主に図書館で借りてきたビデオの感想ですが、テレビで観た作品もあります。感想末尾の()内は鑑賞した日付です。
テレビアニメの帯番組については、「TVTV」をご覧ください。ファンタジー作品については、一部「ファンタジーの世界・映像編」にも掲載しました。「ねずみくんのチョッキ1」
原作:なかえよしを(作)/上野紀子(絵) アニメーション制作:グループ・タック
製作:東映ビデオ/東北新社 (ビデオ)名作「ねずみくんのチョッキ」シリーズのアニメです。『ねずみくんのチョッキ』、『りんごがたべたいねずみくん』、『コップをわったねずみくん』(いずれもポプラ社刊)の3本が収録されています。
動きのおもしろさといったような、アニメにした意味というものは感じられないが、原作の持ち味をこわすこともない、という、可もなく不可もなしという印象でしたが、原作を壊さないということは、ほかの媒体に移されたときの最大のポイントかもしれません。そういう意味では、ほめられると思います。(2002.4.8)
「とうさん まいご」原作・監修・イラストレーション:五味太郎 監督:かやもとあきら
企画:おかだよう 企画協力:カイコーポレーション 声の出演:原田伸郎 こどもたち 五味太郎
音楽:尾形真一郎 企画・製作・発売:TDKコア (ビデオ)「五味太郎ビデオ・ライブラリー」というシリーズの中の一巻です。
タイトルの『とうさんまいご』(偕成社)のほか、『しりとりぐるぐるカードどうぶつ』(オノ・グラフィックス)、『ばったくん』(福音館書店)、『あかちゃん』(絵本館)、『海は広いね、おじいちゃん』(絵本館)、が収録されています。
いずれも絵本そのものも楽しいのですが(『しりとりぐるぐるカードどうぶつ』は、現物は見たことはないのですが、名前からしてカードだと思います。絵本版は読んだことがあります)、それをアニメにする必要性というか価値があるものというのは、そのことにより動きのテンポが絵本を読んだときに読み手が思い浮かべたテンポもしくは、それを超えたセンスのテンポで動かすことができるものと、音がすぐれているものということになるのではないかと思います。このビデオで、動きでうけたのは、『海は広いね、おじいちゃん』で、孫に象がでた、蛇がでたといわれてもうるさがるだけで本を読み続けているおじいちゃんが、「おんなのひとだよ」と言われたとたん、ぱっと振り向くところ、アニメならではと思ったのは、『ばったくん』で、ばったくんがピアノの鍵盤の上を跳ねて、演奏するところです。
『しりとりぐるぐるカードどうぶつ』でカードに描かれている動物たちの名前を幼稚園のこどもたちが当てて手いるのですが、声の様子で、こどもたちにとってのその動物のおなじみ度がわかっておもしろかったのでした。(2002.2.1)原作・監修・イラストレーション:五味太郎 監督:かやもとあきら
企画:おかだよう 企画協力:カイコーポレーション 声の出演:原田伸郎 たかみとまさみ 五味太郎
音楽:尾形真一郎 企画・製作・発売:TDKコア (ビデオ)「五味太郎ビデオ・ライブラリー」というシリーズの中の一巻です。クリスマス関連の作品を集めたようです。オープニングに冬をテーマにしたしりとり。あとは『てんしさまがおりてくる』、『まどから★おくりもの』、『もみのきそのみをかざりなさい』の3作品が収録されています。『もみのき……』は読んでいないのでわからないのですが、ほかの2作品に関しては、絵本のほうがよかったような気がします。間合いが好みと合わなかったのかも。
「ネズミあなのネコの物語」原作:『ネズミあなのネコの物語』
(文/アントーニャ・バーバ 絵/ニコラ・ベイリー 発行/ブックローン出版)
声の出演:甲田益也子 翻訳/監修:今江祥智・遠藤育枝 演出:松岡裕紀
スタジオ:プロセンスタジオ 企画制作発売:ヤマハミュージックメディア (ビデオ)ねずみ穴というのは、イングランドの村の名前。防波堤で守られた小さな漁村です。雌ネコのマウザーは、年老いた漁師のトムじいさんと満ち足りた暮らしを送っていました。ところが、ある冬、海では「あらしの大ねこ」が吼え哮り、激しい波にだれもが船を出すことができないようになりました。蓄えられた食料も底をつき、ついにトムじいさんは、海に出ることを決めます。親もつれあいも亡くし、子どもたちも巣立っていった。みなのために魚を取りに行くのは、わしの仕事だ。マウザーもいっしょです。トムじいさんがいないのでは、この家にいる意味がありませんから。トムじいさんの小舟の上で、マウザーは「あらしの大ねこ」に歌いかけます。若い頃は、こうして多くの雄ネコたちをとりこにしたものでした。美しく優しいマウザーの歌声に、「あらしの大ねこ」の怒りもだんだんに鎮まっていきます。山ほどの魚を積んで帰ってきたトムじいさんとマウザーを、村人たちはたくさんの明かりで迎えました。そして、七つの魚料理でお祝いをしました。今でも、クリスマスの前になると、トムじいさんを讃えるお祭りが開かれているのでした。
