《パスポートの基本常識》

001) パスポートの取りかたについては、最新情報を自分で調べてください。
002) 20歳以上ならば、10年パスポートを取り、有効期間が一年を切ったら切り替える。
003) パスポートは最初から増補してページを増やしておく
004) パスポートの写真はできるだけ写りのいいモノを使う
005) パスポートをなくしても死にはしない
006) パスポートはいつも身につけておく
007) パスポートのサインは英語(アルファベット)でする
008) パスポートにはカバーをつけない
009) パスポートに住所氏名を書いてはダメ
010) 結婚して姓が変わるときは、「追記」で変更せずに、新しいパスポートを取り直す。
011) パスポートが失効してもビザはそのまま有効です(無効になるいう情報もあります)。
012) パスポートはいつも同じところに持つこと(パスポート盗難?紛失!の体験)


001) パスポートの取りかたについては、最新情報を自分で調べてください。

パスポートの取り方については、最新情報を、まず、自分の住んでいる各都道府県に問い合わせして、確認して下さい。
というのは、パスポート自体、いろいろ変化してますから、パスポートに必要な書類や、取得期間など、これからどんどん簡単になっていくことが予想されるからです。

インターネットでは、例えば、外務省にも説明がありますよ。

外務省のHPパスポート A to Z

申請者の居住地の担当部門(ex.東京都生活文化局のHP「パスポートの申請」

東京都パスポートアンサー
 パスポート・アンサー Tel 03−5783−3399(自動音声・FAXサービス)
 (FAXの場合、コード番号「0」で、サービスコード一覧表が取り出せます。)

002) 20歳以上ならば、10年パスポートを取り、有効期間が一年を切ったら切り替える。

パスポートには5年有効なものと、10年有効なものがあります。
20歳以上だと、10年パスポートが取得できますから、ぜったいに10年パスポートを取っておくこと。

その理由は、ビザの取得や入国にパスポートの残存有効期間が問題になることがあるから。
いろいろ考えるのも面倒ですから、有効期限1年未満のパスポートは使えないと考えておいた方が簡単明快だから。

といっても、残存有効期間が6ヶ月あれば、たいていの国では使えるわけです。
ただ、旅に出るときに残りの有効期間を気にしたり、有効期限を忘れていて急に申請をするというのは、心臓に悪いです。

僕は海外でパスポートを切り替えたことがありますが、わざわざ大使館へ行くのもそれが趣味でもない限り、面倒な話。
つまり、パスポートの有効期間が残りが一年を切ったら、旅に出る予定がなくても、新しいパスポートを取った方がいいです。

そう考えると、5年パスポートは実質4年しか使えないと考えます。
10年パスポートは、何も心配なく9年間使えるのでで、10年パスポートを取っておいたほうがいいってわけですね。

003) パスポートは最初から増補してページを増やしておく

10年パスポートを取るときに、最初からパスポートの増補をしてページを増やしておくこと。
これは、特に増補のための理由はいりませんから、何も考えずに増補しておいた方が便利です。

僕はページ数が少なくなって、海外で増補をしたことが二回あります(エジプトのカイロ、エクアドルのキト)。
しかし、わざわざ海外で、増補のためだけに日本大使館に行くのも面倒な話です。

ページが足りなくなって、日本で増補するのも、足を運ばなければなりませんから、できるならやりたくない。
つまり、たくさんスタンプが押される予定がなくても、とにかく増補はしておいた方が安心確実だってことですね。

なお、僕は、新しいパスポートを古いパスポートにくっつける合冊もやったことがあります(パリ)が、これは現在はできません。
増補してもページが足りなくなった場合は、新しいパスポートを申請することになります。
この場合は、新しいパスポートの発行日からやはり10年間の有効期限になります。

海外の日本大使館というのは、大使館員が楽に生活するためにあるところです。
個人旅行者なんか来てもらっても嫌がられるのが普通です。
だから、僕のように、話のネタに大使館を訪問するのが趣味の人間を除いたら、普通の旅行者は、出来るだけ避けておいた方がいいんですね。

004) パスポートの写真はできるだけ写りのいいモノを使う

パスポートの写真は、出来るだけまじめそうな、金が有りそうな雰囲気に撮っておいたほうがいい。

だから、男性はネクタイを締めた、まじめなサラリーマン風のスーツ姿がいい。
女性は、写真館で修正をしてもらって、可能な限り美人にしておくこと。

旅先では、汚くても本当はちゃんとしている(本当は美人)という印象を相手に与えるのが、重要だよ。
ちなみに僕の写真は紺のスーツ姿のヤングサラリーマン風なので、見た人はみんな「いつ撮ったの??」と不思議がります(笑)。

