●●● 作品名五十音順感想 ・み〜め・ ●●●
たいへん、おとうさんとおかあさんにはぐれちゃった! 女の子に助けの手を差し延べてくれたのは、見知らぬお兄さん。でも、その手には白い杖。目が見えなくても、探せるって言うけど、ほんと?
だれも振り向いてくれない中で、自身が助けを必要としていると思える人が、助けてくれます。人を助けるのに必要なのは、視力よりもまず思いやり。そして、視力がなくても見えるものはいろいろあるのです。たいせつなことに気づかせてくれる本です。(2005.6.17)
さちおの家は、大きな仕立屋だった。だった……倒産するまでは。なんとかすると言っておとうさんはどこかに行ってしまった。取り残されたさちおの前に現れたのは、三日月村から来たという黒猫。三日月村。死んだおかあさんのふるさと。黒猫の仕立ての腕のおかげで、店はよみがえるが……
特製のボタンを手に入れるために三日月村に行ったさちおは、黒猫の忠告にもかかわらず、仕立屋のことを忘れてしまう。おばあさんの家の二階の部屋に隠された秘密。村の秘密。
十二歳の子どもにはそぐわない役割を負わせている気もしますが、もっと年上だったら帰ってこられなかったか、帰ってはこられても、すべてを失ってしまったかも。村の様子はいかにも安房直子さんでしたが、主人公が男の子というのは、これまで読んだ本の中では珍しいかも。(2005.7.27)
たいへん、王子さまがなにも食べなくなっちゃった! 唯一食べたいものは「みしのたくかにと」だって。それってなに?
いい子ちゃんで周囲の期待に押しつぶされそうになった王子さまの反乱。「みしのたくかにと」を育てていたふとっちょおばさんは、反乱の本当の理由を見抜きます。子どもにはおひさまとともだちとおいしいものが必要なんだよ。「みしのたくかにと」を食べた王子さまは、きっととってもすてきな王さまになることでしょうね。
福音館書店刊『みしのたくかにとをたべた王子さま』を改題、挿し絵を加えたものだそうです。(2005.5.6)
春から順に、季節ごとに見られるタネを紹介しています。親しみやすい絵で、五才のむすめは気に入ったようです。子どもにも見つけやすいような身近なタネをとりあげているので、そういう意味では実用的な本でもあります。(2001.9.14)
「こどものとも」484号です。
みどりのホースに誘われてブラシを持って散歩に出かけたけんたくん。車や壁を洗ったり、砂遊びの子どもたちや木に水をあげたり、大活躍です。
お話のおもしろさもさることながら、柳生弦一郎さんの絵の元気のよさが気持ちいいです。私も、ホースを持ってでかけたくなりました。(2000.3.24)
「こどものとも」14号です。
おーすとらりあからにっぽんへのツバメの渡りを描いた物語。「こもりぐま」にコアラとルビが振ってあるのが新鮮。途中、飛行機の爆音に悩まされるりゅうきゅうつばめの話が出て来たりして、時代を感じさせる。自分のこどもに読ませたい1冊。
こどものとも(年中向き)181号です。
みのをなくしたみのむしのぼうやが、みんなからちょっとずつ材料をもらって、新しいみのを作る話です。
平面の絵だけでなく、みの部分にあれこれ張り込んであるところが、楽しいしあがりになっています。(2003.6.25)
「こどものとも」532号です。
ミノルがはまべの岩の上に乗って、「船にのっているみたいだね」と言ったとたん、岩は本当の船に。さあ、南の島へ出発です。
昨日今日は妙に涼しいものの、まだまだ暑さにあえぐ日もある9月ですが、「南の島」と聞くと、なんだか心の中の「あこがれ」の不部分が刺激されて、行ってみたくなります。ところで、「南の島へのあこがれ」というのは、どの辺に住んでいる人までが持つものなのでしょう? 埼玉で生まれ育った自分はともかく、私から見れば十分南である大分生まれの作者もあこがれを抱いていて。もっとも、大分は島ではありませんが。住むのなら、湖に近い高原があこがれの土地なのですが(寒すぎず、電気・ガス・水道完備が条件だけど^^;)、「南の島」というのは、やはり心騒ぐ響きなのです。なぜでしょうね?(2000.9.6)
「こどものとも」59号です。
北海道の開拓地に住むみゆきちゃんは、もうすぐ一年生。汽車で6時間かかる札幌まで、ランドセルを買いにおとうさんとでかけます。札幌の町は開拓地とはまるで違っています。初めてみる町の様子に目を見張るみゆきちゃん。赤いランドセルを買ってもらって、家路についたのでした。
おそらく44号の『かいたくちのみゆきちゃん』の続編として書かれたものだと思いますが、年度としては翌年になるので、前編を知らずに読んだこどもも多いでしょうね。もちろん、話はそれぞれ独立した物語として理解できる内容なのですが。
