。これから結婚を夢見て、家庭を築いていこうとする方には全く相応しくない作品です。一体、この映画は何を言いたかったのだろう。50年代アメリカの社会の様子や生活様式を垣間見られたのが唯一の収穫かな。



2009年1月23日
 今週は推薦入試ウイークでした。月曜日に出願、木曜日に試験、金曜日に合否発表と、まさに怒濤の一週間でした。ましてや今年から出願日が一日だけとなり、その一日に2000名以上の受験者が殺到しましたので、校舎内はいっとき怒号こそないものの溢れかえる受験生により騒然としました。
 その日から受験生データのインプットが始まり、試験日までに全てのデータ登録を終えなければなりません。事務職員はもとより、入試時期だけお願いする派遣社員と共に夜遅くまでデータ登録に追われます。もちろん、データ登録は既定のフォーマット画面に必要項目をインプットするだけの単純作業ですが、量の多いこともそうですが何より時間をとられたのが受験生氏名の登録でした。
 最近の子ども達の名前はカタカナの音読み表記の当て字が多く、名前の変換が日本語ソフトで対応しなくなってきています。この傾向は年々増えてきて、例えば実莉花(みりか)、姫衣(めい)、瑠輝(るうく)、麗英(りいん)など自動変換では絶対に出てこないものが多く、一つ一つ単漢設定で字を出すためとても時間がかかります。○郎、○男、○雄、○子、○恵、○美など、男性から「郎・男・雄」が消え、女性からは「子・恵・美」が消えてしまいました。日本人らしい名前が少しずつなくなり、外国人のようなカタカナ読みの名前が多くなる。これも国際化の表れなのでしょうか。たまに一郎や幸子などが出てくると、両親が音読み表記をあえて嫌い、今では希少価値のある日本人らしい名前をわざと付けたのではと勘ぐってしまいます。いずれにしても、今後更に受験生の氏名登録に時間を取られることは間違いなさそうです。
 間違いがあってはならない入試業務。それもどうにか大過なく合否発表日を迎え(でも氏名間違いが1〜2件ありました。それも不合格者の・・・・。これでは“大過なく”とは言えませんね。生徒さん、本当にゴメンナサイ!)、推薦入試は無事終了しました。一週間続いた緊張の連続もここで一旦息を入れ、2月に入って直ぐに始まる一般入試の出願受付までしばし中入りとなりました。


合否発表の様子、みんなドキドキです。



2009年1月18日
 国立劇場新春歌舞伎公演へ。毎年、松の内に訪れていましたが、今年は2週間ほど遅れての観劇となりました。お正月の歌舞伎公演は他の月と比べ艶やかで華やかな雰囲気に溢れています。お客さんの中に着物を装ったご婦人方が多く、また、場内あちこちに飾られる新年を祝す飾り物や紅白地に“初春”と染め付けた飾り幕などが新春らしいその場の雰囲気をより引き立てているようです。なんといっても初芝居は縁起物とされています。その恩恵に預かりたく、今年も観劇してまいりました。
 出し物もやはりお正月らしい華やかな作品が上演されました。特に今公演の中では病気療養から半年ぶりに舞台復帰した市川団十郎さんの芝居『象引(ぞうひき)』が注目を集めているようです。
 実は今年の正月歌舞伎公演はどうしても見たいという出し物がなく見送りを決めこんでいましたが、つい先日、テレビで団十郎さんが白血病と闘病する様子が放送され、死にも勝る病との闘い、そして、その闘いに打ち克って今公演で見事復帰を果たした姿を見て、歌舞伎ファンとしては是が非でも団十郎さんの姿を見なくてはと思わずにはいられませんでした。
 『象引』は市川家のお家芸である歌舞伎十八番の一つで、荒唐無稽な江戸荒事歌舞伎ならではの豪快なお芝居です。まさに新春を飾るにふさわしい作品ですし、この作品で主役を務める団十郎さんの元気な姿が見られて安心しました。
 次代の歌舞伎界をになうべく息子さん(現・海老蔵さん)はその後継者として立派に頭角を現していますが、やはり市川宗家の当代として、また、歌舞伎界全体の主として団十郎さんはまだまだ活躍して貰わなければならない存在です。芝居『象引』にあやかって、これからも次代に向けて歌舞伎界を引っ張っていって貰いましょう。
 さて、華やかなお気楽芝居話から一転、現実世界に引き戻り、いよいよ明日から推薦入試の出願が始まります。入試シーズンの端が切っておろされるわけで、その初っ端は推薦入試出願です。今年から推薦入試の出願がたった一日だけとなり(これまでは2〜3日間ありました)、この一日に2000名近い受験生が殺到することになります。出願期間が一日だけというのは初めてのことですので如何相成るか神のみぞ知ると言ったところですが、兎にも角にも、受験生たちに迷惑がかからないよう気を引き締めてかかることにしましょう。