「世界絵本箱4 すてきな三人組」
荒れる海に出ていく話なので、恐かったり緊張がただようような場面が苦手なむすめが、いつ「見ない〜」と言い出すかと思ったのですが、最後まで見通しました。歌声と色の美しさのせいかもしれません。最後に実際に七つの魚の料理を作っている映像が入っているのですが、イワシのパイが、絵の通りにパイにイワシの頭と尾を突き刺したものなので、びっくりしました。尾頭付きと同じと言えば同じだけど、日本人にはない発想だと思います。
勇敢な行動をするトムじいさんですが、マウザーのほうは多分義務感とか勇敢というより、「わたしじゃなきゃだれにできるの。わたしにはできるに決まっているわ」という、自信と確信で動いているようです。それと、食欲、トムじいさんへの愛情。なんというか、気持ちのいい話です。(2001.5.15)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
トミー・アンゲラー原作の話を集めたビデオです。
「きんぎょがにげた」
宝物の代わりに女の子を盗んでしまった泥棒たちがどうしたかを描いた「すてきな三にんぐみ」(訳:今江祥智 刊:偕成社)、月に住む月おとこが地上の人々とダンスしたさに降りてくる「月おとこ」(訳:たむらりゅういち、あそうくみ 刊:評論社)、ナシが大好きなラシーヌおじさんとご自慢のナシを食べに来たふしぎな動物との交流を描く「ラシーヌおじさんとふしぎな動物」(訳:たむらりゅういち 刊:評論社)の3話です。
4歳のむすめはこわそうな話は苦手なので、「すてきな三人組」の冒頭はカーテンの影から見ていました。「月おとこ」はビデオを進めることを要求し、「ラシーヌおじさんとふしぎな動物」は、ユーモラスな絵のせいか、初めからずっと見ていました。どれもちゃんとみればいい話なのですが。(2000.12.15)原作・監修・イラストレーション:五味太郎 監督:かやもとあきら
企画:おかだよう 企画協力:カイコーポレーション 声の出演:原田伸郎 清水ミチコ 五味太郎
音楽:尾形真一郎 USP 清水ミチコ 小久保隆 製作:パセリプロモーション
企画・製作・発売:TDKコア (ビデオ)「五味太郎ビデオ・ライブラリー」というシリーズの中の一巻です。何が起きても起きないくじらの『ぐうぐうぐう』、水槽から逃げたきんぎょはどこ?の『きんぎょがにげた』、わにさんの虫歯治療はわにさんも歯医者さんもどきどきの『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』の3話が収録されています。ほかに冒頭には五味太郎さんの自画像(声も)によるタイトルコール、オープニングの『いそいで いそいで I』、エンディングの『いそいで いそいで II』が入っているのですが、4才のむすめの一番のお気に入りは『いそいで いそいで I』、継いで『きんぎょがにげた』だそうです。図書館にはほかに2巻あったのですが、まとめて一枚のDVDになったら、買ってもいいなあ... ビデオより場所取らないし、好きなところだけ見るの、楽だし...(2000.11.29)
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」原案・キャラクター設定:ティム・バートン 製作:ティム・バートンandデニーズ・ディ・ノービ
監督:ヘンリー・セリック 脚色:マイケル・マクドウェル 脚本:キャロライン・トンプソン
撮影:ピート・コザチク 美術:ディーン・テイラー 編集:スタン・ウェッブ
アニメーション監修:エリック・レイトン 音楽作詞・作曲&オリジナル・スコア:ダニー・エルフマン
発売:パイオニアLDC (LD)ハロウィンの支配者ジャック・スケリントンは、長年繰り返してきたハロウィンに変化を求めていた。そんなジャックが見つけたのは、クリスマス・タウン。ハロウィン・タウンとは全く違った雰囲気に、ジャックは自分たちハロウィン・タウンの住人たちがクリスマスをやってしまうことを思いつく。そして、自分がサンタクロースになり代わることを。ジャックに想いを寄せるつぎはぎ人形のサリーだけが不安を抱く中、準備は着々と進み、クリスマス・イブを迎え、ジャックは人間界に出発する...