パスポート用の写真を撮るときは、新宿伊勢丹の写真館、これで決まり(詳しくは僕の第一弾「間違いだらけの海外個人旅行」参照のこと)。

005) パスポートをなくしても死にはしない

日本のお馬鹿な旅行本には、「海外でパスポートをなくして申請すると、発行に2週間以上かかる」となどと書いてあるウソツキ本もある。
でも実際は、そんなにかかることはまずなくて、実際はすぐに出してくれるものだ(大使館員に嫌われなければね)。

再発行の期間を長く書いてあるのは、パスポートを軽く考えないようにさせるための、外務省職員のオドシだと考えていい。
ちょっと考えてみればわかるが、通信手段が発達した現代に、本人の確認、パスポートの再発行に一週間もかかるはずがない。

本当にそんなに時間がかかるなら、それは外務省の怠慢に過ぎないよね(笑)。
ま、日本での発行にしても、本人確認が確実で緊急な場合は、当日発行することも実際はできるんだからさ。
それをしないのは、ただ、パスポートが大切だと、自分たちの仕事に重みを持たせ、一般国民を騙すためなんだよ。

たとえば、LAの領事館では、日本のパスポートを当日発行した事もある。
僕の知人も、3日から4日で、再発行してくれた。

コロンビア領サンアンドレス島では「パスポートを3回なくした」という人とあった。
だから、パスポートをなくしても、そんなに気にすることはない。

これについては、僕の第二弾「これが正しい海外個人旅行」に詳しく書いてあります。

注:パリでパスポートを盗難にあって、2日で再発行してもらった例

006) パスポートはいつも身につけておく

パスポートは常に身につけておくこと。
僕はできるだけ身体に近いところ、ジーンズの前ポケットに入れておいて、つねにパスポートを確認できるようにしてあります。

「盗難の危険の多いところでは、パスポートのコピーでもいい」という話がありますが、パスポートの実物を常に持ち歩いた方がいいでしょう。
→ こちらに説明があります。

007) パスポートのサインは英語(アルファベット)でする

パスポートのサイン、トラベラーズチェックのサインは、同じにして、英語(アルファベット)ですること。
パスポートのサインは漢字で書かないほうがいいのですが、それは「間違いだらけの海外個人旅行」に詳しく説明してあります。
23)パスポートのサイン、T/Cのサインは英語。

「トラベラーズチェックのサインは日本語で漢字にすると真似されなくていい」などと、いかにも素人っぽいことを押し付けがましく書いていた、旅行ガイドブックも昔はあったが、今はそういうこともないようだ。
なぜかというと、漢字は中国人にも書けるから。また、日本人の泥棒や詐欺師が多いということがわかってしまったこともある。
大事なことは、サインを漢字で書いておくと、漢字を知らない人には、なにがなんだかさっぱりわからないので、逆にサインが似てなくても、使われてしまうということなんだね。

(「間違いだらけの海外個人旅行」旅のヒント23)

パスポート申請のときには、申請書にサインを書く欄があって、現在は、それがそのままパスポートに焼き付けられてしまいます。
ですから、下手なサインをすると、それを10年間も使うことになります。
ですから、申請に行く前に自分の英語の筆記体のサインを考えて、練習しておくこと。

日本人は、アルファベットのブロック体で名前を書いて、それをサインにする人もいるようですが、くねくねしたいかにもサイン風に書かないと、サインと認めてもらえない可能性もあります。

自分の英語(アルファベット)のサインを、作っておいて、だいたい同じように書けるように練習しておくのも、大切です。

008) パスポートにはカバーをつけない

現在のパスポートは「機械読み取り式」になっていて、パスポートの記号部分を機械に通して、情報を読む方式になっています。
ですから、出入国審査のカウンターの前には、「パスポートからカバーを外してください」と、わざわざ書いてあります。

パスポートにカバーを付けるのは日本人が多いですが、別にわざわざカバーをつける必要は最初からないわけです。
ですから、パスポートにはカバーをつけないで裸で持っていることを、オススメします。

パスポートにカバーをつけていると素人だと思われますから、注意した方がいいでしょうね。

009) パスポートに住所氏名を書いてはダメ

パスポートの裏に、「所持人記入欄(INFORMATION ON BEARER)」といって、住所、氏名、電話番号、連絡先などを記入する場所があるけれども、ここには何も書かないほうがいい。

