2009年9月28日
今日は文化祭の代休でお休みでした。お天気ならば空いている平日を狙っての温泉ドライブとなりますが、今日は曇天につき、例によって映画鑑賞となりました。平日につき場内はガラガラでしたが、僕たちの見た映画は人気作とあってそこそこ入っていましたよ。
その映画は『のんちゃんのり弁』です。駄目亭主に見切りを付けた子連れの30代女性が、自立を目指して奮闘する人情喜劇。下町ならではの人情味こそが忘れられた日本人の心意気であり、その気持ちが彼女の自立をそっと見守って後押ししていく。それが心温まる作品につながっていると思います。
頑固で意地っ張りだが思ったことに一途な女性を小西真奈美が好演。見ていて、危なっかしいけど健気な彼女を応援したくなります。そして脇を固める岸部一徳(最高のバイプレーヤーですね)、倍賞美津子らベテラン陣が持ち味を存分に発揮して作品を引き締めています。駄目亭主を演じた岡田義徳、キャピキャピの保母さんを演じた山口紗弥加も好演。とにかく脇役の皆さんが憎らしいほど役にはまって上手に演じています。見終わって、元気になれるステキな作品でした。

2009年9月27日
球技大会、そして今週末に行われた文化祭と、秋のメイン行事がほぼ終了し、生徒たちはこれから本格的な勉強シーズンに入ります。特に3年生は大学受験の追い込みに入り、生徒はもちろん先生方も目の色が変わってくるのもこの時期です。
そんな大事な時期なのに、新型インフルエンザの影響がくすぶっていることが心配されます。まだ本校では学級閉鎖や学校閉鎖など出ていませんが、近隣の学校では爆発的な感染拡大により、学級閉鎖に留まらず学年閉鎖やついには学校閉鎖にもなる学校もでています。週末に行われた文化祭でも、インフルエンザ対策により入口で来校者全員にマスクが配られました。そのため校内は普段見られないほどマスクをした人が溢れ、その様子は異様にさえ映りました。
一年かけて練りに練った文化祭が一時は中止になることも考えられていましたが、どうしてもやりたい!という生徒たちの想いが通じたのでしょう。無事、開催にこぎ着けられ、まずは目出度し目出度し。過剰なまでのインフルエンザ対策によって、文化祭の気勢が削がれてしまうのではとも考えられましたが、生徒たちの想いはインフルエンザ菌も寄せ付けず、全てが杞憂に終わってホッとしています。さぁ、生徒たちは気持ちを切り替えてお勉強モードに突入。可哀相ですねぇ・・・・。
2009年9月23日
映画『火天の城』。織田信長に請われ、前代未聞の城郭要塞「安土城」の築城に携わった宮大工・岡部又右衛門の生き様を描いた時代劇です。このところ大河ドラマ「天地人」や時代小説(加藤廣著「秀吉の枷」「信長の棺」)を読む機会もあって戦国時代の歴史事象に目が向いていたため、この映画はタイムリーでした。
幻の城と言われた安土城がいかにして建てられたのか、そして消滅したのかは歴史ファンであれば興味の尽きぬところでしょう。作品は信長に請われた岡部が艱難辛苦の末に安土城を完成させるわけですが、人間ドラマとして作り手の創意工夫があればもっと面白い作品に仕上がったことと思います。要するに、物語の主筋たる築城過程はあまり具体的に描かれず、突然、脚本家が思いついて入れたかのような信長暗殺事件やお決まりのお涙頂戴夫婦物語と若者の恋愛ごっこ、なぜ?どうして?と思わざるを得ない吉本芸人の出演が作品を低レベルなものにしています。興味深く見られるシーンもあるのに、全体に間延びした締まりのない作品になってしまっていて残念です。西田敏行、大竹しのぶの好演はさることながら、秀逸なのは椎名桔平演じる信長と木曽の山師を演じた緒形直人。両人とも迫真の演技を見せてくれました。ただし、“城作りは国作りにも通じる”、それに携わる人の気持ちが一つにならねば、ことはならないという教えは現代にも通じる戒めになりましょう。