「ファザー・クリスマス」
初めて観たのは映画館でした。ジャックのハイテンションぶりに圧倒され、いつか頭のてっぺんから血が吹き出すのではと、ドキドキしたものでした。もっとも、ジャック・スケリントンはスケルトンなので、そういう気遣いはないのですが... 今回、日本語吹き替え版で観ましたが、ジャックを演じている市村正親さんが、ジャックそのもので、楽しませてくれます。英語版はセリフと歌が別な人ですが、ミュージカル俳優でもある市村さんは、当然歌もこなしていて、もう、ジャックそのもの。
最後にサンタクロースが、「今度誰かのホリデーを乗っ取りたくなったら、彼女(サリーのこと。声・歌は土居裕子さん)に相談しなさい」というところがいいです。ジャックは彼女の魅力と想いに気づき、二人のデュエットでハッピーエンドです。もっとも、ジャックのことだから、また何かやらかして、彼女を心配させるのでしょうけれど。それでもそういうことを繰り返しながら、少しずつ二人の距離は縮まっていくことでしょう。(2000.11.5)原作:レイモンド・ブリックズ 製作総指揮:イアン・ハーベイ 監督総指揮:ダイアン・ジャクソン
製作:ジョン・コーツ 監督:デイブ・アンヴィン 美術監督:ローレン・ミッシェル
音楽:マイク・ハワー 声:上條恒彦 発売:アミューズ・ビデオ・パイオニアLDC (LD)サンタクロースのおじいさんが、実は寒いのが大嫌いだって、知っていました? 去年の夏、サンタさんがどんなバカンスを過ごしたか、そして、クリスマスのためにどんな準備をしているのか、イブはどんなふうにお仕事しているのか、そっとお教えしましょう。
「世界絵本箱12 ベッドのまわりはおばけがいっぱい」
『さむがりやのサンタ』と『サンタのたのしいなつやすみ』がなめらかな構成で、一本の映画にまとめられています。日本語訳がどのくらい原典に正確なのか私には判断できないのは絵本も映画も同じなのですが、映画のサンタさんは、絵本のサンタさんよりおだやかで、いわゆるサンタクロースのイメージに近いように思えます。絵本のサンタさんは、結構愚痴っぽい、気むずかしいお年寄りといとう部分もあるのですが。サンタクロースの声の上條恒彦さんは大好きな俳優さんですが、絵本のイメージには善良すぎる(?)のでは、と思って見始めたのですが、映画のサンタクロースにはぴったりです。
実は、以前テレビ放送されたときに録画してあったものを四才のむすめにみせたところ、字幕スーパーをずっと読む羽目になってしまい、これではむすめも楽しめまい(絵本でストーリーは知っているのですが)と、図書館に吹き替え版のレーザーディスクを見せにいきました。ところが、挿入歌は英語のまま。せっかく口ずさみやすいメロディなので、残念でした。この際だから、英語で歌ったら...といえるほどの英語力は、こちらにないし...(2000.10.19)
★10月末にDVDが発売になったので、クリスマスプレゼント用に買ったのですが、結局早々とあげることになりました。4才のむすめは、リモコンで好きなシーンだけ選んでみまくっています。(2000.11.20)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
ちょっとこわそうな話を集めたビデオです。
「世界絵本箱3 ロージーのおさんぽ」
魔女に捉えられた三兄弟が、末っ子の知恵と三つの道具で魔女の追跡を振り切る「ティーニィ・タイニイと魔女」(日本語版:「ちび三郎と魔女」 原作:バーバラ・ウォーカー 絵:マイケル・フォアマン 刊:評論社)、暗い暗い森の暗いくらい屋敷の物語、「くらーいくらいおはなし」(原作:ルース・ブラウン 刊:佑学社)、おじいちゃんからこどもの頃の恐くて眠れなかった話をきく、「ベッドのまわりはおばけがいっぱい」(原作:ジェームス・スティーブンソン 刊:佑学社)の3話です。
こわそうなのが苦手な4歳のむすめがどんな反応を示すかと思ったのですが、緊張しながらもみていました。三話のなかでは「ベッドのまわりはおばけがいっぱい」が気に入ったそうです。おじいちゃんがこどもの頃、ベッドのまわりに現れるいろいろなおばけがでたというと、話を聞いている二人の孫が、風も音だったとか、窓ががたがたいっていた音だとか指摘する。それはその通りで、そうして原因追究しながら(?)話をするうちに、恐くて眠れなかった孫たちも安心してベッドに入るという、こわいようで、実は安心をもたらす、すてきなお話でした。(2000.10.13)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
『とりのおはなし』というサブタイトルがついたビデオです。
「14ひきのやまいも」
めんどりのロージーが散歩しているうしろからキツネがずっと狙っているのだけれど、飛びかかろうとする度に失敗する「ロージーのおさんぽ」(原作:パット・ハッチンス 刊:偕成社)、本を持っただけでお利口になったつもりのがちょうのペチューニアがペチューニアがお利口になったと勘違いした周囲の動物たちにトラブルをまき散らす、「おばかさんのペチューニア」(原作:ロジャー・デュポアザン 刊:佑学社)、一番すてきな卵を産んだものを王女にすると約束された3羽のめんどりが産んだ卵の話、「世界でいちばんすてきなたまご」(英題:THE MOST WONDERFUL EGG IN THE WORLD 原作:Helme Heine)の3話です。