まず、ここに本当の住所使命電話番号などを書いても、法的には意味がない。
勝手に書けるわけだから、何の証拠にも証明にもならない。
つまり、もともと信用できない。

紛失したパスポートを誰かが拾ってくれた場合は、パスポート番号で住所はわかります。
でも、パスポートが戻ってきても、意味がない。

海外で紛失盗難にあって、それが発見されても、そのときには当然、海外でパスポートの再発行を受けるなりして、帰国してしまっている。
紛失したパスポートは、すでに無効の手続きが取られているので、戻ってきても役に立たない。

もし盗難にあったパスポートに、パスポート所有者の個人情報が書いてあれば、いろいろな意味で、これは非常に危険です。
よくある話ですが、海外でたまたま雰囲気でエッチをした場合、連絡先がわからなければ、それきりのいい想い出になります。

でも、パスポートに本当の住所氏名電話番号があれば、一生付きまとわれることだって、あります。
今よくあるのは、セックス写真を撮られて、脅迫されることですね。

ですから、本当の個人情報をパスポートに書き込むなんてことをしてはだめです。
ウソを書いてもいいですが、何かトラブルが起きた時に面倒なので、最初から何も書かないのがいいですね。

もともと、海外旅行では、自分の住所、電話番号は嘘を教えるのが常識なのですからね。
(→この項目は「間違いだらけの海外個人旅行」「間違いだらけの海外個人旅行」の第2章第7項「住所を聞かれたら、嘘を教えろ」に詳しいです)

010) 結婚して姓が変わるときは、「追記」で変更せずに、新しいパスポートを取り直す。

特に女性の場合、結婚して姓が変わる時に、パスポートを新しくせずに「追記」で名前の変更をする場合があります。
本来は、名前が変われば新規にパスポートを取るのが原則なので、お金をケチらずに、新しい名前でパスポートを新規に取ることを勧めます。

「追記」に名前の変更が書いてあると、いちいちそのページを示して、名前が変わったことを説明しなければならない可能性もあります。
これは、ただでさえ新婚旅行で精神的な疲れがあるときに、余計な心配を追加するわけですから、避けたほうがいいです。

入国審査の時に名前が違うことを質問されて、英語で説明しなければならないと考えただけで、精神的に不安定になる人も居ます。
その心配で疲れますし、英語で質問されてスムーズに答えられない場合、ご主人がすっと答えられればいいですが、英語ですぐに説明できなかったりすると、「なによ、英語もしゃべれないで、頼りないやつ!」と評価が急低下します。

すると、新婚のセックスもうまく行かなくなるものです。
新規のパスポートならば、そういう心配もないですからね。

また、何度も結婚する場合も、新しい名前ごとにパスポートを作っておくと、あとで見直したときに、誰と結婚したかわかりやすいので、いい想い出になります。

どうしても金をケチって、同じパスポートを使いたい場合は、最初からサインを「苗字を含まない名前だけ」にしておくと姓が変更になったときに、いちいちサインを新しくする必要がないので、便利です。

例えば、「山田花子」の場合、田中さんと結婚して「田中花子」になった場合、「追記」で名前の変更はできますが、サインがローマ字で「Hanako Yamada」となっているとき、実際は「Hanako Tanaka」なので、不都合が起きる可能性があります。

そういうときは、最初からサインを「Hanako」だけにしておくと、どんな人と結婚しても、サインを変える必要がなく、結婚前に購入しておいたトラベラーズチェックなども問題なく使えるわけです。

011) パスポートが失効してもビザはそのまま有効です(無効になるという情報があります)。

パスポートの期限が来て、新しいパスポートを作ります。
そのとき、古いパスポートにあるビザは有効なままなのか?

もちろん有効です。

というのは、もともとビザはパスポートとは別に発行された書類です。
パスポートにビザのスタンプやシールがある必然性はありません。

パスポートが無効になっても、ビザはビザだけで単独に有効です。

ちなみに、世界旅行者は米国のB−1,B−2(観光、短期商用)ビザを古いパスポートに持っています、
が、新しいパスポートと古いパスポートのビザを見せて、米国の6ヶ月滞在許可をもらっています。

注:

最近パスポートを取った人は、「無効となったパスポートのビザは無効になるので、ビザを取り直すように」と、アドバイスされたとか。
確認お願いします。