開拓地の暮らしよりは、6時間かけて近場の大都会まででかけることのほうが、より身近に感じられるこどものほうが多かったでしょうね。たくさんの人や大きな建物に、みゆきちゃんもびっくりします。でも、その様子より私の心に残ったのは、小学校の校庭に水を張って作られたスケートリンクを見たみゆきちゃんが、自分たちで作るから、といったシーンでした。そのおとうさんとの会話の部分だけ文字が小さく、みゆきちゃんのまっすぐさを感じたのでした。(2002.1.20)
『こそあどの森の物語』シリーズの五巻目です。
へんです。いつもなかよしのポットさんとトマトさんが、よそよそしいのです。もっとへんです。いつも静かなスミレさんとギーコさんが、歌っています。へんです、絶対に。実は、スミレさんとギーコさんは、カタガスラというめずらしいスパイスの入ったコーヒーを飲んでしまったのでした。飲むとなぜか歌ったり踊ったりしてしまうと言う、この不思議なスパイスで、ポットさんとトマトさんを仲直りさせることはできるでしょうか。
飲むと歌ったり踊ったりしてしまうし、光や音の幻覚まで見えてしまうという、あぶないスパイスの話なのですが、人に害を与えるものではなさそうなので、よしとしましょう。小学一年生のむすめは、ここまでのシリーズ中この話が一番気に入って、繰り返し読んでいます。
ふだんの言葉では言えないことでも、歌って踊れば口からこぼれてくることもある。人は、ときには解放されることも必要ですね。いつもと違うことをすれば、いつもと違う自分が見えてくるから。
この巻も、二部構成になっていて、後半は、前半には出てこないトワイエさんとホタルギツネの出会いの物語になっています。
後日談の「つけたし」は、気に入りました。このシリーズのキャラクター、それぞれいい味を出していますが、私は、特にスミレさんが好きです。(2003.8.19)
☆
「かがくのとも」傑作集の一冊です。どんな生き物もみんなうんちをするんだ、という本です。こどものトイレトレーニングに手こずっているときに借りようと思っていたのですが、図書館でめぐりあえずにこのたび初めて読んだ本です。
今思うと、気分的に追いつめられているときに読まなくてよかったと思います。教科書的に読もうとしたら、楽しめなかったことでしょう。(2001.9.3)
年少版「こどものとも」145号です。
どうぶつたちが、おおあくびをしている顔の絵本です。藪内さんの絵が、魅力的です。あえてこびたキャラクターを作らなくたってあくびの顔は、どれも味があります。ついつい、こちらまで、ふわぁ〜(2003.4.10)
年少版「こどものとも」222号です。
雨がやんだ!! さあ、空を飛ぼう。ぞうが飛ぶ、かばが飛ぶ、ペンギンだって、赤ちゃんだって。みんな空を飛ぶんだよ。だって、こんなに晴れているんだもの。飛んで、飛んで、こんどは雲の上でお昼寝だね。
そう、YOU CAN FLY!! きみも飛べるよ、きっと、きっと。(2000.4.12)
「こどものとも」16号です。
協調性の大切さを呼びかける本、といったところ。どちらかというと、岩崎ちひろが幼稚園生活を描いた絵に解説をつけた感じ。そういう時期のこどもにはうなずける内容だと思う。
「こどものとも年少版」249号です。
むすめのトイレトレーニングに手を焼いていた時期に、バックナンバーで入手しました。
いろいろな生き物たちがトイレに入るのだけれど、それぞれ遊んでしまったり、巣にしてしまったりでおしっこできない。でも、みんなはちゃんとできるよね、もう大きいんだもの。
生き物たちの様子が面白くていいかと思ったのですが、生態を知らないと、どこが面白いのかわからないのでした。ビーバーが歯ブラシで巣を作ってしまうとか、羊が群れたがると言われても、むすめにはピンと来なかったようで。
親のもくろみの役には立ちませんでしたが、動物の生態がわかるようになれば、面白いと思います。
解説によると、欧米ではこういった排泄をテーマにした絵本は、ごく珍しいそうです。トイレトレーニングのお助けグッズの一つとして絵本を使うこともよくある日本とは、文化の違いですね。ご不浄にも神様がいるなんていう考え方は、欧米人には受け入れがたいことかもしれません。もっとも、違う神様の存在自体、受け入れてもらえないかもしれませんが。
『むかしのこども』というタイトルに、「五味さんが、コマ回しやメンコしている子どもの絵本? まさかね。昔とか言って、『原始時代のこどもは……、江戸時代のこどもは……』とかいう本かな」と思って開けてみたら、あれれ、やっぱり私が子どもだった頃かな? うん? もうちょっとあとみたい。あれれ、「むかしのこども」って、今のこどものこと?