「ロージーのおさんぽ」のおかしみは、4歳のむすめには、ちょっとわからなかったようです。「世界でいちばんすてきなたまご」では、大きかったり、奇抜な形だったりする卵を産んだ3羽ともが王女にしてもらい、幸せに暮らすことになるのですが、似たような話で、「で、ひよこはどこ?」ということになり、結局みんなふつうの卵を産むことに精を出すようになったというような結末になっている話を聞いたことがあるのですが、あれはなんという話だったのだろう...。(2000.10.11)
★世界絵本箱のシリーズ構成が今では変わっていて、新しい3巻には、以前は別な巻に入っていた「みにくいあひるの子」も入っています。原作・監修:いわむらかずお ナレーション:竹下景子 作曲:寺島尚彦 監督:小華和ためお
制作協力:スリー・ディー,TDKビデオセンター 企画・制作・発売:TDKコア (ビデオ)14ひきのねずみ一家がやまいも掘りに行って立派なやまいもを掘り上げ、やまいも料理を楽しむ、という物語です。後半は、いわむらさんがやまいも掘りに出かけた様子の映像です。
「ゆうたくんちのいばりいぬ」
実はもともとの絵本シリーズのキャラクターが今一つなれないのですが、アニメになっても、やっぱりだめでした。なんというか、半端なかわいらしさが感性に合わないみたい。可愛いなら可愛い、リアルならリアルに落ちついていてくれればいいのですが。この路線(?)のねずみの絵としては、野ばらの村の物語やミス・ビアンカ(ディズニーのアニメではなく、原作の挿し絵)が好きです。アニメとしても、動きが半端な気がします。テレビで紹介されていた『14ひきのせんたく』はきれいに動いていたようなのですが。『せんたく』のほうも、機会があったら借りてみようと思います。(2000.10.11)作・絵:きたやまようこ 語り・音楽:クニ河内 アニメーション:加藤晃
企画制作:NHKエデュケーショナル 発行:NHKソフトウェア 発売:ポニーキャニオン (ビデオ)きたやまようこさんの「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズをアニメ化したものです。アニメ化といっても、NHKの「母と子のテレビ絵本」の枠で放送された物で、紙芝居の感覚に近い動き方(部分的にちょこちょこっと動くだけだったり、カメラワークでみせたり)ですが。
「ワニのライルがやってきた」
ゆうたくんちの飼い犬ジンペイが、ゆうたくんたちとの暮らしを語っています。ゆうたくんと自分の違いとか、おとうさんやおかあさんのこととか。クニ河内の語りが、あのいばりいぬだったらこんなふうに話すかもね、という感じで、なかなかおかしいです。(2000.5.26)企画制作:ヤマハミュージックメディア 発売:ヤマハ (ビデオ)
声の出演:ナレーター 谷口節 ジョシュア 亀井芳子 パパ 梅津秀行
ママ 杉村理加 バレンティ 安西正弘世界絵本箱のシリーズのミュージカル仕立ての一本です。
「世界絵本箱6 まほうつかいのノナばあさん」
東82番地に越してきた一家は、バスルームにワニがいるのでびっくり。実は前の住民が置いていったペットで、トルコ産のイクラしか食べないというワニのライルでした。一家とライルは仲良く暮らしていましたが、芸達者なライルが有名になると、元の飼い主である俳優が、取り戻しにきます。さて...
驚きながらもライルとの楽しい暮らしに馴染んでしまう一家と身勝手な元飼い主が対照的です。まもなく3才10カ月のむすめは、「マイク・マリガンのほうが好き」と言っていましたが。確かに「マイク・マリガン」のほうが音楽に力があると思ったら、「マイク・マリガンのほうがおはなしが好き」なのだそうです。(2000.5.12)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
トミー・デ・パメラ原作の作品ばかりを集めたビデオです。
「こねこのトムとあひるのジマイマのおはなし」
まほうつかいのノナばあさんのところの手伝いのうっかり者の「のっぽのアンソニー」が巻き起こした騒動を描いた「まほうさかいのノナばあさん」(声:山本圭 刊:ほるぷ出版)、羊毛を刈ってマントを作り上げるまでの工程がよくわかる、「チャーリーの赤いマント」(声:高木均)、道化師の愛の物語、「神の道化師」(声:江守徹 刊:ほるぷ出版)
自業自得とはいえ、町を埋め尽くすほどのパスタを食べなければならなくなったアンソニーは、とても気の毒です。どうやら、おなかが破裂することはなかったようですけれど。原作:ビアトリクス・ポター 企画:フレデリック・ウォーン シリーズ監督:ダイアン・ジャクソン
ビアトリクス・ポター役:ニーブ・キューサック(声:檀ふみ) 日本語版企画制作:フジテレビ&ポニーキャニオン(ビデオ)「ピーターラビットとなかまたち」のシリーズです。
「世界絵本箱15 ごきげんなライオン」
こねこのトムと姉妹たちがティーパーティのためにおめかしさせられるけれど、お客様が来る前によそいきの服を汚したあげく、あひるたちにとられてしまい、怒ったお母さんに二階に追いやられます。一方、こっそり孵せるところをさがしていたあひるのジマイマは親切な紳士に小屋を提供してもらい、大喜びで卵を産みますが、のんきなジマイマが気づかないその紳士の正体は...
助けてくれた猟犬たちにせっかくの卵を食べられてしまい、悲嘆にくれるジマイマですが、「それが自然の掟なのだから」と静かに諭されます。あの卵も、「紳士」が撫で回していなければ、助かったかもしれないと思いますが...
