《海外旅行の保険について》
001) 長期の海外旅行保険については、保険会社の本社に直接相談する。
002) カード付帯保険の説明は、カード会社よりも保険会社に聞く。

001) 長期の海外旅行保険については、保険会社の本社に直接相談する。
僕が結果的に2年8ヶ月の世界一周旅行に出たとき、出る前の予定では、せいぜい一年ちょっとのつもりだった。
旅行代理店のパンフレットには、一年までの保険しか書いてなかったので、僕は五反田の損保会社の代理店へバイクを飛ばして、2年の保険をかける相談をした。
すると、代理店は保険会社へ電話をかけて、そこで2年の海外旅行保険をバラで(各特約を選んで)かけた。
僕が世界一周旅行から戻って、東京都ユースホステル協会で伝説の世界旅行講演を2回やったあと、世界一周旅行に出る予定の人から連絡をもらって、直接会って相談に乗ってあげた。
彼の悩みは、「長期の海外旅行保険がかけられない」ということだったので、僕は「旅行代理店ではなくて、保険会社の本社に相談しろ!」とアドバイスして、彼も二年程度の保険に入ったと思う。
ただ彼は、旅を続けて、戻ってきた時は、5年半たってたけれどね…(お父さんもなくなってたし…)。
日本社会の各種制度はどんどん自由化されていて、保険もいろんなものが自由に作れるようになって来た。
だから、自分が長期旅行に出ようとするときは、その時に、自分で、海外旅行保険を受けている損害保険会社の本社に電話をかけて、聞いてみるのが一番だ。
ただ、特に身体の丈夫な若者で、お金がない場合は、わざわざ旅行保険をかけるかどうか、そこは考えることがあると思う。
本当の長期旅行に出る場合は、最初から、人生をかけて死んでもかまわない覚悟で出るのだから、保険にお金をかける必要があるかどうか…。
保険をかけるよりは、神様に祈って、賽銭をちょっと多めに出したほうが安上がりかもしれないよね。
002) カード付帯保険の説明は、カード会社よりも保険会社に聞く。
2001年の新年、21世紀の始まりの日を僕はロサンジェルスで迎えた。
そこで新年を祝って、日本製のエッチビデオを見て、部屋の中で花火をあげていた。
僕はただの旅行者ではなくて、海外旅行を通して日本人と日本文化を深く哲学する旅行哲学者だ。
だから、イヤでもこういう社会風俗の研究もしなければならないんだよ。
もちろん、アメリカと言えば、名物は本番ビデオ(だったよね…)。
ま、本番ビデオと言っても、今は誰もなんとも思わないよ。
でも、特に1990年ころ、うーん、まだ1995年くらいまでは、まだ日本からやってきて、わざわざ本番モノの「お土産ビデオ」というものを、ロサンジェルスのリトル東京で買って帰る人たちは多かったものだ。
でも、アメリカに住んでいる日本人は、外人モノの本番ビデオを見ても、なんとも思わない。
やはり、キレイな日本の女の子のエッチビデオを見たいものなんだよ。
アメリカのエッチビデオは、演出の細かい気の配りなんかになると、日本製には絶対にかなわないからね。
もちろん、アメリカでも日本人の本番ビデオを買えないことはない。
でも日本人が出演しているのは、以前は日本のエッチビデオのモザイクを外した程度の「裏モノ」いわゆる「お土産ビデオ」だった。
これも、正直サギみたいなもので、大切なシーンは本当に涙が出るほど、短かったりしたものだ。
だって、エッチビデオのモザイクがないだけなんだからさ。
外国向けに作られた、日本人女性を使った本番ビデオというものもあるが、やはり外人向けなので、つくりが雑で、日本人が見てもちっとも興奮しない。
だから、LAに住む日本人はいくらでも入手できる本番物は避けて、わざわざ日本の表ビデオを借りて来て楽しんでいるんだね。
というわけで、僕はリトル東京のレンタルビデオ屋「J−WAVE」から借りてきたエッチビデオを見ていたが、そのビデオのあまりのレベルの低さに腹を立てて、別のビデオに入れ替えようと、ガチャガチャとビデオデッキをいじった。
すると、ビデオデッキにテープが絡まってしまう。
無理にカセットを引き出したら、テープが切れていた。
ということは、弁償しなければならない。
世界旅行者は、知らないふりをしてビデオを返却する見たいな、そんなことはしないキッチリした人間なんだからね。
このレンタル料は三泊四日で2.5ドルだったが、カセットには日本語で「定価1万5千8百円」と書いてある。
うーん、原価はもっとずっと安いに決まっているが、タテマエとして1万5千8百円を請求されても文句は言えないだろう。
しかし、つまらないエッチビデオの損害賠償に100ドル以上も払うなんて、心穏やかではない。
そこで僕は、「これは、海外旅行保険の賠償責任に当たるのではないか」と考えた。
他人のものを破損したときは、確かその損害賠償は保険で出ることになっていたはずだ。
僕はまず、クレジットカード会社に電話をかけて事情を説明した。
「借りてきたエッチビデオを壊しちゃったんですが…」
すると「そういうものには保険は使えませんね」と軽い答えだ。
ここで後ろめたさもあって、諦らめるのが普通の人。
世界旅行者は「それなら損害賠償保険とはどういう場合に有効なのか調べてみよう!」と前向きに考える。
次に保険会社のLA駐在員に電話をかけて、じっくりと聞いてみた。
すると「それは保険の対象になります。書類を用意して請求して下さい」というキッパリした話だ。
保険会社から指示された通りに、わざわざ自分で「示談書」を作る。
示談書を持ってビデオ屋に行って、事情を説明すると、破損したビデオカセットの請求金額はたったの25ドル。
手数を考えると請求するのは止めようかとも思ったが、せっかく作った示談書にサインをもらい、領収書も書いてもらう。
どうでもいいがいい話のネタになるだろうと、帰国後に日本で請求して無事に保険金を手にした。
ま、米国のロサンジェルスのレンタルエッチビデオの賠償金25ドル程度を、わざわざ示談書まで自分で書いて、海外旅行保険で取った人間は、世界旅行者くらいしかいないだろうね(涙)。
ここでアドバイス。
カード付帯の保険を使う場合、一応は、カード会社に電話するものだ。
しかし僕のいろいろな体験では、カード会社よりも、保険会社の方が親切なようだ。
カード会社はなるべく保険金を支払わないような態度をとるのに対して、保険会社は比較的簡単に支払う。
僕の印象では、保険会社は金を払った方が有利な契約関係になっているような気がする。
ただ、これを追求するのは、世界旅行者の仕事ではないので、誰かやってくださいね。
世界旅行者の役割とは、「レンタルのエッチビデオの破損も、海外旅行保険で補償して貰いました」ってことで終わりなんだからね。