空港からエグモア駅へ鉄道で@チェンナイ
僕はバンコクを早朝6時15分発のインディアンエアー、IC738便に乗る。
目的地のチェンナイ到着が僕の腕時計で9時40分。
つまり、飛行時間は3時間25分。
しかしもちろん腕時計の時間はタイ時間で、インド時間はこれから1時間半遅れている。
ということでチェンナイの時間は、まだ8時10分でした。
時間が早いので、トイレに行って、ゆっくりと歯を磨きヒゲをそる。
空港のアメックスで100米ドルのトラベラーズチェックを一枚両替すると、4275ルピーになる。
早い話、1ルピーは3円と考えることにする。
空港ビルを出ると、スコーンと晴れまくったインド日和だ。
また猛烈に暑い。
どうやら、雨季は完全に明けているようだね。
と思ったが、実はこれは世界旅行者向けの特別の神の配慮だったようで、この夜から激しい雨になったよ。
すぐに、プリペイドタクシー、オートリキシャ、ミニバスの客引きが声をかけてくる。
これを軽くいなして、とっとと歩く先は空港近くのティルサラム(Tirusulam)鉄道駅。
「Lonely Planet」によると、空港駅から鉄道でチェンナイへ入るのが一番安いらしいからね。
僕もタクシーやバスよりも、鉄道の方が好きだ。
だって、鉄道は横道に入って、運転手が強盗になったりしないもの。
出会う人に次々鉄道駅の場所を聞きながら、空港を出て、空港前の広い道路を渡ると、駅のプラットホームが見える。
線路を渡って、無事ホームへ到着。
ここからチェンナイのエグモア駅まで約40分で行くという。
切符売り場はホームから階段を下りた地下にあった。
窓口で「Egmore Station Second Class!」と言うと、昔ながらの硬券で、それが6ルピー。
ホームへ戻って、列車を待っている人に、エグモア駅の方向を聞き、バックパックを降ろして、その上に座り込む。
たしかに、列車はやってきた。
ところがその混み方がすごい。
人が客車のドアのところに、ぶら下がっている。
2等はすし詰めなので、とても、バックパックを持って乗り込める状況ではない。
そこで僕は、「これは1等に乗るしかない」と焦って、また窓口へ行って、2等の切符を1等へ変更してもらった。
すると、76ルピー取られた。
2等が6ルピーで、1等が76ルピーなんて、ちょっと高くないかな。
それで、切符を見ると56ルピーと印刷してあって、それを76ルピーと手書きで書き換えてあるよ。
インドへ来てさっそくボッタクリか!
と思っていたのだが、この文章を書くために「Lonely Planet」を開いてみると、そこには、「the fare is Rs 7/85 in 2nd/1st class」とあった。
ロンプラの値段より安いというのもおかしいけど、これでは、「インドのボッタクリ話」にならないよ。
でも世界旅行者は正直なので、事実ありのままを書いておきます。
ところで、せっかく1等の切符を買ったのに、次に来た列車は2等でも十分に空間があった。
その上に、1等車両を探せなかったので、2等に乗ってしまった。
ま、これで「インドでドジった話」はできたけどさ。
列車の中では、さすがインドらしく、少年少女の芸人がやってきて、客車の床でアクロバットをやったよ。
また自転車を持ち込んでいる人も多かったね。
よく考えたら、ちょうど出勤時間だったんだ(笑)。
まわりの人に「僕はエグモアで降りたいから教えてくれ」と声をかけると、ほとんどはエグモアで降りるようだった。
いい加減暑さでボーっとしてくるころに、エグモア駅に到着。
歩道橋を渡って駅正面へ出る。
駅前にバックパックを背負って立つと、当然、オートリキシャが声をかけてくる。
僕はエグモア駅前でホテルを見つけるつもりなので軽く断る。
僕の20年以上前の経験でも、南インドの人は北インドの観光地に比べると、あっさりしている。
一つを断ると、もうオートリキシャは寄ってこない。
しかし、エグモア駅前の風景、これは、僕が予想したものとは全く違っていたよ。
どう違っていたか、それは次のお楽しみなんだけどね。
【写真】Egmore Train Station@Chennai(Madras)/India
この話 http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20060309