久々にピーターラビットシリーズが読みたくなりました。(2000.3.31)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
パリの古い屋敷に住んで勉強している12人の女の子たちと犬の物語、「マドレーヌといぬ」(原作:ルードヴィッヒ・ヘーメルマンス 声:榊原郁恵 刊:福音館書店)、男の子と恐竜が楽しく散歩に出かける「きょうりゅうくんとさんぽ」(原作:シト・ホフ 声:大和田獏、大谷育江、矢島晶子、南杏子、喜田あゆみ、竹口安芸子、小室正幸 刊:ペンギン社)、マイペースなライオンが街に出て大騒ぎになる「ごきげんなライオン」(原作:ルイーズ・フアティオ、ロジャー・デュボアサン 声:篠田三郎 刊:福音館書店)の3作品が収録されています。
「アンパンマンおもしろ音楽館」
3歳半のむすめは、怖かったり緊迫したりするシーンが大の苦手。「マドレーヌといぬ」、「「きょうりゅうくんとさんぽ」はよかったのですが、「ごきげんなライオン」の途中で、テレビを消してしまいました。明日で返す、という日に、「じゃあ、だっこで見ようか」と私のひざに抱っこしてみていたのですが、途中、公園を抜け出したライオンが通行人に吠えるシーンで大泣き。「このままでやめると、もっとこわいよ」と説得し、なんとか最後までみせました。私は話を知っていたからですが。ハッピーエンドを見届けたら、怖くなくなったようです。とはいえ、「もう一回見る」とはいいませんでしたが。この恐がり、なんとかなるといいのだけど。なんて、実はひとのこと、とやかくいえた義理ではないのですが...(2000.1.13)(LD)
「アンパンマン」の歌8曲が収録されています。毎週行っている図書館所蔵のレーザーディスクなのですが、ここ5週間行くたびに見たがるので、親はうんざり... でも、何度見てもこどもはあきないようです。(1999.12.17)
「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
声の出演:ナレーター 八奈見乗児 マイク・マリガン 江原正士 スワップ 秋元羊介
マギリカディ 杉村理加 運転手 松澤重雄 農夫 安西正弘 農夫の妻 木藤聡子
馬 梁田清之 警官 中村秀利世界絵本箱のシリーズには、ミュージカル仕立てのシリーズがあり、その中の一つです。
「世界絵本箱8 ゆうかんなアイリーン」
マイク・マリガンとスチーム・ショベル(蒸気機関車のように、木炭を炊いて動くショベルカー)のメアリー・アンはとても働き者のコンビです。彼らの仕事ぶりはいつも称賛の的。見ている人が多いほど、二人の仕事ははかどります。しかし、そんなふたりも時代の流れには勝てません。新しく出てきた電気やガソリンのショベルに仕事を奪われていきます。居場所をなくしたマイク・マリガンとメアリー・アンの運命はいかに? という、「機関車やえもん」のようなお話です。といっても、最後の大仕事を果たしたあとの行き先は、博物館ではありません。博物館で子どもたちの賞賛のため息を浴びるのも一つのハッピーエンドでしょうけれど、マイクたちの望みではないでしょう。二人は仕事をし続けたいのですから。
途中、新参者たちにいびり出されるシーンがあるので、どうかと思いましたが、歌がよかったのか、こどもは気に入ったようで、繰り返し見ていました。一番かしこいのはこども、本当はいいひとばかり、というような心温まる物語です。(1999.11.10)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
お母さんと二人暮らしの女の子、アイリーンが、雪の中をおかあさんが仕立てたドレスを届けに行く「ゆうかんなアイリーン」(原作:ウィリアム・スタイグ 声:宮崎美子 刊:セーラー出版)、美術展で入賞したユニークな作品、作ったのは、実は美術館に住み着いている芸術好きのハツカネズミだったという「ドアマンのノーマン」(原作:ドン・フリーマン 声:江守徹 日本語版未刊行のようです)の2作品が収録されています。
「ピングー 2」
「ゆうかんなアイリーン」は、以前どこかで見たことがあって、もう一度みたいと思っていた作品でした。アイリーンの勇敢さ、人々の優しさ、あたたかさが心地よい作品です。
雪の中を行くアイリーンが、風にドレスをさらわれたり、迷子になって雪に埋もれたりするので、こどもはどきどきしながらみていたようです。「ドアマンのノーマン」のほうは、アイリーンより色みが暗いし、ネズミのノーマンが追い回されるシーンもあるので、もっと緊張していたようで、見ていると言うより画面は見ずに、聞いていたようです。2回見ようとはしませんでした。(1999.10.27)原作:オットマー・グッドマン アニメーション制作:ピングー・フィルムスタジオ
発売:ソニー・ミュージック・エンターテイメイン (ビデオ)「ピングーの郵便配達」「ピンガ誕生」「ピングーの魚でテニス」「ピングーのそりあそび」の4話が収録されています。(1999.10.27)
「世界絵本箱7 パナマってすてきだな」企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