2009年9月22日
映画『TAJOMARU』。芥川龍之介の短編「藪の中」に登場する盗賊・多襄丸を主人公にした異色時代劇で、金、地位、権力に翻弄される人間の不条理を描いています。主役を演じるのは今が旬の小栗旬。大河ドラマでは石田三成を演じるなど、映画・テレビで売れっ子の彼ですが、正直、彼がどうしてこんなに人気を博しているのか、もう一つ分からない。演技が上手いというわけでもなく、押し出しがあるというわけでもなく、それでいて今作は演技力とともに内面の表現力も必要な難しい役だけに、彼にはちょっと荷が重かったのではないでしょうか。ヤンキー役やチンピラ役からの脱却を図ったにしては、まだ機は熟していなかったと言うことか。やはり、人気先行が否めません。個人的に、もし同じ役を藤原竜也が演じたら作品の完成度は格段に上がったと思うのですが・・・・。脇を固めた松方弘樹、萩原健一の怪演ぶりは圧巻でした。

2009年9月21日
映画『ウルヴァリンX−MEN ZERO』。主人公ウルヴァリンの失われた過去の記憶をたどり、彼が後にミュータントたちと一緒に戦うことになる過程を彼の生い立ちとともに描いた作品です。冒頭から中盤、彼がウルヴァリンとなって出会ったおじいさん、おばあさんとのシーンまでは見応えがあったのに(大自然をバックにバイクで逃げるシーンは一瞬「大脱走」の名シーンを彷彿とさせました)、それ以降、ストーリー的に散漫な作品になってしまいました。VFXなどかなり凝った映像もあるのですが、それが活かされていない。よってどんなアクションシーンも目新しく感じることなく、要するにワクワクした気持ちにならない。過去のX−MENシリーズの方が娯楽性も高く面白かったです。残念ながら、予告倒れの作品でした。

2009年9月20日
秋の夕暮れ、今日は地元の八幡神社で行われた秋の例大祭に出かけてみました。昨日今日の二日間行われる例大祭は、メインとなる神事は15日に行われたとかでこの二日間は言ってみれば余興に当たり、お神楽や民謡流し、太鼓合戦や地元の音楽クラブに出演するシンガーのミニコンサートなどが行われました。普段は街の総鎮守ながらまるで忘れられたかのように閑散としてひっそりと佇んでいる神社ですが、正月の初詣と秋の例大祭のときだけたくさんの人で賑わいを見せます。
時間になるとお目当ての演者を見ようとお客さんが集まってきました。境内に並んだ夜店で焼き鳥やお好み焼き、たこ焼きを買って、それを頬張りながらひととき祭り囃子や民謡流しに耳を傾ける。これも一興にして、秋の夜長、なかなか風情があってよろしいものです。
2009年9月13日
明石家さんま主演の舞台『ワルシャワの鼻』。出演はさんまの他に生瀬勝久・羽野晶紀・山本太郎・温水洋一ら個性豊かな俳優さんが揃いました。万博を間近に控えた大阪を舞台に、拾った鉄くずを売っては生計を立てる人々の姿を描いています。言わば社会の底辺で逞しく生きる人々の人生謳歌とも言える作品です。鉄くずを売って生活をする・・・・、戦後を色濃く残す今では決して見ることのない姿が当時の日本にはまだあったんですね。
芝居は基本的には喜劇の要素がほとんどで、さんまの台本ともアドリブともつかない、テレビでよく見る彼ならではのお笑いコントのオンパレードで、上演3時間の予定が20分もオーバーする始末。恐らくオーバーした20分は、さんまのアドリブに因るところが大きいと思うのですが・・・・。でも、お客さんはそれを見たさに来ているところもあるでしょうから、その期待には充分応えているところです。
それにしても、さんまのギャグは凄まじい勢いで次から次へと、まさに一点の淀みなく繰り出されるところは、頭の回転が超人の如く速いことの証明だと思う。“くどい”と言ってしまえばそれまでだが、絶妙な“間”がそれを“くどい”と感じさせずに聞かせてしまう、これも至芸なのでしょう。他にも生瀬勝久、温水洋一とこちらもテレビで見たまんまの面白さで、さんまとの掛け合いでは場内笑い声が絶えることがありませんでした。
舞台は、ギャグ・コントによる笑いの反面、人生とは、親子愛とは、お金の価値と言ったシリアスな面も問いかけてきます。それが笑いあり涙ありの、結構見応えのある作品に仕上がっていました。でも、3時間超えで途中休憩無しはちょっと辛かったかな。終演後、お客さんがトイレに殺到していました(^_^;)