おはなし(というか、レポートというか)はおもしろかったのですが、ひたすらグレーのバックが続くので、6才のむすめは途中で投げ出しました。確かに、「むかしのこども」の毎日って、そんなにグレーなのか……とグレーな気分になる一冊でもありましたが。でも、自分にとって極彩色のことが、どこかから見るとグレーであるように、グレーなことも、別な視点で見れば極彩色に変わるかも。(2002.10.23)
『女子中学生の小さな大発見2』です。
一冊目『女子中学生の小さな大発見』同様、女子中学生の視点の新鮮さが、いろいろなことが当たり前になってしまっている目の曇りを晴らしてくれるような、さわやかで、健やかで、なんというか癒し系の本です。(2005.6.27)
「みるずかん・かんじるずかん」シリーズの一冊です。植物に似た姿を持つ虫たちの写真を集めいます。こんなにそっくりと驚くのもよし、どこに隠れているのかこどもと一緒になって探すのもよし。でも、写真だから見つかるのであって、林や草むらで見つけるのは至難の業だと思います。この写真を撮った海野さんはすごい!! (2002.2.24)
古書店・狢堂の主人が亡くなり、代わりに息子だと言う人がやって来た。その人は、店の前にもう一枚看板を出した。狢探偵局。ムジナ探偵は、ふつうの事件は引き受けない。今回の事件だって、夢に出てきた箱が本当にあったから中身を見てきてほしいとか、学校で妙なものが盗まれたから探ってほしいとか、そんなのばっかりだ。ムジナ探偵、本当はだれなの?
いつもいねむりばかりしているようで、実はなにもかもお見通しのムジナ探偵。事件が、さりげなく日本古来の(?)妖怪というか、不思議な存在とつながっているところが魅力です。お約束的な小学生源太の存在もうれしい。(ムジナさんか迷惑がっているけれど。)不思議で、ちょっと切ない、懐かしくて、おもしろいシリーズです。挿絵のおかべさんが埼玉の人のせいか、本棚に並ぶ本に、さりげなく埼玉の地名がついているところが、埼玉県人には二度おいしい!?(2004.4.14)
ムジナ探偵局第2弾です。
幽霊にとりつかれた男の依頼で、幽霊の身元調査をする第1話、密室から指輪を盗み出した犯人を捜す第2話が収録されています。
意外な正体に、第1話では笑い、第2話では、その手できたかと思ったり、で、楽しめました。
このノリ、少年ドラマシリーズでやってほしいところです。(2004.4.21)
女の子が狙われている。そんな話を小耳に挟んだ源太。ムジナ探偵に知らせに行ったけど、「臨時休業」だって! いつも開店休業みたいなくせに。しかたなく、一人で事件解決に乗り出した源太だけれど、ムジナ探偵の宿敵猫股のヒルネ、もとい、シェスタも現れるし。時間はない。源太には女の子を救うことができるのか!?