積木が使って木の人形たちが冒険に乗り出す「チェンジズ・チェンジズ」(原作:パット・ハッチンス 日本語版:「なんにかわるかな」 刊:ほるぷ出版 音楽のみで語りはありません)、部屋を片づけるより新しい部屋を探そうとかあさんのポケットを飛び出したカンガルーぼうやの話「ジョーイの家出」(原作:ジャック・ケント 声:木内みどり 日本語版:「ジョーイのぼうけん」 刊:ペンタン/電波新聞社)、クマとトラがあこがれのパナマめざして旅をする「パナマってすてきだな」(原作:ヤーノシュ 声:水島裕、工藤夕貴、野沢雅子、富山敬 刊:あかね書房)の三つの物語が収録されています。
「世界絵本箱5 ふしぎワールド」
積木がいろいろ動いて違うものに変わっていくのは、三才のむすめにも不思議で楽しいようです。私は、「ジョーイの家出」が一番楽しめました。出て行っちゃったジョーイも、残されたおかあさんの対応もなかなかのものです。やっぱりジョーイのは「ぼうけん」じゃなくて、「家出」なんです。原題も“JOEY RUNS AWAY”ですから。「家出」より「ぼうけん」のほうが小さい子にもわかりやすいということはないと思うし。もっとも、我が家の三才児は、言葉の意味をきこうとはしませんでしたが。単に、「ジョーイのはなし」と呼んでいますが。「パナマってすてきだな」もいいのですが、ちょっと物足りない、もう一ひねりほしいと感じました。企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
コブタの女の子パールと、ものいうほねの冒険を描いた「ものいうほね」(原作:ウイリアム・スタイグ 声:野沢那智)、ハロルドがふしぎなむらさきのクレヨンで描いた世界を探検する「ハロルド まほうのくにへ」(原作:クロケット・ジョンソン 声:下條アトム)、退役軍人が拾ったぼうしのおかげでしあわせになる「ぼうし」(原作:トミー・アンゲラー 声:高木均)の三つの物語が収録されています。
「ハロルドとむらさきのくれよん」
「ハロルド まほうのくにへ」は、「ハロルドとむらさきのクレヨン」に収録されているのと同じ作品です。そのビデオを見た後、このビデオを見る直前に図書館で原作の本を見つけたのですが、クレヨンで絵を描くと世界がどんどん広がっていくという話なので、ビデオを見てしまった後では、動かない絵本は魅力が半減してしまうようで、ぱらぱら眺めたものの、むすめは借りようとしませんでした。「ものいうほね」は野沢那智氏の語りが絶妙、「ぼうし」はなかなか含蓄のある話でした。(1999.10.8)声:下條アトム
企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)ハロルドぼうやが、むらさきのクレヨンで絵を描いていくと、どこまでも続く道ができたり、ドラゴンが出てきたり、お城の王様にお会いできたり。描いた線がハロルドをとりまく世界となって、空想の世界を支えます。こどもにとっては、これ以上ないというほどの楽しい世界です。見終わったむすめが、「お絵かきする」と言い出したことは言うまでもありません。私が、我が家にはむらさきのクレヨンがなくてほっとしたということも。
「世界絵本箱18 じてんしゃにのったひとまねこざる」
月夜の散歩をする「ハロルドとむらさきのクレヨン」、お城に行って悪い巨人の魔女を退治する「ハロルド まほうのくにへ」、船で旅にでる「ハロルドのふしぎなぼうけん」の3編が収録されています。
様々な冒険をして、いつもハロルドは自分の窓に帰ってくるのでした。(1999.8.20)企画制作発売:ヤマハ (ビデオ)
「おいしゃのチュー先生」(原作:ウイリアム・スタイグ 邦題:『歯いしゃのチュー先生』 声:野沢那智 刊:評論社)、「じてんしゃにのったひとまねこざる」(原作:H.A.レイ 声:所ジョージ 刊:岩波書店)、「すてきなウェディング」(原作は日本未刊行 声:高木均、八木晶子、井上遥、弘中くみ子、水野龍司)の三つの物語が収録されています。
「白いゾウ」
こどもは「チュー先生」と「ひとまねこざる」が気に入ったようで、この後、特に「ひとまねこざる」シリーズを図書館で何冊も眺めていました。私は「チュー先生」が気に入りました。ねずみの歯医者さんのチュー先生が、いかにきつねの虫歯を治療し、食べられずにすんだかの物語です。自分の身に危険がせまりそうな患者は診ないという看板をかかげておきながら、天敵のきつねの治療をしてしまうあたり、歯医者の鑑ですね。それに引き替え、恩を感じながらもチュー先生夫妻を狙ってしまうきつねは、まだまだ修行が足りませんね。
このビデオシリーズ、原作の絵本をみながら楽しみましょう、というコンセプトで作られており、最後に原作のリストがついている、とっても親切な構成になっています。(1999.8.13)監督:RAM MOHAN キャラクターデザイン&ストーリーボード:MICKEY PATEL HARINDER SINGH
日本語版スタッフ
監訳:松岡 享子 翻訳:たかしまちせこ 演出:蕨南 勝之
日本語版キャスト
ナレーター:京田尚子 シャンカル:伊藤和晃
制作:ユネスコ・アジア文化センター 企画制作発売:ヤマハミュージックメディア (ビデオ)アジア・太平洋地域のユネスコ加盟国で語られてきた昔話をアニメーション化したシリーズの第2巻目です。原作はインドの昔話です。
「蛙になったお姫さま」
王様の庭師が、ある晩天から降りてきた白いゾウの尾に掴まって、天に昇ります。天の庭の見事な果物や花を持ち帰り、妻にはどうやって手に入れたか、口止めします。しかし、人の口に戸は立てられず、あっと言う間に噂は広がり、次に庭師が白いゾウに掴まったときには、噂を聞きつけた人たちが次々と連なります。大勢の人の鎖をぶら下げたまま、ゾウは天へと向かいます。そして...
