オープンチケット(帰国のフライトを自由に決められる切符)は、期限ぎりぎりに予約を入れて、それを変更する。
一般に、切符にはオープンチケット(帰国便を自由に決められる、一度決めても変更できる)とフィックスチケット(帰国便の変更ができない)があると、日本では言われています。
しかし、こういう区別が断定的にあると考えているのは、日本人だけです。
世界の常識では、それ以外に、帰国便を決めておいても、その便をお金を払って変更できることの方が普通です。
これを日本ではフィックスオープンと言ってますが、海外では当たり前のことなので、この言葉自体通用しません(涙)。
また、帰国日変更不能がタテマエの「フィックスチケット」にしても、別の日に帰りたくなってオフィスに相談すれば、席さえあれば変更してくれるものです。
だって、別の日の予約が入っている人を、空席のある日に飛ばせることができれば、その別の日の席が他の人に売れるわけなんですから。
航空会社としてはとても有利になる、利益になるわけ、そのうえ乗客サービスにもなるので、変更するのは当たり前の話です。
僕自身も、日本の旅行代理店で「フィックス(帰国便変更不能)」という条件で買った、ものすごく安い、成田〜ロサンジェルス往復切符を、ロサンジェルスのオフィスに持ち込んで、変更したいと相談したことがあります。
すると、「変更できるけれども、お金がかかるはずです。本社に問い合わせしなければなりませんが、前もそういう人がいました」と、返事がありました。
また、かなり昔、東南アジア周遊券という中華航空の切符があったとき、それは「ルートもフライトの日時も変更不能」という条件でした。
僕はシンガポールから帰ってくるように設定していたのですが、クアラルンプールで中華航空のオフィスに行って、「疲れたので、クアラルンプールから帰りたい」と相談したら、何も言わず、ニコニコとして無料で簡単に変更してくれました。
というわけで、フィックスチケットでも予約の変更は可能(もちろん席が空いてなければダメですけどね)ですから、いろいろ悩まずに、オフィスで相談すればいいでしょう。
ところで、オープンチケットの場合、旅行代理店はよく「帰国日はいつでも決められますから、現地でやってください」などと、帰国日の予約なしに売ることがあります。
これは、絶対に避けてください。
僕が何度も言っているように、「帰国日の予約が入ってない切符はちり紙以下」です。
特に旅行シーズンの終わりごろの、海外から日本への帰国の予約はほとんど入らないと考えた方がいいでしょう。
とはいっても、現地で金を払って、帰国便の切符を買うことは案外と簡単にできます。
これは、切符のステータスによって、予約の入りやすさというものがあるからですね。
その場で金を払う人間が一番強いってことですね(それが世の中です)。
ということは、誰が考えても、ものすごく安いオープンチケットなのに、一番人が多い(金になる)旅行シーズンの予約が現地で取れるなんて、考えられません。
逆に、一番予約の入りにくい日に予約を入れておけば、別の日への変更は、大喜びでやってくれることになります。
つまり、フィックスでもオープンでも、帰国日の予約は、切符の有効期限ぎりぎりに入れておく、または、一番予約の入りにくい日に入れておく。
そして、それを別の日に変更するように申し出れば、大喜びでやってくれます。
僕の場合は、ロサンジェルスへのフライトを、12月31日の大晦日に入れたり、ゴールデンウィークに入れたりしたことがありました。
もちろん、あっさり別の日に変更したんですけどね。
一度入れた予約を変更する場合、一番確実なのは、航空会社の現地のオフィスに行って、変更した日を切符に書き込んでもらうこと(ステッカーで新しい日付をかいてそれを航空券に貼ってくれます)。
これだと、絶対に間違いありません。
もちろん、電話一本で予約は変更できます。
しかし、それを確実なものにするためには、予約を変更したあとで、もう一度自分の名前が変更したフライトにあるかどうか、確認のために電話で確認するのがいいでしょう。
担当の係員の名前を一応聞いておくのも、念のためにはいいかもしれません。
もっと確実にするためには、電話を録音しておいてもいいですけどね(涙)。
例えば、予約が入っていて、それを別の日に変更したい場合は。
まず、現地のオフィスに電話をして、
1)「アイハブアレザベーション、バットアイウオントゥチェンジマイフライト」と言います。
すると、相手が何か言いますが、それは無視していいです。
2)次に、「アイドライクトゥフライ(何月何日)(フライトナンバー)(フロムどこからどこまで)」と言います。
これで席が取れなければ、「ドーユウハブエニイベイカンシーズ、クローストゥザットデイ」と追求するのがいいでしょう。
3)変更できないと言われたら、「ウェル、ゼン、アイマストテイクザオリジナルフライト。バット、マイマザーイズインクリティカルコンディション。アイハフトゥゴーバックトゥジャパン、アズスーンアズポッシブル。アイドビーヴェリーマッチオブライジトトゥユー、イフユウクッドヘルプミーインサムウェイ…」などと泣きつくのもいいでしょうね。
ただ、それだけ泣きつくなら、直接オフィスに行って、適当な理由を出して、同情を買えば、案外と簡単に席は出てくるものです。
(これは、僕の友人が某ヨーロッパ系航空会社のスタッフをやってて、そのときに、コンピューターをちょっといじれば席は出てくるなどと、いろいろ事情を聞きましたからね)
ま、ということですね。
ポイントは、とにかく、オープンチケットでも、帰国便の予約は入れておくこと。
フィックスでもオープンでも、帰国予定の日より前に帰国するなら、予約は入れてくれやすいこと。
これは、予約が入っていた日以降への変更だと、そっけなく断ってしまえば、その席が使えますから、航空会社は儲かるわけで、当然の話です。