2009年11月23日
 青梅市民会館で行われた『シンガーソングライターフェスティバルin青梅』を見に行ってきました。三鷹市在住のギタリスト原荘介さんの呼びかけで始まった音楽コンクールです。このコンクール出場には条件があり、1.作詞か作曲いずれかに自身がかかわった曲を自分で歌う、2.演奏スタイルは“アンプラグド”(電子楽器を使わない演奏スタイル)、3.演奏時間は3分30秒以内、4.演奏のサポートは2人までとなっていて、要するに生演奏と生声にこだわった音楽コンクールです。
 この日は26組の出場があり、グランプリ「最優秀賞」を目指して各参加者が歌声を披露しました。参加者は男女を問わず幅広い年齢層にわたり、初出場の人や複数回この大会に出場する人がいて、演奏される曲も歌謡曲からフォークソング、いま流行のJ−pop風の曲とこれも幅広い年齢層を反映してのことでしょう。参加者はほとんどが素人ですので、曲は上手に作られていますが歌が残念という人もいましたが、なかには普段ライブハウスなどでコンサート開き音楽活動についている人もいて、素人耳にもその差は感じられました。総じて、はっきりと大きな声で歌っている人の方が印象に残りますね。自信のほどが声の大きさにも表れていて、自信がないとどうしても小声でボソボソ歌うようになってしまい印象が薄れます。歌の上手い下手もありますが、このレベルのコンテストは存外度胸の有無が入賞の決め手になったりすることもあるんですよね。
 結果は僕が上手いなぁと感じた人が順当に入賞していましたが、意外だったのは最優秀賞に(多分)次点だったはずの木村カエラ風の女性ソロシンガーが選ばれたことです。この人は正直、僕は特に印象に残らなかったのですが、演奏スタイルやメロディ、歌詞が審査員に好印象を与えての受賞だったのでしょう。でも、受賞した本人も最優秀賞に驚いていたようで、というのも、本来ならば誰もが最優秀賞と認めるレミオロメン風の男性二人組が演奏時間の超過で失格になるところ、審査員の温情でこの日急遽設けられた「審査員特別賞」を授与されるというハプニングがあり、おそらく、女性ソロシンガーも彼らが最優秀賞と思っていたでしょうから、まさに棚からぼた餅の受賞に戸惑っていたのかもしれませんね。そんなハプニングもありましたが、悲喜こもごもの楽しい催しでした。
 そうそう、帰り際に参加者の一人に『今日歌った曲、とても良かったですよ!』と声をかけたら、その曲が収録された自主制作のCDをわざわざプレゼントしてくれました。やさしいメロディラインで、初めて聞いたのに耳に心地良く響いてきました。男性ながら保育士をしているとか。そのやさしいメロディラインは、きっと小さな子供を愛する彼のやさしさの現れでしょう。今どき珍しい好青年でした。CD、ありがとう!



2009年11月21日
 映画『2012』。マヤ文明の暦で2012年12月21日に地球が滅亡すると予言されている。そして、そのときが来る。はたせるかな太陽の異常が地球の地殻変動を誘発し、その結果、地球の至る所で天変地異が起こる。地震、噴火、遂には大津波が発生し大陸はそのほとんどが水没してしまう。その危機から人類を救わんと、世界の国々が共同で秘密裏に建造していた巨大艦船(現代版「ノアの方舟」か)に乗り込んで生き延びていく話です。
 その巨大艦船にはノアの方舟よろしく、キリンや象といった動物たちも乗せられ、また、選ばれし各国の要人や莫大なお金を払ってその巨大艦船に乗る権利を買うことができた大富豪たちが乗船し次代に生き延びていく。もちろん、主人公の一家も次々に襲う危機から奇跡的に逃れその艦船に乗ることができるのだが、この艦船に乗ることができる人間が高額な乗船権を買うことができた一部の金持ちに限られていることに違和感を禁じ得ないものの、作品のほとんどを占める最新CG技術による迫力ある映像は息をのむほどの臨場感にあふれています。大きなスクリーンで見ると、その迫力が更に増してくるというものです。
 この手の作品にありがちな、危機を目の前にしてはたと気づかされる人類愛や家族愛によって涙を誘う手法は相変わらずですが、詰まるところ、自然界の脅威の前に人間はあまりにも非力であることを再認識させられるわけです。