似たような話は、日本の昔話にもあったかも。まるで落語のようなとぼけた語り口も楽しい作品です。図書館で借りたものなのですが、入っているはずの解説書がなく、詳しいことがわからなくて残念です。監督:ミハイル・ツェハノフスキー 脚本:M.ヴォリピン 音楽:Yu.レヴィティン 美術:L.ミリチン/A.ベリャコフ
企画・制作・発売元:アイ・ヴィー・シー 販売元:ビームエンタティメント (DVD)旧ソ連で、1954年に作られたというアニメーション作品です。魔王の求婚を断ったために蛙にされてしまった美しいお姫さまを、矢による選択で妻にした王子が、姫を救いだし、魔法を解くという、ロシアの民話を元にした作品です。
「ピングー 1」
日本のテレビアニメのようにぎくしゃくせず、さりとて昔のディズニーアニメのようにくにゃくにゃすることもない、優雅な美しい動きです。キャラクターも写実的で、柔らかで品のよい姿です。とても美しい作品です。原作:オットマー・グッドマン アニメーション制作:ピングー・フィルムスタジオ
発売:ソニー・ミュージック・エンターテイメイン (ビデオ)サブタイトルに「世界で1番元気なペンギン」とあるので、なんとなく長靴下のピッピのような超人的(ペンギンですが)を連想しまったのですが、決してそういう「超えた」存在ではなく、ごくふつうの男の子なので、「おやっ」と思いました。「ふつう」といってもそれが面白くないのではなく、ふつうのことをしているのに、どこかおかしいのですが。第1巻には、「僕はピングー」「ピングーの魚つり」「ピングーの卵のおもり」「ピングーのスキーレース」の4本が収録されています。ピングーたちの話しているのはピングー語(?)なので、3歳になりたてのむすめでも充分理解できるようです。先日はミスタードーナッツの '99夏のキャンペーンのピングー人形を手に入れ、大満足の様子です。ポイントためて、グッズももらうようだろうか...
「キッパー 1」
このアニメを制作しているスイスでは、憲法の中でドイツ語、フランス語、イタリア語、レト・ロマン語という4つの言語を「国家の言語」として認めているけれど、連邦各州の公的機関で使われているのはドイツ語、フランス語、イタリア語の3言語だそうです(放送大学「日本語表現法」のテキストによると)。ビデオにもその3つの言語の表記があります。原作:ミック・インクペン アニメーション制作:グランド・スラム・チルドレンズ・フィルム
制作:ヒットエンタテイメント
発行:NHKソフトウェア 発売:日本コロムビア (ビデオ)嵐の夜にずぶぬれの雛が迷い込んでくる「お客さん」、友達のタイガー(イヌ)と釣りに出かけたキッパーが釣竿代わりに持ってきた傘につかまって、どこまでも飛んでいってしまう「傘」、友達のピッグ(ブタ)の誕生日に希望のプレゼントを用意したものの、自分で気に入ってしまった「ピッグへのプレゼント」の3話が入っています。
「小川のほとりで」
どのお話でも、小さいものたちに優しく面倒見のいいキッパーなのですが、対友人になると、キッパーが面倒を見られる側みたい。「ピッグへのプレゼント」でピッグが示した解決策がとてもやさしい。原作:ジル・バークレム 日本語ナレーション:榎木 孝明
制作:コスグローヴ・ホール・フィルムズ
発売:ビジュアルワークス (ビデオ)「のばらの村のものがたり」シリーズの夏のお話です。粉ひき小屋で働くダスティとチーズ小屋のポピーはお互い惹かれあっているのだけれど、照れ屋な上にポピーの気持ちに自信が持てないダスティは、プロポーズができません。そこでプリムローズは一計を案じ、ウィルフレッドとともに、キューピット役を務めます。そして、夏至祭りの日、待ちに待った結婚式が、小川に浮かべたいかだの上で執り行われます。
「蓮の花の姫」
どうやらこの村では女性からプロポーズしてはいけないらしく、ただ待つだけのポピーに対して、「それでいいの?」という気もするのですが、まあ、しかたないかなぁという気もします。それに、放っておいたらいつまでも言えないダスティだからこそ、こどもたちに背中を押されてでも自分から言うことが大事だったのかもしれません。アニメシリーズを見ていると、ウィルフレッドとプリムローズはほとんど変わらないけれどウィルフレッドのほうが少しだけ年上のようなのですが、プリムローズのほうがおませに描かれています。性差ということなのでしょうか。
★原作★フー・イーホン シュー・レレ
監督:胡 依紅 キャラクターデザイン:徐 楽楽 制作協力:上海美術電影製片所
日本語版スタッフ
監訳:松岡 享子 翻訳:たかしまちせこ 演出:蕨南 勝之
制作:ユネスコ・アジア文化センター 企画制作発売:ヤマハミュージックメディア (ビデオ)アジア・太平洋地域のユネスコ加盟国で語られてきた昔話をアニメーション化したシリーズの第1巻目で、原作は、『聊斎志異』の一編、『蓮花公生』です。夢の中で人間でないものの女王の姫「れんか」(蓮花でしょうか)をめとった学者の物語。巨大な妖怪の襲撃で、姫を連れて宮殿から逃げ出す。宮殿の再建を果たせず姫になじられる学者だが、目覚めてから偶然、姫の願いを叶えることとなる。その妖怪の正体とは、そして、姫の真の姿とは。