    



2009年1月12日
 映画『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』。地獄生まれの異色ヒーロー、ヘルボーイが活躍するファンタスティック・アクション映画。怪力モンスター、ヘルボーイと魔界の王子、そして伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーの死闘が、幻想的なビジュアル世界のなか、ユニークなクリーチャーとともに繰り広げられます。
 アメリカの人気コミックヒーローの映画化で、これまでも似たような作品は数多ありましたが、今作はその中でもユニークさ、特に様々なクリーチャーたちの倒的な芸術性に目を見張ります。それは、クリーチャーのパイオニアとも言える『スターウォーズ』を遥かに凌ぐ美術・芸術性です。キャラクターの個性も作品に生かされ、たとえ敵であってもその心情に共感させられることも。クリーチャーに人間性を持たせたところも良かったし、とにかくおもしろくて、ユニークな作品です。



2009年1月11日
 映画『チェ28歳の革命』。キューバの偉大な革命家でカリスマ的存在ともなっているチェ・ゲバラの闘士としての半生を描く歴史ドラマで、今作はその前編です。
 貧しい人々を助けようと志す若き医師のチェ・ゲバラがメキシコでフィデル・カストロとの運命的な出会いののち、同志としてゲリラ戦を導きキューバ革命を果たすまでの苦闘を描いています。作品としてはドキュメンタリー風の作風がリアルな臨場感となってゲバラの人となりを伝えてきます。
 Tシャツに描かれるゲバラの顔、葉巻の国、キューバ紛争、その程度しかキューバに関する知識がなくこの映画を見たため理解できない部分があり、前知識として当時の南米における社会情勢や政治情勢をいくらかでも知っておけばさらに楽しめたでしょう。そういう意味では、カストロとゲバラの関係(二人の関係は新撰組における近藤勇と土方歳三に似ているような)、キューバ革命の必要性、南米の歴史的背景が作品の中でもう少し描かれれば良かったと思います。キューバ革命後、死に至るまでのゲバラを描いた後編も楽しみです。



2009年1月8日
 冬休みが明け、新学期が始まりました。何にしても朝が辛いです。冬休み中は特に予定がなければ8時過ぎに起きる毎日。普段は6時半に起床ですから2時間近く朝寝坊しているわけです。たまに、いつもの癖で6時半頃に目が覚めるものの、窓の外はまだ真っ暗で、空気もピーンと張り詰めるほど寒く、「こりゃ、たまげた!寝ましょ寝ましょ!」と二度寝を決め込んでしまいます。この二度寝がまた気持ちいいんですよね。そして、結局のところ8時過ぎの起床となってしまうのです。そんな与太郎生活にどっぷり浸かった冬休み。新学期が始まって6時半起床は本当に辛かったです。
 でも、出勤すれば当たり前ですが、同僚も生徒たちもちゃんといつもの時間に出勤・登校して顔を揃えています。今月19日には推薦入試の出願が始まります。1年で最も忙しい入試シーズンの幕開けが、冬休み中の鈍った体に否応なく喝!を入れてくれます。



2009年1月6日
 今年のお正月は例年になくお天気に恵まれましたね。今年は初詣の他に近所の映画館で先述の映画を2本見て、あとは買い物に出かけるなどの正に“安近短”の正月休みを過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
 さて、世間は今日あたりから仕事始めになっているようですが、僕は学校勤務と言うことで7日までお休みが続きます。8日が仕事始めになりますので、一般の方と比べて休みがやや長い分、お得感がありますね。例年は世間が仕事始めになったあとの、このエキストラ的お休みを利用して近場にドライブ旅行に出かけています。それに、正月休みが明けるこの時期は、もしホテルに泊まっても正月料金が終わり通常料金に戻って安く利用ができますし、観光地も空いているので便利なんです。と言うことで今年は“安近短”の姿勢は崩さずに手頃なところと言うことで「富士サファリパーク」に行ってみました。富士サファリパークは車に乗ったまま動物を間近で見られるという僕にとって大変便利な施設ですし、妻も動物を見るのが好きということもあって年に2回ぐらい訪れます。
 園内は一旦入場すれば何度でも動物たちがいるサファリゾーンを廻ることができます。僕たちも最低3回は廻わるでしょうか。動物たちが車の直ぐ横をすり抜けたり、餌を食べる姿などが目の前で見られるので楽しいですよ。きっと動物たちからは我々人間が逆に観察されているのでしょうが・・・・。いくつか動物たちの写真を載せてみましたのでご覧下さい。