2009年11月18日
 干もの・温泉・紅葉、これが今日のアイテム(^_^)。この三つのアイテムを目的地に求めると、言わずもがな“箱根”と相成るのであります。ちょうど2週間前も箱根を訪れていたのですが、今日はまた箱根の紅葉と、新たな温泉施設の発掘、そしてつい数日前テレビで映った湯本の有名な干もの店(山安)で大好きなエボ鯛の干ものを求めて箱根路再来となりました。
 お天気が今一つでしたが、午後から晴れるとの予想を信じて、いざ出発。今日はいつも使う自宅→(中央高速)→富士吉田→御殿場→箱根ではなく、自宅→厚木→平塚→(西湘バイパス)→箱根の湘南経由で箱根に向かいました。久しぶりに海も見たい・・・・、それと今日のアイテムが箱根でも湯本側に集まっているためこの日のルートとなりました。途中、トイレ休憩で立ち寄った大磯プリンスホテル(身障用ウォシュレット有り)のロビーから見える太平洋の海原は、穏やかな冬の陽だまりが海面をきらきらと照らし、澄んだ空気のせいで遠く初島の陰影までもはっきりと見渡せました。


 湯本の干もの店は、お店の外に七輪が置いてあって試食用の干ものを自分で焼いて食べることができるんです。つい最近テレビで映ったこともあり、店内も、またその七輪の周りもたくさんのお客さんで溢れていました。
 ところで、お店で買ったエボ鯛の干ものを家に帰って同じように焼いて食べてみると、お店の試食と同じように美味しく食べられない。干ものもちょっと気張って特上物(1枚450円)を買ってみるのですが、さぞかしと思いきや、それほど美味しく感じられない。どうやら余り売れない特上物よりも良く売れる上物(1枚300円)の方が品捌きの回転が速く、品物の鮮度も保たれて美味しいのかもしれません。それと、家庭のガス火ではなく七輪の炭火が干ものをふっくらと美味しく焼き上げるのかもしれませんね。

        


 続いて、湯本の先にある大平台温泉へ。この日訪れたのが「姫之湯」という日帰り温泉施設です。入浴料400円とかなりリーズナブルで、特にバリアフリーというわけではありませんが、玄関から浴場入口までが直ぐですから、玄関で車イスを降りて脱衣場まで移動できれば入浴可能です(ただし2階の休憩場へは階段しかありません)。
 温泉はかなり熱めですが美肌効果は抜群とのこと。なるほど、湯上がりから一日経っても、今だお肌がツルツルでしっとりしています(←男がツルツルしっとりも如何かと思いますが・・・・)。いっしょになったお客さんが、美肌効果のためにわざわざ電車を乗り継いで今日やってきたと話していましたが、その価値は充分にあると思います。大平台温泉「姫之湯」、ここお薦めです。
 日帰り温泉施設は余りバリアフリーというわけではありませんが、姫之湯のようにこぢんまりとした施設で、玄関から浴場までフラットであれば結構利用できます。先日お話しした箱根乙女峠にある「御殿場市温泉会館」も利用可能ですので、箱根立ち寄り湯はこれで2件目になります。また他の場所で利用可能な施設が見つかったらお知らせしますね。
 さて、最後のアイテム、紅葉ですが、箱根は2週間前と比べ葉の色づきが高所からだいぶ下に降りてきました。湯本から塔ノ沢、大平台、宮ノ下近辺が見頃で、大涌谷や強羅まで上がると見頃を過ぎ、すでに枯れ木となっていました。箱根の山は高所から低い地帯に紅葉が降りてきて、それを追うように高所から次第に冬支度がはじまっています。箱根の紅葉は今月いっぱいでしょうね。


 箱根から戻ってまだ時間があったので映画を一本。松本清張原作の『ゼロの焦点』。原作を直前に読み上げて鑑賞しましたので、原作と映画とを見比べる楽しみがありました。
 作品は原作とはだいぶ違った作りですが、最後まで惹きつけられて見ていました。昭和30年代を再現したCGレベルの高さ、大きな画面で見る日本海の荒涼とした原風景とその迫力ある映像、社会派作家松本清張氏による深く人間の本質をとらえたストーリー展開などが作品の魅力となっていることはもちろんですが、僕にとって最大の要因は中谷美紀さんの迫真の演技に尽きます(多くは書きませんが、それと比べ主役を演じたヒロスエさんのあまりにも進歩のない稚拙な演技には呆れるばかりで、中谷さんはもちろん、共演の木村多江さんにも実力は遠く及びません)。特に彼女の目がイイ。その目でキッ!と見つめられると、スクリーン越しにも金縛りに遭ったように身を窮してしまう。それほどに凄味のある目力です。その圧倒的な存在感は作品の中核を成し、彼女の演技を見るだけでも価値があるというものです。
 推理作品としては直ぐに犯人が分かってしまい犯人捜しの楽しみがない、殺人シーンがホラー映画のように観客をアッと驚かせるような作りで清張作品のイメージと合わない、2時間の尺では原作を改編しなくてはならない、挿入歌「オンリー・ユー」は要らなかったのでは・・・・など気になる点もありましたが、戦後間もない日本社会にあって、その根底で遮二無二生きた人間の、それぞれの悲哀や業が胸に迫り、こうした時代を経て今の日本があるんだと考えさせられる良作でした。見応えのある作品です。