「長い長いお医者さんの話」
図書館で借りたものなので、ケースや解説書の類がなくて詳しいことはわからないのですが、中国で制作されたもののはずです。なかなか趣のある作品です。夢と現を行ったり来たりする物語なので、理解できるのは小学校中学年以降かな。原作:カレル・チャペック 翻訳:中野 好夫 語り:秋野 太作
脚色:岩間 宏通 音楽:悠木 昭宏 絵:唐仁原 教久 アニメーション:プッペ
発行:NHKソフトウェア 発売:ポニーキャニオン (ビデオ)とんまな弟子を怒鳴りつけようとして、魔法使いがのどに梅の種をつまらせてしまいます。呼ばれてやってきたお医者様は、手助けしてくれる医者仲間が来るまでに、お話を一つ。魔法使いのために健康に関する教訓をつけて。それからやってきた3人の先生も、同じようにそれぞれ話をします。魔法使いは目を白黒させたままなんですけれど。
「パディントン・ベアー」
これも、NHKの「母と子のテレビ絵本」で放送されていたものです。こどものためでなく、自分のための借りてきました。小学生の頃から、原作が大好きだったのです。このビデオは、原作の味をよく出していると思います。絵のほうは、ちょっとイメージと違うところもあるけれど。こうしてビデオでみると、朗読に向いたお話なんですね。近くにいる大人が読んであげられないときには、こういうビデオをみせてみるのもいいかも。原作:マイケル・ボンド 翻訳:滝沢 ふじお 語り:下條 アトム
発行:NHKソフトウェア 発売:ポニーキャニオン (ビデオ)99年4月がBS2で「くまのパディントン」のアニメが始まりましたが、それとは全く別物で、以前教育テレビの「プチプチアニメ」の枠で放送されていた作品のビデオです。前述の作品はセルアニメですが、こちらはパディントンだけがぬいぐるみ風の人形で、ほかのキャラクターは紙を切り抜いた人形です。アニメにしてはあまり動かないのですが、それでもというかそのせいなのか、パディントンの世界の雰囲気が漂ってくる作品です。セルアニメ版のほうは、パディントンのアニメ化作品としては納得がいかず、初回以降見ていません。
「春のピクニック」
さてこの巻には、「このくまをよろしく」、「クマとお風呂」、「パディントン、地下鉄にのる」、「はるばるショッピング」、「パディントンとオールドマスターズ」の5本が収録されています。各5分の作品なので、原作の物語の中から一つのエピソードを取り出した、という感じですが、パディントンの魅力を充分伝えてくれます。原作:ジル・バークレム 日本語ナレーション:榎木 孝明
制作:コスグローヴ・ホール・フィルムズ
発売:ビジュアルワークス (ビデオ)「のばらの村のものがたり」シリーズの一冊を人形アニメにしたものです。初めてこの作品を見たとき、「何で作ってあるの? どうやって動かしているの!?」とびっくりしました。それほどすばらしい動きなのです。人形アニメを作っている友人によると、ラテックスという素材で作った人形をこま撮りしているそうです。背景(前景もあります)はデコパージュで、ジル・バークレムの世界そのものです。それが、人形のネズミたちと全然違和感なく馴染んでいるところも素晴らしいです。
「どうぶつえんのいっしゅうかん」
物語は、原作よりドラマチックに作られています。シリーズの初めの4作品がアニメ化されているのですが、ウィルフレッドとプリムローズを中心に持ってきて、もともとの話を作り替えていると言うより、描かれていない部分を加筆した、という感じです。この作品では、春のピクニックは、ウィルフレッドの誕生日のびっくりパーティなのですが、いかに本人に気づかれずに準備し、驚かせ、喜ばせるかに村のみんな、特にプリムローズが苦戦というか、健闘する様子が楽しく描かれています。どんなに愛らしく作ってあったって、ネズミなんてみるのもイヤ、というのでなければ、是非ご覧になることをお薦めします。
★原作★原作:斉藤 洋 語り:山本 圭
脚色:鈴木 悦夫 音楽:中村 弘明 絵:高畠 純 アニメーション:プッペ 編集:NHK
発行:NHKソフトウェア 発売:ポニーキャニオン (ビデオ)以前NHKの「母と子のテレビ絵本」という番組で放送されていたものです。火曜日から始まって、一週間の毎日プラス日曜日の夜の8つのおはなしで構成されています。それぞれのおはなしが、少しだけ前の日の話題に繋がっていて、されげなく全体で一つの物語になっています。ともだちのいい夢までたべちゃったバク、お客さんを楽しませたいライオン、寂しいキリン。どの動物もとても優しくて、思いやりのある生き物たちです。もっとも、冷たいペンギン、あてにならないハトたち、なんていうのもいますけれど。
アニメーションというより、タイトル通り絵本というか紙芝居のような動きで、ゆったりとお話を楽しめます。
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