という話になるのかと思ったのですが、ムジナ探偵が間に合うように帰ってきてくれたので、源太も肩の荷が下りたことでしょう。「いままでにない恐怖の第五弾!」というのが売り文句なのですが、たしかにぞくっとするものがあります。私としては、『闇に消えた男』のほうがぞくぞくしたのですが。でも、こっちのほうが、身近で怨念という感が強いかも。『闇に消えた男』のほうは、情念でしょうか。
レギュラーも増えるみたいで、この先も楽しみです。(2004.6.9)
ムジナ探偵局第4弾です。
古い家に起きる怪奇現象のなぞを解く第1話、幽霊が教えたかった秘密を探る第2話が収録されています。
源太くんファンには、タイトルにもなっている第2話が楽しいと思います。(2004.4.21)
ムジナ探偵局第3弾です。
旧家からの依頼で、ムジナ探偵と源太は、岐阜の山奥に赴く。その家では、七年前に失踪事件が起きていた。密室状態の屋敷から行方不明になった男は、どこに消えたのか。そして、男の正体は……
タイトルを見て、少年探偵団を思い浮かべたのですが、そこまでおどろおどろしくはありません。でも、このシリーズとしては、そういう雰囲気があるかも。伝説を今に絡めた、どこか、もの悲しいお話でした。(2004.4.21)
「こどものとも」272号『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』、307号『ムッシュ・ムニエルのサーカス』、367号『ムッシュ・ムニエルとおつきさま』の3話を一冊にしたものです。
ムッシュ・ムニエルはやぎの魔術師。魔術師なんだけれど、どうもここぞというときに決められない。おかげで、ちょっと自信喪失気味です。でも、ムッシュ・ムニエルはすごい魔術師なんですよ。
ガラス瓶を潜水艦にしたり、月を捕まえたり、すごいんです。でも、本人の希望とはちょっと違うらしい。妙に自信がないところがほのぼのしています。(2000.11.22)
ムニュという、不思議な生き物(?)のお話(?)です。
こういう本は、感想を書くのがとてもむずかしいです。つまり、「ムニュ」というのはこういうものなんだよ、といっているだけのようであり、深い意味があるようでもあり。ひとによっては、癒されるということもあるでしょうけれど。読む本というより、感じる本のようです。(2000.11.15)
「こどものとも年少版」269号です。
一読して、なつかしさにとらわれました。こども時代の夏の日がよみがえる一冊です。
むんむん暑い日、なっちゃんはお庭に器をならべて遊んでいます。赤い花、緑の葉っぱ、黄色い花、そして水。花をしぼればジュース屋さん、水に浮かべればボート屋さんです。小さなお客さんもやってきます。むんむん暑い日だけど、なっちゃんのまわりには、心地よい風がふいているようです。
小さなお客さんが来てくれたかは記憶にないのですが、私もこどもの頃色水遊びを楽しみました。当時、団地住まいで色が付くほどには花を手に入れられなかった私たちにとって、色水の材料はもっぱら折り紙でした。今の折り紙はこすっても色落ちしないのが当たり前ですが、あの頃はちょっと濡れた手で触ったり、何度もこすったりしたら色が手に付くのが当たり前でした。その折り紙をくしゃくしゃにして水につけておくと、たちどころに色が溶け出して、好みの色水を簡単に作ることができたのです。私がまだ色水遊びをしたい年頃の内に、安全上の問題から折り紙は色落ちしないものに代わり、少しの花や葉でつく程度の薄い色でがまんしなければならなくなったのでした。1年ほど前、近所の保育園でのどろんこ遊びの日にこどもを連れて行ってみたら、色水で遊ぶコーナーがありました。どうやって作っているのかと思ったら、絵の具を溶かし込んでいるのでした。そうでもするしかないのでしょうが、私としてはいささか寂しいものを感じたのでした。
『たくさんのふしぎ』傑作集の中の一冊です。
世界各地の迷宮や迷宮伝説を紹介した本です。アンバーのパターンを思い出しました。迷宮って、わくわく、どきどき、そしてこわいところ。行ってみたいな、アリアドネーの糸があれば。(2004.3.9)
ねずみのメイシーちゃんがしょうが入りビスケットを作る話です。
3才半のむすめはお菓子づくりが気になるお年頃。「わたちも作る〜」と言い出すこと必至です。でも、「しょうが入りビスケット」というのはピンとこなかったようです。それと、ちょっと残ったからって、焼いていないビスケット生地をなめるはやめようね、メイシーちゃん。(2000.1.13)
仮装パーティに招かれたメイシーちゃんが選んだ衣装は?
表紙のメイシーは海賊の格好をしていますが、迷いに迷ってパーティに着ていったのは別な服です。でも、海賊の格好が怖かったのか、3才半のむすめはあまり興味を示しませんでした。(2000.1.7)
とても暑い日。メイシーちゃんはプールに入ることを思いつきます。ふくらませて、水を入れて。おや、ぞうのエディもやってきました。入れるのかな?
こどもはプールが大好き。夏になったら入ろうね。(2000.1.12)
「こどものとも年少版」261号です。
メキシコに住んでいる女の子、ルーちゃんが、おかあさんとバスで市場に行ったときの様子が描かれています。こどもにいろいろきかれながら読んでいるのですが、毎号はさみこまれている解説(?)をうっかり捨ててしまったことを後悔しています。作者がいろいろ説明してくれているのに...