2009年11月15日
 四季ミュージカル『アイーダ』。ヴェルディの古典オペラ「アイーダ」を原作として、古代エジプトを舞台に、三人の人物(アイーダ・ラダメス・アムネリス)を中心にした情熱的で切ない悲恋物語をディズニーがポップで現代風の作品に仕上げています。特に音楽が「ライオンキング」と同じくエルトン・ジョンが担当しているため、ポップ調な色合いは更に増しています。
 作品は実力ある四季の歌い手と四季とディズニーによるエキゾチックで幻想的な舞台美術により完成されていますが、もう一つ作品に入り込めないのです。エルトンの曲も「ライオンキング」の方が心に残るメロディが多かったし、セリフが発声練習をしているようにカクカクしてスムーズではなく、登場人物が身につける現代風の衣裳や髪形が僕には馴染めず、それらが作品への感情移入を希薄にしてしまいました。もう一度見たいですか?と問われれば「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ライオンキング」は“イエス”ですが、「アイーダ」は残念ながら“ノー”です。
 ところで以前、四季に“車イス用トイレをウォシュレットにして下さい”とお願いし、四季から“直ぐに取り付けます”と返事を頂いていたんですが、今日、海劇場で確かめてみるとちゃんとウォシュレットが取り付けられていました。有言実行の対応に感謝すると共に、利用者として本当に助かります。この場を借りて四季に御礼申し上げます。



2009年11月14日
 映画『クリスマス・キャロル』。強欲で冷酷な心を持つ老人スクルージのもとにかつて同僚であり今は亡き友人が亡霊となって現れる。その亡霊の導きでスクルージは自分の過去、現在、未来を眺め、守銭奴として生きてきた自身の醜さを目の当たりにして心を入れ替える。絶望のなかから改心をして希望ある人生を取り戻す彼の姿を描いたファンタジードラマです。
 もう既にこの作品は舞台や映画などで誰もが知るところですが、今作は「ポーラ・エクスプレス」のロバート・ゼメキス監督による作品ですから、自ずと作品は彼らしいファンタジックで幻想的な映像美に溢れ、原作の持つイメージを具現化しているように感じました。
 特に今回は3D映像を体験しましたが、それによる効果はまさに目を見はるもので飛び出すキャラクター、立体的で奥行きを感じる映像は迫力満点で自分がそこにいるような錯覚にとらわれます。映像的には観劇料+300円の価値は充分にあると思いますが、日本語字幕に限られること、3Dゴーグルが重くて煩わしく、特に眼鏡使用者には使いづらく、また見終わって目が異常に疲れることは否めません。それと、一人七役を演じたジム・キャリーや他の出演者があまりのデジタル処理により誰が誰だか分からないのがちょっと残念でした。



2009年11月7日
 映画『僕らのワンダフルデイズ』。ガンで余命わずかと勘違いした中年男性がこの世の名残と、青春時代に仲間と組んだバンドを再結成し、コンテスト出場を目指して奮闘する日々を描いた人情悲喜劇です。仕事一辺倒のおじさん世代にエールを贈り、忘れかけていた友情、涙、笑いを取り戻してくれます。
 実際、末期のガン患者ともなれば抗ガン治療に苦しむ場面が描かれ、それを見る側も辛く感じてしまうものですが、この作品ではそうした場面はほとんど描かれることなく、家族や友人と過ごす時間が如何に貴重で大切なものか、そのことをさりげなく教えてくれます。
 勘違い男性キャラにはうってつけと言っても過言ではない竹中直人が、ちょっとやり過ぎの感はあるものの、それでもこの役は彼にしかできないと思わせる当たり役です。その他の脇役さんも(宅麻伸、斉藤暁、段田安則など)、皆さん上手な方ばかりで安心して見ていられます。段田安則と斉藤暁の絶妙な掛け合いも楽しかったです。出色だったのが稲垣潤一。彼ってミュージシャンですよね・・・・。なぜこの作品に“俳優”として出演したのか分かりませんが、朴訥とした雰囲気の中に独特な存在感があり、また妙な味わいがにじみ出てなかなか良かったです。彼らが組んだおやじバンド「シーラカンズ」の音楽(奥田民生監修)も作品のイメージとピッタリ合って耳に心地良く聞こえます。決して、見て損のない作品です。


