ラジオ波治療治療顛末
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■グリベック耐性発覚

2006.10.3
1 ■PET検査
■治療方法の選択

2006.10.3
■ラジオ波治療1

2006.10.18
■ラジオ波治療2

2007.01.18
■ラジオ波治療3

2007.01.28

グリベック耐性発覚 2006.06.7

2006年6月7日大学病院にて、2006年2月7日以来のCT検査を実施。1週間後の6月15日に検査結果の説明。血流は認められないが、腫瘍の2個に増大傾向が見られる。医師よりラジオ波による治療を早急に実施することを提案される。

その日の午後、かかりつけの病院の主治医に大学病院の話を報告。グリベックの副作用による骨髄抑制が強く現われていたため、服用期間のほとんどを300mgで続けていた私だったが、ここ3ヶ月ほど、白血球の数が3000以下になることがなかった。とりあえず薬を400mgに増薬し、2週間後に体調を見て、可能なら最大500mgまで増薬する事に。300mgから500mgに増薬する事はおよそ1.6倍強の増加率になり、400から600の1.5倍よりわずかながらも増薬率は高いので、淡い期待をかける。

400mgに増薬してから2週間、さらに500mgに増薬してから3週間も好中球の減少はない。7月18日に増薬の効課を確認する為にCT検査実施。結果は副作用も無い分、効果は無かった。それどころか、6月のCT写真に比べ、増大した2個の腫瘍の辺縁部には明らかに血流が認められ、サイズ形状共に勢いを増している様に見える。

写真は上が06年2月撮影、下が06年7月撮影

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治療方法の選択 2006.07.20

入院前、インターネット上で「GISTとラジオ波」の情報を検索すると、GISTの肝転移には有効であると言う情報が思ったより多く見受けられた。ただし、医療にたずさわる方々は、有効性を示すものは少数例のみと言う。  後に、入院時の主治医からから聞くのだが、論文は上手くいった場合のみ学会に発表し、ダメな場合には、発表しないから、世に出回る情報は結果の良い物しか無いそうだ。納得。

GIST研究会にラジオ波治療の件で問い合わせた所、下記のような返事をもらった。

ラジオ波治療に関して: ラジオ波治療に関して、現時点では有効性を示すものは少数例の学会発表のみです。しかも短期の治療成績です。ですから敢えて個人的な見解を申し上げますが、特に、肝表面に近いところでラジオ波治療を行うと、腫瘍細胞散布のリスクがある、と思いますし、実際私もそういった患者さんを経験しております。また、肝癌の治療でどの程度の再発率があるか正確な値を知りませんが、GISTでは、焼却した腫瘍の周囲に再発したものを私自身、数例経験しています(率にすると高いです)。腫瘍の進行は確かに一時的に止めていますが、どうも完全な治療じゃないような、印象を(症例数が少ないので、科学的でなく済みません)持っています。

医大の医師からは今後の治療等も含め、患者本人の意識が一番大切だと言われる。つまり、治療方法を決断する時には、将来に渡り後悔しないような結論を下す様に。一度、決断したら後戻りはするなという事。もっともな話だが、その決断を下すためには、自分らが理解し得る多くの情報が必要になる。医師から適切な情報の提供があって、初めて可能になる話だ。

かかりつけのの主治医曰く、2月、、6月7月のCT写真を横並びに比較したとき、増大した腫瘍以外にも、気のせいかかすんでいるように見受けられる腫瘍がある。他にも血流があるかもしれない。体調的に可能であれば、現在確認できているすべての腫瘍をたたくのが良いのではないか。

新薬の治験の情報もなく、今現在考えられる治療としてはラジオ波が、最善の選択だろうというのが、相談をした医師や、GIST研究会の意見。入院予定日は8月16日に、一回目の治療は18日に予定。

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ラジオ波治療1 2006.08.16

肝臓は肋骨の中に
8月16日に入院し、翌日には一回目のRFTの治療。入院前にラジオ波の治療についての説明を聞く。肝臓の位置が今まで思っていた所より上の肋骨の中にある事と、私の腫瘍の位置は肝臓の上部にある事を知る。
肝臓の上部に針を刺す場合の方法が何種類かあり、その一つに、胸膜内に水を入れ肺を押し上げ体の脇から針を刺す方法があり、腫瘍の位置関係から私の場合もこの可能性が高い事も聞く。