知らない国に行ってみたくなる本です。
『おおきなクマさんとちいさなヤマネくん』シリーズの3冊目です。
ふゆごもりから目覚めたヤマネくん。がけっぷちにあったミツバチさんの家が、がけしたに落っこちそうなのを発見! 森一番の力持ちのクマさんに助けてもらおうと思いますが、クマさんは全然起きる気配がありません。どうしたら、クマさんを起こせるかしら。ミツバチさんを助けられるかしら。
冬眠から醒める間際に、満腹の夢を見られるものかな、とか、ヤマネくんを猛禽が追いかけているから、食べようとしているのかと思ったとか、突っ込みたいところ満載…… ただ、びっくりして飛び上がったヤマネくんは、絶妙のかわいさでした。(2005.3.17)
「こどものとも年少版」268号です。
サンとハルはツッチーさんちのネコ。ある日ツッチーさんはふたりを置いておでかけです。初めはさびしがっていたふたりも、やがてやりたい放題に。
正直なところ、おはなしはおもしろいものの、自分では選ばないと思う絵なのですが、こどもには楽しいようです。特に、散らかしまくっているページが...
「こどものとも」353号です。
きょうはあそび相手のみつからないかんたは、くやしまぎれにめちゃくちゃな歌を歌う。すると、注連縄を張られた大木の根本の穴から、不思議な声が聞こえてきた。穴をのぞきこんだかんたは、ひゅうっと吸い込まれて、夜の山へ。そこでであった3人のおばけたちと遊ぶことになる。
遊びたがったり、「おかあさん」とかんたが叫んだらもとの木の前に戻ったり、お化けの正体の親に縁のなかったこどもの変化したものかな、と思いました。タイトルの「めっきらもっきらどおんどおん」は、かんたの歌っためちゃくちゃ歌の一部なのですが、読み聞かせのとき、こういう歌の場面はむずかしいです。何か適当なメロディーが浮かべばいいのですが、どんな歌も同じような節回しで歌ってしまっているような...(2001.1.30)
ナツカのおばけ事件簿第1巻です。
ナツカのパパとママが離婚したんだけど、世間一般とは違って、ママからパパに生活費を届けている。別れたからって、ほっておけないでしょ、とママは言うけれど、本当はまだ好きなんじゃない?とナツカは思っている。そのパパをしゃんとさせるため、ナツカは仕事を思いついた。探偵事務所、それも、おばけ話専門の。ほら、さっそく事件の依頼だ。間違って燃やしちゃったお人形のメリーさんから、夜な夜な電話がかかってくる? トイレに花子さんが出る? さあ、ゴーストバスターヒグレ(ナツカとパパの姓は日暮というのだ)の出番よ!
しっかりものの小学生ナツカと、ぼーっとしているけれど頭はいいパパ。目の前の問題が片づけば、元から絶つようなことはしなくていいようです。最後のナツカの分析は、結構いろいろな場面で問題の解決方法として応用できるかも。(2004.8.4)
『タカオのつくもライフ2』です。
拾って交番に届けた携帯電話が、また、うちの庭に転がってたとなれば、タカオの場合、それはつくも神に決まってる。
つくも神自転車チャーリーに飛び乗り、夜の街を失踪するタカオは、なにものかに襲われる。それはなんと、黒電話のつくも神。携帯電話のせいで自分たち黒電話が使えるのに捨てられたと、うらみを抱いているのだ。チャーリーのアドバイスで、つくも神黒電話と話をつけるタカオ。というわけで、タカオの家には自転車チャーリーと携帯電話メリー、黒電話アレックスが住み着くことになったのでした。ちゃんちゃん……
「メリーな夜」というから、クリスマスネタかと思ったら、とある怪談話がらみでした。作者、こだわりがあるらしい……(2005.6.15)
『山下明生の空とぶ学校』シリーズの3冊目は「音楽」の時間です。
おたふくかぜで学校をお休みしているわたしのお見舞いに、おとうさんがメロンを買ってくれたの。メロンってね、音楽が好きなんだよ。いっぱい聞かせてあげて、おいしいメロンになってもらうんだ。
というわけで、音楽をきかせるのが楽しくなっちゃって、メロンを食べない「わたし」にちょっとハラハラ。だって、メロンがだんだん熟して、食べどきは過ぎちゃいそうだし、アリには狙われているし。あっ!と思うと、ほっとする、そんな結末が準備されています。(2004.10.12)
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