| <前日まで> |
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効率よい勉強をするには、丸暗記ではなく病態生理を理解することが大切です。人間は丸暗記による記憶を、そうそう大量&長期に渡って保持することはできません。 一方、病態を理解してさえいれば、その病気の合併症や治療方針を仮に忘れてしまっても比較的容易に思い出したり、さらに言えば全く知らないことでも推測することができます。 …とは言え、ポリクリや卒業試験に追われる六年生にとって、無数にある病気の病態生理をひとつひとつ復習しているヒマがある人はそう多くないかもしれません(涙)。 ですから、
ただ、第95回から導入されるスキルアナライシス(※)については、過去問がほとんど存在していません。 (※)1997〜1999年くらいにいくつかの医学部で厚生省が施行した試行試験の問題の中に スキルアナライシス的な設問が見られます。 これが唯一の国から出題されたスキルアナライシスの過去問だと思います。→[1999年厚生省施行の多施設出題試験問題と解答] 新しい出題形式ということもあって回答しにくいと思いますから、スキルアナライシスの問題に慣れると同時に情報に敏感になっておきましょう。 |
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予備校の模試はなるべく受けておきましょう。 模試は自分の実力を試すという意味もありますが、それ以上に国試形式の試験に慣れるというのが大切です。 特に、一月以降の予備校模試は『国試に受かる気でいる国試受験生(=有効受験者)』の大部分が受験します(※)。 ですから、次の項でも述べていますが、年明け後の模試で出された疾患は『みんなが知っていて、みんなが解けるもの』ですから、しっかりと復習すべきです。 (※)年明けの予備校模試のいくつかは、全国医学部の国試対策委員会で 構成している連絡協議会指定の模試になっているはずです。 つまり、母集団が本番にかなり近いということです。 どれが指定模試なのかは各大学の国試対策委員会に問い合わせてください。また、模試受験者に対しては、国試本番の合否予想判定を無料でしてくれる予備校もあります。 …まぁ、第95回国試からは問題を持ちかえれなくなるので、正確な自己採点もできなくなりそうですが。 それに、合否予想判定で『ダメかも?』と出ちゃっても、それに対して特に打てる手があるわけではないですから、合否予想判定自体が単にブルーになるだけのものという話もなくはないんですけどね(汗)。 |
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『ひみつのあっこちゃん』(テコム)や『グリーン本』などの直前情報は一応手に入れて、ざっと目を通しておきましょう。 国試においては、みんなができた問題をきっちり得点することが大切です。みんなが間違う問題は削除問題になりますから、自分だけ正解してもあまり意味がありません。 そういう意味で、みんなが知っているであろう知識(直前情報・グリーン本の内容・年明け後の予備校模試問題など)はしっかり整理することが重要です。 なお、直前情報については、各大学の国試対策委員会が把握しているはずです。 遠慮せず問い合わせましょう。 |
| <前日> |
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家が試験会場から遠い人は、(関東なら新宿付近の)ホテルに泊まりましょう。 電車が止まったり寝坊したりといったリスクを軽減できますし、予備校の超直前講習などの関係で案外多くの国試受験生がホテルに泊まっていますから、友達との情報交換や気分転換にも便利です。 また、各大学の国試対策委員会から緊急連絡や直前情報などの連絡の必要が出た際、受験生が多く泊まっているホテルにはその手の連絡が届きやすいです。 |
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国試前日や当日の超直前情報には振り回されないようにしましょう。 どうせ当たっているものなんてほとんどないし、仮にその情報が正しかったとしても数千の選択肢のうちのたかだか一つにすぎません。 それよりも国試前日はしっかり休んで、当日ベストコンディションで試験にあたりましょう。 超直前情報に振り回されたあげく寝不足になり、試験中に居眠りをしてしまったなんて笑えない話も聞いたことがありますよ。 |
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超直前情報の主な出所として、予備校がホテルに受験生を集めて行なう直前講習があります。 直前講習がいいのか悪いのかは一概には言えませんが、直前講習の内容がそのまま国試に出るわけではありません(当たり前ですね)。 時々『何々先生が直前講習で講義した〜病が、B−35番で出題!見事的中!!』なんて話がありますが、国試でよく出る病気なんて限られてます。 ひよこ医者の僕だって『来年の国試には、潰瘍性大腸炎の問題が出るでしょう!』と言えば、おそらく見事的中ですよ(笑)。 また、前日まで講習を受けることで、肝心の試験当日に疲れを残してしまうかもしれません。 直前講習の最大のメリットは、『やることはやったぞ』という精神的な安心を得ることだと思ったほうがいいと思います。 |
| <当日> |
| 机の上に筆箱は置けません。 |
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季節がらティッシュペーパーが必要になる人も多いとは思いますが、ティッシュを机の上に置けるかどうかは試験監督官によって判断が違うようです。 とりあえず試験開始前からティッシュは机の上に出しておいて、注意されなければそのまま机に置けると判断していいのでは? |