2009年9月12日
映画『プール』。タイの古都チェンマイを舞台に、そこで小さなゲストハウスの世話をする4人の男女と一人の少女の人間模様を描いています。
ストーリーは特に盛り上がりもなく淡々と流れているだけで、かつての秀作『かもめ食堂』『めがね』に通じる癒し系ドラマであることは間違いありませんが、前二作と比べるとその出来は今ひとつ。そもそもこの手の作品はドラマ性と言うよりも、出演している役者さん個々のキャラクターが織りなす“味わい”に魅力を感じるところですが、その点で前二作と比べ、小林聡美、もたいまさこの癒し系強力コンビが健全で、なおかつユルイ系加瀬亮の共演と、これだけ癒しキャラが揃っているにもかかわらず前二作に比べ物足りなさを感じてしまうのは、三者の持つ魅力を十分に引き出し、スクリーンに投影できなかったことにあると思います。
穏やかな時間の流れと素朴な人間関係は見ていて心地良く感じられるものの、前二作の完成度が高すぎたため、今作は少々物足りなさを感じました。

2009年9月10日
映画『幸せはシャンソニア劇場から』。戦争の影が忍び寄る第二次世界大戦前のパリ。下町にある小さな劇場を舞台に、力強く生きる親子、恋人、そしてかけがいのない友人であり音楽仲間たちの喜怒哀楽が、華やかで口ずさみたくなるようなステキな音楽とともに描かれる“傑作”です。
不況のあおりで一度は手放してしまった劇場の再建に奔走する仲間たち。希望を持って決して諦めない彼らの姿に感動させられます。登場人物の全てが愛らしく、心優しい魅力的な人達ばかり。彼らの生き様に、時に笑い、時に泣かされる。しかしその涙は決して悲しいからではなく、温かい気持ちがそうさせるのである。
CGでしょうが、当時のパリ下町を再現した風景がとてもレトロで可愛らしく作られています。そして、パリと言えばアコーディオンの響き。ノスタルジー溢れるその音色を耳にしながらパリ下町に浸っている、その心地よさがたまりません。これこそが映画のすばらしさでもあります。たった2時間ですが、皆さんもそんなステキなひとときを過ごしてみては如何でしょうか。

2009年9月5日
映画『サブウェイ123激突』。74年の映画『サブウェイ・パニック』のリメイク版。今作は、突如何者かにハイジャックされたニューヨークの地下鉄を舞台に、武装グループのリーダー(ジョン・トラボルタ)と彼との交渉役を務める地下鉄職員(デンゼル・ワシントン)との頭脳戦を描いています。
さて、二大俳優の競演と言うことで楽しみにしていましたが、作品の出来は駄作の一語。約束の時間に間に合わなければ人質を殺す、その時間とのせめぎ合いの中で犯人と地下鉄職員が息詰まる交渉をしていくのだが、なぜか緊張感も緊迫感も見ているこちらに全く伝わってこない。ありがちな展開とあり得ない展開に終始し、作品全体にまとまりがなく、ただダラダラと長い。ラストも「何、これ?」って感じで終わってしまう。それと、人殺しのシーンがなぜこんなにもリアルに、そして何のためらいもなく描写するのか、目を背けたくなる。昨今、この傾向が顕著に見られ、個人的には不快であります。
ともかく、せっかく二大俳優が出ているのにこの出来なのは、脚本がつまらないからなのでしょうね。得たものは、“ニューヨークって、いや銃社会のアメリカってやっぱり怖い”“ジョン・トラボルタ、昨今、悪役が板につき過ぎ!”、そのことを再認識させられただけの作品でしたね。それと僕の好きなアメリカンドラマ「ザ・ソプラノズ」のトニー親分(ジェームズ・ガンドルフィーニ)がニューヨーク市長役で出ていたことぐらいかな。隣のお兄さんが途中から大いびきで寝ていたのもうなずける作品です。

