一面へ戻る    ま わ し 蹴 り 新 聞 1  平成14年2月23日2
芸術作品がゴミ溜めの危機に!
穴掘り芸術家大倉ひさじ先生


画・落とし穴にも活用できたと言うのに...
のどかな田園風景が広がる埼玉県北葛飾郡。ここで穴掘り芸術家「大倉ひさじ」先生が失業中の危機にいる。
先生の芸術活動が始まったのは振り返ること6ヶ月。梅雨明けの7月のことだ。近所の民家に不法侵入し採集したカブトムシが死亡、その墓を裏の空き地に建設中のことだった。スコップで地面を掘るとそこにはミミズや謎の昆虫たちが続々と顔を出したという。
「ええ、とても気持ちよさそうでした。土を掘るとひんやりとしていてね。そこで僕も土の中に入ってみたいと言う衝動に駆られたんです。なっはっは」
芸術家人生の始まりだった。

しかし作業は思うようにはかどらない。ブロックの欠片や大小さまざまな石がごろごろでてくるのだ。しゃがめばやっと入れるくらいの穴にするまでに3週間。真夏の日差しは容赦なく照りつける。そこで先生は支援者からバカでかいパラソルを寄付してもらい、穴周辺に設置。しかしその行為がその後の芸術家人生に危機を招くこととなる。
パラソルが目立ちすぎたために地主に穴掘り行為を発見され、警告を受けることとなってしまったのだ。『大倉先生を支援する会』の必死の努力にも関わらず、禿げたフクロウに似たガンコ地主は最後まで首を縦に振らずやむなく芸術活動は中断。現在は近所のババアが生ゴミを捨てている有様だという。 「そりゃあ残念ですよ。構想はどんどん広がっていきましたからねえ。アリの巣を研究して、寝室や勝手口まで掘り進める予定だったんですよ。でもまあアーティストにはこういった嫌がらせはつきものでしょうからね」
もちろん夢は捨てたわけではない。もっか土地提供者を募集中だ。関東近郊ならどこでも参上するとのこと。ちなみに現在は「昼寝芸術家」としての腕も磨いていると姉の密告があったが真相は不明。編集部で調査中である。



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