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ディバイダを持っていきましょう。 心電図を読むのに便利です。 |
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ホチキスを持っていきましょう。 本番の国試では、問題集や写真集は模試のように閉じられてはいません。 試験開始の合図とともに、教室の中は『ガッチャンガッチャン』というホチキスの音に包まれますから、もしホチキスを持っていないと仲間外れになった気分になります。 |
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黒のボールペンを持っていきましょう。 ちょっとだけ使うはずです。 |
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なんか眠くなったときには、目薬やドリンク剤、フリスクなどの清涼系菓子が重宝します。 ひとつ持っていくと安心ですよ。 |
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試験場近くでは昼食を調達できないかもしれないので、各自で弁当を持っていきましょう。 また、飲み物も試験会場内で買えないかもしれないので、試験場に向かう途中で買っておきましょう。 缶飲料よりは、キャップができて少しずつ飲めるペットボトルの方が便利です。 缶飲料だと残さずに飲まなければいけなくなりがちですが、冬場に水分を摂りすぎるとトイレが近くなりますよ。 |
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チョコレートを持っていきましょう。 休み時間、ちょっと疲れたときに一口食べると素早く血糖値を上げられるので、頭がよく回るようになります。 ケトン体でも脳は利用できますが、周りの人がおびえるのでやめましょう。 |
| マークは鉛筆が原則ですが、シャープペンシルを使いなれているのならそれでも問題ないようです。 |
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時間配分に注意しましょう。 長丁場の試験なので、漠然とやっていると後半で時間が足りなくなりがちです。 問題用紙1ページに載っている設問数はどのページもおおむね同じなので、(試験時間)/(問題総ページ数)を最初に計算しておき、問題1ページあたりにかけられる時間を把握しておきましょう。 そして、1ページ解くごとに自分のペースを確認すると安心です。 なお、問題を全部解いてから最後にまとめて解答用紙にマークする場合(推奨)、マークに必要な時間は100問で30分といったところです。 |
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休み時間、後ろの席の他大学の受験生達が『18番の問題、答えはCだよな』『うんうん、オレもそう思う。free air 見えたしな』などと会話していても気にしてはいけません。ましてや、自分の解答と違っていても動揺しないように。 この手の会話の内容はたいていいい加減です。 あなたが試験中にそれに気がつかなかったのなら、後からそれがいくらfree air に見えてもきっと artifact に違いありません。 時に、世の中には気がつかないほうがいいこともあるんです。 |
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帰り道で配っているチラシには解答速報が載っていることが多いので、なるべくもらいましょう。 ただし、この解答速報は結構インチキ混ざってます。 あ、2001年3月施行の第95回国試からは問題が持ちかえれなくなるんだっけ? 自己採点の意義も減っちゃうかな? |
| 心電図では、ある程度の長さ(およそ4拍以上)がないものは不整脈ではないことが多いです。虚血性心疾患か心内膜炎を疑いましょう。 |
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『絶対に〜はない』という選択肢に、たいてい正解はありません。 逆に、『絶対〜である』というのも同様です。 現代医学は、そこまで物事をはっきり言いきれるほど生命の神秘を解明していません。 それに『絶対』と書いてしまって、万が一その反例が出てきてしまった場合、その問題を作った出題委員の先生の立場がなくなってしまいます。 |
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中には『病気のように見えるが健常』という症例問題も混ざっています。 臨床でもそうだと思いますが、診る患者さん全員が病気だと思いこまないようにしましょう。 最近の厚生省は医療費抑制に必死なので、無駄な検査のオーダーを出す医師は作りたがらないはずです。 |
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あまり問題の深読みをしないようにしましょう。 学生時代はめちゃめちゃ優秀だったのに、なぜか国試に落ちてしまう人というのが毎年必ず出ます。 こういう人たちはたいてい問題の深読みをしすぎていて、『出題委員の先生の求める正解』のさらに先にまで考えを巡らせたあげくに不正解の選択肢へ到達してしまうようです。 専門医の認定試験ならいざ知らず、国家試験レベルではそんなに深読みする必要はありません。 ひねくれた問題は基本的に出ませんし、もし出たとしても削除されるでしょう。 あなたが人並みに勉強してきたのなら、最初に『これが正解だ!』と感じたものが、たいてい正解です。 |