 帰りがけ、山中湖畔にある温泉施設「紅富士の湯」で湯浴みを楽しみました。この日、往きは富士山がくっきりと見えていましたが、昼前からあいにくの曇り空になってしまい、その後は一日中、富士山を眺めることはできませんでした(毎年恒例の初富士の写真をHPに掲載していますが、今年は後ほどになりました。残念です・・・・)。晴れていれば大浴場の正面に富士山がバッチリ見えるそうですから、次回はその眺めを見にもう一度出かけてみるつもりです。でも、今年初の温泉はとても気持ちよかったですよ。



2009年1月4日
 お正月のテレビにもすっかり飽きてしまったので、今日も映画へ。映画『ワールド・オブ・ライズ』。CIAに雇われた元ジャーナリストの男が、ヨルダンで大規模なテロ組織を追跡する姿を描くサスペンス・ドラマ。
 テロ組織に潜入する主人公をレオナルド・ディカプリオが熱演するほか、狡猾なCIA局員をラッセル・クロウが好演。敵味方が策謀を巡らせながら騙しあい、抜け駆けをする中、互いの力関係がころころ変わる展開の速さがこの作品に緊張感をもたらします。国際社会の裏側で虚々実々の駆け引きが行われる現実世界。ドラマの中のことだけであって欲しいという希望と、実際の中東では今もなおテロ行為が行われているという現実。この狭間で呑気に暮らしている平和ボケした日本人には刺激が強い作品です。
 今はもう“レオ様”を卒業したディカプリオの骨太な演技、いかにも狡猾なCIA局員を演じたラッセル・クロウの好演が緊迫感漲る作品に仕立て上げています。かなり凄惨なシーンもありますが、国際社会における覇権国家アメリカの裏の顔、パワーバランスの上に立つ中東情勢を知る上でも興味ある作品です。冒頭からラストまで一瞬たりとも気が抜けませんでした。平和ボケと言うよりも、正月ボケした頭に一檄を喰わされたようです。



2009年1月2日
 今年の映画第一弾はキアヌ・リーヴス主演の『地球が静止する日』で幕開けです。キアヌ・リーヴス扮する宇宙からの使者が、地球の本来あるべき姿を取り戻すために、そこに住む“人間”と“人間社会”を殲滅せんと到来し、それによって地球最後の日へのカウントダウンが始まるというストーリーです。
 地球に住む何千・何十万の様々な動植物の共有財産であるべき地球を、ただ一つの人間という生き物だけが占有し、数多の自然を我がもののように破壊し続けた結果、その代償として地球はその歴史においてもっとも危機的な状態にあることは想像できます。この作品はそうした地球への警鐘でもあります。そういう意味では意義のある作品ですが、いくら地球を守るためとは言っても、一方的に地球にやってきて一切人間とのコンタクトなしに何もかも破壊してしまう宇宙人の在り方はやや強引で無理があるのではないでしょうか。最後は、人間たちの「過去を反省し、もう一度やり直す」気持ちに宇宙人が折れて、人類殲滅の危機は逃れることになるのですが、あえてこの作品を作るのであれば題名通り“地球が静止”してしまった方が警鐘を鳴らすという点からもインパクトがあったのではないでしょうか。
 ペプシマン似の宇宙人が出てきたり、人類殲滅の手段がイナゴの大群を思わせる稚拙な演出により作品を軽薄なものにし、また、最近のハリウッド映画によく見られる“予告倒れ的作品”と言っても過言ではありませんが、危惧される地球の環境破壊に警鐘を鳴らす作品としては意義があるでしょう。



2009年1月1日(元旦)
 新年、明けましておめでとうございます。本年も当HPをご愛顧いただければ幸いです。
 昨年はNHKラジオに出演してバリアフリー旅行についてお話しする機会に恵まれ、また、拙きHPですが、この場を借りて発信している自身の経験や体験が少しでも皆様に伝わり、それをきっかけにして新たなことに挑戦してみたい、たとえばそれが海外旅行であったり、好きなアーティストのコンサートや演劇に行ってみたいなど、様々な挑戦や冒険に向かってその一歩を踏み出す勇気が湧いたとするならば、それは僕にとっても大きな励みでもあり喜びでもあります。
まだまだ自身が未熟者の域を出ておらず、皆様の期待に幾ばくかも応えていないのではと恥じている次第ですが、厚顔無恥な性格に甘んじて今後もこの場を借りて情報発信していくつもりですので、よろしくお付き合いください。
 今年一年が皆さまにとって実り多い年になりますようお祈りいたします。