 フランス人シャンソン歌手『ジュリエット・グレコ』コンサート。2年前にも彼女のコンサートを聴いていますが、黒く長い髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌うのがトレードマークの彼女は、今日のコンサートでもそのスタイルは変えていません。ピアノとアコーディオンだけのシンプルなバンド編成で、ステージを照らす照明もほの暗い灯りに留め、唯一、彼女の表情と手の動きのみをとらえるピンスポットが、人生哀歌“シャンソン”を謳い継ぐグレコの心模様をステージの上に描いています。その歌い方も彼女独特のもので、“歌う”というより“語る”といった方が正しく、彼女自身、歌手でありながら俳優としても活躍することから、“歌い手”でもあり“役者”でもある彼女が、シャンソンを語り演じる芝居を見ているようでした。
 「サンジェルマン・デ・プレのミューズ」と呼ばれる彼女も今年、御年82歳。しかし、ステージに立つその姿はミューズの名に恥じない華やかさを今も湛えていました。



2009年11月4日
 今日は貴重〜な平日休み。昨日のディズニーランド疲れもとりたいし、以前お話しした沼津インターのところにあるスペイン料理も食べたくなったし、なにより時節は紅葉狩りに適しているし、ついでに温泉に入ることができれば尚良しと言うことで、いざ出発!グルッと富士山一周ドライブになりました。中央道で富士吉田インターから右回りに富士山を一周。オウムのサティアンがあった旧上九一色村や朝霧高原から見る富士山は正直言って余り姿が良くない。かつての大噴火により流れ出した溶岩が山肌を削り、その跡が山肌に今も荒々しく残っています。太平洋側から見た麗姿に富んだ富士山とは違った、かつてこの山が活火山として数度に亘り溶岩を噴出する荒ぶる山であったまた別の顔をこちらから見ることができます。また、噴火により山の稜線が不均衡で一方に傾いているように見え、太平洋側から見る“表富士”に対し“裏富士”とでも言うのでしょうか。


 平日ですから道は極めて順調そのもの。朝霧高原から富士宮を通って富士ICから東名で沼津へ。途中、富士宮市では秋祭りが行われていて、祭り囃子を奏でながら通りを巡行する山車が見られました。地方ならではの長閑な秋祭りといった雰囲気に満ちていました。
 沼津インター近くにあるスペイン料理店サングリアでお店の人気メニュー「ガーリックチキン」と「海老のカタラン風」を食す。今日はカタラン風が先に出てしまったため、カタラン風の濃い味付けのソースが口に残ってしまい、ガーリックチキンの微妙なソース味が味わえずちょっぴり物足りなさを感じましたが、いずれにしても料理の味付けはなかなかのもので、美味いことには間違いありません。この次はガーリック→カタラン風の順番でぜひ食したいものです。