いよいよ治療開始
8月17日治療当日。治療開始予定は午後2時。午前中は通常通り過ごし、昼食を抜き1時30分頃から病室で点滴を入れたりの準備開始。しばらくベットで待機し、声が掛かると徒歩で治療室へ。治療室といっても、エコー検査をする普通の部屋。およそ8帖位の部屋に6人が入り治療開始。今日の予定は難しい位置にある腫瘍一個を重点的にたたく予定と担当医師。
狙った腫瘍に正確に針を刺すため、開始直後は息を止め、内蔵が動かない様に協力する。そために意識はしっかりしている。そんな中、麻酔を打ち、胸膜内に水を入れ、体内部に麻酔を打ち、いよいよ針を体に刺す。エコーの画面で針の状態を見ようと思うが、好奇心より、不安が勝り、目線は下ばかり見ている。点滴から麻酔を入れるよう、医師から指示が出る。


目が覚めた時は病室のベットの中。麻酔がきていて、話しかけられても、反応が鈍いのが自分でも解る。鼻から酸素を入れられ、翌朝までは安静。ベット脇には尿瓶が用意される。

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ラジオ波治療2 2006.08.19〜

8月19日  昨晩の内に水とトイレ程度の歩行は解禁になる。早朝には鼻の酸素の管もはずれる。その日の夜は寝返りをうつ度に、体に痛みが走り、長い夜を過ごす。右を下にすると、傷口が当たり、痛い。左を下にすると、肝臓の重みを他の臓器が感じるようななんとも言えぬ苦しさが体を襲う。

ラジオ波を担当した医師より、治療は順調に進み、ターゲットにした2個の容積の90%は焼けた。来週は腫瘍の周りのマージンを取るための、仕上げの治療を実施する。

前日の治療中に盛岡市内は局地的な大雨になり、岩手山の麓では鉄砲水が発生し、盛岡市内は停電が。何と、この病院の明かりも一瞬暗くなったりしたそうな。

8月26日  前日の8月25日に 2回目の治療を実施する。2回目の治療ということもあり、体の開腹も順調に思われたが、昼前から発熱。38度をこえる。薬で熱は一時下がるが切れるとまた上がる。

8月27日  熱が下がらないが、体の痛みは徐々によくなている。  食事の時に配られていた冷たい麦茶が本日よりこなくなった。夏も終わりか。

8月28日  大分熱が下がる。昼の体温測定の時、37.1度。体の痛みは良くなってきているが、違和感はなくならない

8月30日  この日の記録から体調不良の言葉がなくなる。9月1日に3回目の治療予定。

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■ラジオ波治療3 2006.09.1〜

9月1日  3回目の治療日。ラジオ波担当の医師より、本日で最後。来週には退院が可能といわれる。8月30日付けで体調不良のコメントがなくなったと記しているが、治療の日の前夜に痛みが増す。寝ても、さめても治療した所が痛む。痛みが、おさまる前に、痛い患部の付近に又針を刺す。

ラジオ波の治療は、開腹手術と違って、術後の体がとても楽だ。施術翌朝にはトイレへ自力で歩いてゆける。昼まで安静にしていれば、食事もすぐに再開され、術前の不安がうそのような、穏やかな術後を迎える。ところが、そう思ったのも、一回目のみで、2回目には発熱があり、よく起こり得る合併症らしい。歩行時に、何かのはずみで、踵を強く踏み込むと、内臓に響く。何より、この治療は一回で終わることは少なく、週一回の頻度で、体の中をコジクリまわされるのは、正直辛い。回復した時は、時間の経過とともに確実に体調は良くなっていたのに対し、ラジオ波は毎週同じような苦痛が、襲ってくる。結論はやっぱり健康が一番か。

この病院では、ラジオ波の治療に先立ち、薬の服用を止めた。当時の私にとって、グリベックはまさに命の源みたいなもので、止めても大丈夫なの?とラジオ波の治療に対してより、薬を止める方への不安が大きかったことを覚えている。

ラジオ波の治療をするに当って、大まかなストーリーはこうだ。治療を実施し、腫瘍を叩く。その後、PET検査を実施し、治療の効果を確かめる。焼き残しなど腫瘍の活動が認められた時にはその時相談しましょう。PET検査の前には、  

治療に当たって、薬を休んだので、そのまま、PET検査を実施すれば、薬の休んでいる期間も短くなり、体に掛かる負担は少ないと思い、主治医と相談し、入院中に仙台にある病院でPET検査を実施することにした。

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■PET検査
PET検査

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