続いて今日は久しぶりの落語会へ。笑点でおなじみの三遊亭小遊三、新作物が絶妙の柳家喬太郎、中堅有望株の柳家三三ほか。お目当ては柳家喬太郎。古典もさることながら新作が抜群におもしろい。日常どこにでもある一コマを彼ならではのシュールな味付けと話術、表情で絶妙な笑いに変える。新作物では彼が今“旬”でしょうね。
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| 三遊亭小遊三 | |||
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| 柳家喬太郎 | 柳家三三 | ||
2009年9月3日
映画『女の子ものがたり』。愛媛県の片田舎を舞台に幼なじみの少女三人が繰り広げるノスタルジックな友情物語。原作者、西原理恵子さんの自伝が物語のベースになっています。三人の少女は育った場所こそ同じでも、みな違った家庭環境を背景にしているため想いはそれぞれに違ってくる。その違いがあるからこそ時にぶつかり合い、また、互いに許し合えることができる。その姿が切なくも悲しくさえ感じるが、同時に胸の内にホッと温かい気持ちを残してくれます。大人になった主人公を演じた深津絵里さんのコミカルな演技もさることながら、高校時代の三人を演じた女優さん(大後寿々花・波瑠・高山侑子)がみな元気で爽やかな演技を見せてくれました。ただし、三人とも愛媛の田舎娘という設定にしては、ファッショナブルであか抜けていましたね。

続いて向かったのが日比谷公園の近くにある内幸町ホールで行われた『ドリーム・コンサート』。知り合いの音楽教室の先生をはじめ数人の歌手が出演し、二部構成でシャンソンを中心としたポピュラーソングを歌うコンサートです。
知り合いの先生以外は名前も聞いたことのない歌手ばかりですが、みな芸歴は結構長いみたいで、それぞれご贔屓の歌手を目当てにファンが訪れていました。お客さんのなかにはご贔屓の歌手がでると一段と大きな声援を送っている人もいて、100人も入ればいっぱいになる小さなホールがそこそこ熱気に包まれるほどでした。
ところで、コンサートは正直言って素人耳にも決して“オジョウズ”とは言えない出来栄えで、それこそ知り合いの先生が唯一プロの名に恥じない歌声を聞かせてくれるレベルで、あとの方は・・・・・。でも、特別ゲストで参加した大ベテラン戸川昌子さんがたった3曲歌っただけでステージがグッと引き締まり、プロのステージを見せつけるところはさすがベテランならではの技量。御年80と言いますからそれこそ足腰もおぼつかず見ていてハラハラする場面もありますが、歌を歌いはじめるとかくしゃくとして、若い歌手よりも断然声が出ているのですから驚きです。“枯淡の芸”などと言っては本人に失礼ですが、その芸歴が成す実力を目の当たりにして「さすがプロ!」との賞賛を送らずにはいられませんでした。ちなみに戸川昌子さんについては知る人も少ないと思いますので、ググってみて下さい。その世界では結構な有名人ですから。

2009年9月1日
2学期が始まりました。それまでの夏空が嘘のような曇り空に夏休みモードは一蹴。夏空には不相応な雨雲は浮かれていた気持ちを否応なしに鎮め、さりげなく仕事モードへと変換してくれました。さぁ、充分に鋭気を養うことができたし、エンジン始動、アクセル全開といきましょう。
学校も一部生徒に巷間騒がれている新型インフルエンザ感染の疑いが出ましたが、その後、感染の拡大も見られず粛々と新学期が始まっています。今月は球技大会や文化祭など生徒が主役の学校行事が目白押し。今年は海外ホームステイも海外修学旅行もインフルエンザの感染拡大を懸念して全て中止になっているだけに、球技大会や文化祭だけは無事開催することを願っているのですが、如何相成りますことやら・・・・・。