医師免許ってどうやって取るの?



幾多の謎に包まれた医学界(笑)への第一歩は、医師免許を取ること。
というわけで、医師国家試験の出願から受験、そして免許申請手続きなどについて
つらつらと思いついたことをしたためてみました。

これから国試を受ける人、国試を受けるわけじゃないけど興味がある人などの参考に
なるかな?
…ならないだろうな(爆)。


1.出願

出願は各大学ごとにまとめて行ないます。

10月くらいに大学で説明会があり、戸籍抄本やら出願書類やらを持参してみんなで記入します。
記入しなければいけないことはそんなに多くないんですが、間違いは厳禁&書きなおしは不可
&予備の書類はほとんど用意されてない
ので、結構緊張します。

・例えば学歴。中学や高校の卒業年度とかを間違ってはいけません。
 多浪生留年経験者はそりゃもう大騒ぎ(笑)。
・例えば名前。戸籍に載ってるのと同じ書体で書かないといけないので、藤さんや藤さんや
 藤さんは大騒ぎです(笑)。
 他にも、くさかんむりが真中で切れてるか否かとか、日と曰とか、とにかく日本語としての
 正誤ではなく、何が何でも戸籍どおり
に書かなければいけないのでみんな必死です。
 あ、クセ字も禁止です(笑)。下手でもいいから楷書で書く、と。
・例えば印鑑。願書で押した印鑑は後日また使うので、後でどの印鑑だったかわからなくならないように
 国試出願専用の印鑑を用意する人もいます。

とまぁ、かくも非常にナーバスな書類なわけで、受験前から何気に高いハードルがあったりするわけ
ですね。
なお、受験料はおおよそPSone一台弱といった程度です。

ちなみに、不幸にして国試浪人になってしまった人にも大学から声がかかって、現役生と
一緒に出願となります。

2.国試当日

医師国家試験は毎年3月下旬に二日間の日程で行なわれます。
あ、2001年施行の第95回からは三日間になるんだったな。

さて、国家試験会場は全国に数カ所あります。
僕が受けた関東地方では、茗荷谷の拓殖大学と桜上水の日本大学文理学部の二会場。
どっちの会場もほぼ都心なので、栃木とか群馬の方の大学の学生は大変です。
新宿あたりに宿泊して受験することになりますね。

肝心の試験自体は、ABCDEFという6種類の問題で総計320問から構成されています。
基礎的な知識を問う問題から、実際の症例を提示して診断・治療方針を問う問題などなど、
いろいろ取り混ぜてあります。
おっと、第95回からは500問程度にパワーアップするんだったっけ。
だから試験日程が長くなったわけですね。

ところで、受験といえば会場周辺に陣取っているのが予備校などのチラシ配り。
大学受験の時に経験された方も多いのでは?

医師国家試験でも似たような状況でして、国試予備校のチラシがこれでもかと言うくらい
配られてます。
国試はマークシートなので鉛筆が必需品なんですが、中には鉛筆や消しゴムをセットにしたチラシも
あって、そういうのはありがたく頂戴いたします(笑)。あと、解答速報が載ってるチラシも重宝
しますね。
でも、もしかしたらその鉛筆には予備校の『国試に落ちてウチに来い!』という呪いがかかって
いるかもよ?(爆)

あと珍しいところでは、ねるとんパーティー系のチラシかな。
しかも、男性なのに会費無料(笑)。

狙いがミエミエ。
うーん(苦笑)。

…でも、いまどき医者だからって…ねえ。

3.合格発表


合格発表は4月下旬。
それまでの間、予備校などが出す解答をもとに各自自己採点をし、悲喜交々となるわけです(爆)。

一方で、国試終了後の約一ヶ月はおそらく人生最後の長期休暇になるわけで、海外旅行などに
出かけてハネを伸ばしてくる人もたくさんいます。
もっとも、医局によっては合格発表前の4月1日から勤務開始となるところもあるので、そういう
ところに入局した人は一週間そこそこしか休めないわけですが(涙)。

さて、合格すると左のようなハガキが送られてきます。

でも、不合格だった場合には何の通知もないのに、これって書留じゃないんですよねぇ。
もし途中で郵便事故があった場合は、合否は永遠に闇の中に…(オーバーな)。

まぁ、多くの受験生は直接厚生省へ発表を見に行くので、普通は大丈夫と言えば大丈夫なんですが。

ちなみに、合格発表前から勤務開始になる医局に入った人が不合格になった場合は、即日解雇
なります(涙)。
まぁ、免許取れなかったんだから仕方ないといえば仕方ないですが…やっぱり勤務開始は合格発表
後にしてほしいなぁと思うのは僕だけ?


4.免許申請


さて、合格したら免許申請しないといけません。手続きは地元の保健所でやります。
安いパソコンなら新品でも二台買えそうなくらいの額の収入印紙(涙)を申請書に貼って、健康診断書と合格通知を添えて保健所に持っていけばOK。

手続き後、二週間ほどで医籍登録が完了したことを知らせる『登録済証明書』が届きます。そこに 書かれている医籍番号が医者の背番号みたいなもので、一生ついてまわるわけですね。


5.医師免許証交付


さてさて、医籍登録が済んでから2ヶ月ちょっと、もう梅雨が明けようかという頃になると、ようやく医師免許証が届きます。長い…長すぎる(遠い目)。

しかも医師免許証は家や勤務先ではなく保健所に届くので、自分で平日に保健所まで取りに行かなければいけません。
普通、この時期っていうのは研修中なので休日だってろくに休めないっていうのに、どないせいっちゅうねん。




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