  沼津から国道1号線で箱根に入る。元箱根界隈の紅葉は今一歩で、強羅や湖尻から仙石原(有名なススキ野はいま見頃でした)にかけては所々目を見はるほどに色づく木々も見えました。箱根は今週末以降が見頃になるでしょうね。
 ところで箱根は温泉のメッカでありながら余り公共の温泉施設がなく、そのためリーズナブルな料金で温泉に入ることがなかなかできません。ホテルや旅館の日帰り入浴だと最低でも一人1000円からで、中には食事と入浴のセット料金で一人3000円というところもあります。また、公共の温泉施設が少ないと言うことは僕のような車イス利用者のための設備のある温泉も少なく、実は箱根で日帰り温泉を利用したことはありませんでした。
 ところが、この日訪れた「御殿場市温泉会館」。古くからある公営の温泉施設として知ってはいましたが、ついぞ訪れることがありませんでしたが、この日ダメ元で行ってみると、入口に段差はあるもののそこさえ上がれば風呂の脱衣所まで車イスのまま行くことができ、脱衣所から風呂までフラットに移動できることがわかりました。これなら僕にも大丈夫と、嬉しい湯浴みとなりました。
 公営ですから入場料も500円(2時間)とお手頃で、何よりこの温泉の一番の売りは風呂場から正面に見える大パノラマ。かつて銭湯の壁画といえば富士山の絵が定番でしたが、ここでは本物の富士を眺めながら温泉に浸かることができます。夕方、ここの温泉から正面には夕焼けに染まる赤富士とその麓には御殿場市の夜景が広がって見え、まさに極上の大パノラマを堪能することができました。
 この日、ほぼ半日をかけて富士山を一周したことになりますが、地域によっては紅葉の色づきにも差があるなど、紅葉前線が日本を北から南に移動していることを実感することができました。また、スペイン料理に舌鼓をうち、なにより、ようやく箱根で入れる温泉を見つけることができ満足のドライブ旅行になりました。




2009年11月3日
 十数年ぶりのディズニーランド。ハロウィーン・ウイークの最終日とあってかなりの混雑を予想していたのですが、入場までは拍子抜けをするくらいすんなり入れました。でも、中に入ると相変わらずの混雑ぶり。さすがディズニーランドですね。
 場内いたるところにハロウィーンやディズニーキャラの仮装をした人がいて、さながらコスプレ会場のような独特な雰囲気を醸し出し、それはそれで結構華やかで見ているだけでも楽しかったですよ。仮装した人同士で互いに写真を撮り合ったり、なかには仮装した人を即席モデルにお願いして子供と一緒に写真を撮る親の姿もあちこちで見られました。撮られる方もリクエストが多ければ多いほど自身の仮装ぶりに満足したことでしょうし、リクエストの声が全く掛からなかった人も仮装する楽しみに満足していたのでしょうね。
 ところで、十数年ぶりにディズニーランドを訪れてみて、僕のような車イス利用者へのアトラクション利用が以前と比べ利用条件など厳しくなり、実感としてディズニーランドが僕たちのような者をあまり“ウェルカム!”と受け入れなくなってしまったように感じました。以前は『お手伝いしますから、どうぞ!』という感じだったのですが、その後、考え方が変わったのかディズニーランド側の接客姿勢が“積極的なお手伝い”から“消極的なお手伝い”に変わってしまいました。
 例えば入口から乗り場までの案内はしてくれますが、実際に車イスから乗り物に移る際、いっさい手を出さずに見ているだけに終始します。もちろん、僕の場合は妻が手伝ってくれますから事なきを得ますが、もし一人で行った場合はどうなのでしょうか。その場合もいっさい手を貸してはくれないのでしょうか。『以前はできましたが、今はお客様ご自身でお願いしています』と答える係員が多かったのも事実です。“それでも乗るならどうぞ”という含みがありありで、『ただし途中で止まった場合、ご自身で避難して下さい。こちらはお手伝いできません』と案内されます(案内されると言うより、釘を刺されるといった方が正確かもしれません)。それを了承した上で乗車することになりますので、“何かあったらどうしよう・・・・”と不安を抱きつつ乗っているわけですから、心から楽しめません。
 こうした利用条件は配られる障害者用の利用ガイドにもアトラクション毎に記載されています。それをいちいち守っていたら、ほとんどのアトラクションを利用することができません。“車イスのままでもOK”という僅かなアトラクションとパレードを見るだけのために、一般の人と同じ入場料金を払い、人混みに揉まれたのでは割に合わないかもしれません。ただし、“そんなこと先刻ご承知だ!それでもディズニーランドは楽しいから行くんだ!”と言う強い意志と思い込みがあれば、今お話ししたことは余計なことかもしれませんね。次は、まだ行ったことのないディズニーシーを訪れてみたいと思っていますが、こちらも同様の扱いなのでしょうか?たくさんアトラクションを利用できるといいのですが・・・・。

【参考】
 ◇車イスに乗ったまま利用したアトラクションなど
   ミクロアドベンチャー、ショーベース、シアターオーリンズ、通常のパレード
 ◇車イスから乗り物に直接乗り移って利用したアトラクション
   スター・ツアーズ、ホーンテッドマンション
 ◇専用車イスに乗りかえて利用したアトラクション
   ウエスタンリバー鉄道、バズ・ライトイヤーのアストロブラスター