初恋の想ひ出@ポンディシェリー駅/タミールナドゥ/インド
ポンディシェリー(PONDICHERRY)は、昔のフランス領。
だが、英語読みをすると「ポンディチェリー」と呼ぶし、現地では短くして「ポンディ」と言っている。
僕がポンディへ行こうと思ったのは、これもネットサーフィンしていてたまたま目に付いたからだ。
それでちょっと考えてみた。
【旧フランス領なのでフランスの雰囲気のある南インドの町】
チェンナイ(マドラス)の巨大バスターミナルから、3時間50分かけてポンディへ到着。
バスターミナルから、歩いてポンディの町の中へ進む。
ところが、あんまりというか、ほとんどフランスの雰囲気はない。
ただ、通りの名前がフランス風だというのと、かすかにフランス風の家があるといった程度。
僕はメチャ可愛い女の子と一緒だったので、その夜は彼女とポンディの宿(もちろんダブルの部屋)に泊まってもいいと考えていた。
ところが、マドゥライ行きを考えていた彼女にピッタリの夜行バスを発見してしまった。
だったら、これは、神様が「セックスよりも旅の方が大事だよ」と、アドバイスしてくれたのだろうと、考えを変える。
ま、僕の性格の非常な特徴は、「あきらめが早い」ってことかな。
ほとんどこだわりがない。
ベンガル湾を見下ろすレストランのベランダで、彼女と食事をして、ビールを飲む。
あとはチェンナイへ戻るだけだ。
ポンディの駅へ行くと、2等車がホームに停車していた。
窓口で聞くと、これがポンディ発チェンナイ行きの直行列車だ。
ここまでお膳立てされていたら、僕は女の子と別れて、列車に乗る。
別れ際に、彼女は僕に手を差し伸べてくれた。
ちょっと握手をした。
そのときに、お互いに別れたくないという気持ちは伝わったはずだ。
だから、このとき彼女が僕にただ「行かないで!」と言ってくれたり、(旧フランス領のポンディにちなんで)フレンチキスをしてくれていたら、僕は旅行を捨てて、彼女と一緒に旅をしたことだろう。
そんな大げさな態度ではなくても、例えば僕のジーンズの上からでも、軽くチンコに触るとかね。
そうしていてくれたら、すべては変わっていたんだ。
だって僕の基本的な考え方は、セックスも旅も人生も同じという「三位一体理論」によって成立しているのだ。
セックスができるならば、旅なんかやめたほうが楽だからね(笑)。
ただ、僕も「エッチがあるならば、一緒に旅してもいいよ」とまでは、口に出せなかった。
ちょっと恥ずかしかったんだ…。
ポンディの駅で彼女と別れて、2等車に入る。
ちょっとよかったのは、この列車がガラガラだったってことかな。
まあ、普通の人間は、一日一本しかないこんな列車なんかに乗らず、行けばすぐに出発するバスに乗るだろうしね。
しかもこの列車は、遅かったなー。
チェンナイの駅に着くまで、わけのわからない停車を繰り返して、5時間もかかったよ(涙)。
そして翌朝、世界旅行者はチェンナイ中央駅からバンガロールへの列車に乗りました。
列車のシートで、僕は彼女のことをずっと考えていた。
これが僕の、初恋の想ひ出でした…。
【写真】ポンディ駅のチェンナイ行き2等車
【旅行哲学】もしも恋愛関係になるときは、自然にそうなるもの
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20051218