《海外個人旅行でのお金の持ち方》s
海外旅行にどういう風にお金をもって行くか、これは、誰もが考えることで、また誰でもが実行していて、またあちこちで質問されることです。
でも、どういう風に持って行こうと、海外で現地通貨さえ手に入ればそれでいいので、両替率のことなどあまり考える必要はありません。
海外旅行で一番問題なのは「現地通貨が手許になくて食事も水も買えない。死んじゃうかも…」ということなのですから。
インターネットなどでは、「どうやったら一番有利か?」という話が繰り返されますが、これはある意味ではマニアックなオタク話で、実際の海外旅行とは、関係ありません。
ただ、最近、どこから話が広まったのか、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードで日本の口座から引き出して長期の貧乏旅行をするという人たちがいますが、これは大きく損をするばかりか、ものすごく危険なので、絶対に止めた方がいいと(でも好き好きですからね)警告しておきます。
お金の持って行き方は、旅行のスタイルがお金持ち旅行なのか貧乏旅行なのか、旅行の行き先が欧米先進国なのか発展途上国なのか、旅行期間は短いのか長いのか、ツアーなのか個人旅行なのか、などによって違ってくるので、一言ではいえません。
そのお金の持ち方といっても、現金か、トラベラーズチェックか、クレジットカードか、国際キャッシュカードか、あとは、旅行中に日本から送金してもらうしかありません。
それぞれについては、別に各項目別に詳しく説明してあるので、それを参照してください。
お金の持ち方については、両替が簡単で、損をしないで、安全ならば、一番いいわけです。
ただ、それが、簡単に一言でこうだと言えないので、もんだいなわけです。
ここで一応、旅行期間の長さで分けて説明してみます。
1) 短期の旅行で行き先が先進国
旅行期間が1〜2週間程度の短期の旅行で、行き先がヨーロッパや米国やリゾート地ならば、クレジットカードを中心に使って問題はないでしょう。
現金はたいして使わないので、クレジットカードでキャッシングをしたり、国際キャッシュカードを持っていれば、自分の口座からお金を引き出して、現地通貨を手に入れればいいだけです。
先進国の空港には、たいていクレジットカードや国際キャッシュカードの使えるATMマシーンがあります。
街角にも24時間使えるATMがたくさんあります。
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2) 短期の旅行だが、発展途上国へ旅をする場合
問題なのは、クレジットカードや国際キャッシュカードの使える場所が少ないということ。
使えても、安全性が問題になるので、使わない方がいいかもしれません。
発展途上国では両替所が簡単に見つかるもので、両替率もよく、手数料が安いです。
東南アジアでは、円も有効ですが、普通はドルのトラベラーズチェックとドルの現金を持って行って、現地通貨に両替します。
クレジットカードや国際キャッシュカードはできるだけ使わないで、予備にとっておきます。
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3) 3ヶ月程度までの旅行
中南米、東南アジア、中近東、アフリカなど、世界のある一地域を長期旅行する場合です。
この場合、ドルのトラベラーズチェックを中心にしておいた方が、金銭管理上もいいと思います。
トラベラーズチェックを現地で現地通貨に両替して、旅を続ければいいでしょう。
こういう旅行では、最初からドルの現金をある程度用意しておくのがポイントです。
イランなどT/Cが使いにくいところもありますから、ドルの現金を500ドル程度持っていれば、だいたいは切り抜けられます。
国によっては、ドルの闇両替も、ホテル代などドルがそのまま使える場合もあります。
闇両替する場合は、額面の大きい100ドル札や50ドル札が有利です。
ドルがそのまま使える場合は1ドルや5ドルなどの小額紙幣が使いやすいので、適当に按配してください。
クレジットカードは、請求が日本帰国後になるように、旅の後半に、航空券の購入などに使用すれば、不正請求が起きたときなど、日本で対応できていいと思います。
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4) 半年以上の世界各地を回る長期旅行
本格的な長期旅行になると、ある程度のトラブルは必ず起きるものと予想しておくべきです。
トラブルに対応できずに、日本に帰国せざるを得なくなって、長期旅行が終わったら最悪です。
ですから、どんなトラブルが起きても、旅を続けられるように、考えておかなければなりません。
どんなことが起きても対応できるように、クレジットカードは二枚、国際キャッシュカードも一枚もったほうがいいでしょう。
メインはトラベラーズチェックですが、最低100万円程度になりますから、発行元を分けて、アメックスをメインにして、トーマスクックなどの別のT/Cも用意した方がいいです。
これは、国によって、たとえばある会社のトラベラーズチェックが通用しないとか、トラベラーズチェックの紛失のときの対応が、会社によって違うからです。
ドルの現金は500ドル程度持ちますが、現金は盗難にあっても我慢できる程度に留めておきます。
ドルの現金は絶対に必要なものですから、旅先の手数料の安いところで、ドルのT/Cをドルの現金に交換して、常に300〜500ドル程度は手許に置くように気をつけてください。
クレジットカードはできる限り使わない気持ちで、やむを得ず使うとしても、信用できる航空会社とか列車とか、そういうところに限ってください。
世界各地でインターネットができますから、直接クレジットカード会社のサイトで請求額をチェックできますが、インターネットカフェが信用できないところも多いので、しない方がいいでしょう。
クレジットカードの請求先を実家や知人宅にして、ときどきe-mailや電話をかけて、不正請求をチェックした方がいいでしょう。
旅先でお金が足りなくなった場合は送金してもらうことになりますが、手っ取り早いのは、国際キャッシュカードの日本の口座に入金してもらって、キャッシュカードで引き出す方法です。
手数料がかかっても、現地通貨をドルのT/Cに両替して、旅を続けることになります。
海外の一箇所にしばらく滞在する場合は、現地で銀行口座を作って、その口座へ送金してもらうことも可能です。
ただ、送金手数料が数千円単位でかかりますから、小額の送金だと国際キャッシュカードを使った方が有利だと思います。
長期旅行で、トラベラーズチェックが膨らんで持ちにくい場合は、T/Cの額面を大きくしておいて、それを崩してゆく方法もあります。
もし日本に信頼できる友人や、家族の人がいる場合は、クレジットカードの引き落としやや国際キャッシュカードの残高などをe-mailでチェックしあって(ある程度安心して)旅をすることもできますが、常に日本と連絡を取っているのでは、長期海外旅行の意味がないので、僕はオススメしません。
お金は分散して持つのが基本ですが、あまりに分散しすぎても盗難紛失の可能性が増すだけなので、せいぜい二箇所に分けて、もう一つ、クレジットカード一枚を隠し持つのがいいかもしれません。
でもこれも好き好きですね。
