8. 活気づく中国陶磁器

7. ミントンを探し求めて

6. ドイツのオークション

5.ポートベロの近況

4. アウトバーンの180キロ族

3. チューリンゲン磁器街道

2. ハロッズデパートの骨董店

1. ドイツのアンティークマーケット


  

アウトバーンの180キロ族

今回の薫風はアンティークの話から少し離れて有名なドイツのアウトバーンについて書かせて頂きます。
皆さんご存知のようにドイツには縦横に無料のアウトバーン(自動車専用道路)が走っており総延長距離は約1万キロ、その7割弱が速度制限の無いつまり無制限速度道路になっています。
一般に1桁の数字の付く主要アウトバーンは片側3車線です。一番外側の車線をトラックが走り、真ん中の車線を小型の乗用車が、内側の車線は高性能の乗用車あるいはスポーツ車が走っています。
順調に走っている時の車速は平均的に外側から順に100,140,180Km/Hr位です。
ドイツで生活を始め、頻繁にアウトバーンを利用し始めて気が付いたのは外側あるいは真ん中の車線が空いていても決して内側の高速レーンしか走らないグループがいる事です。
そして彼らの車の殆どがBenzかBMWの中型乗用車でボデイ色は黒系統が圧倒的に多い事です。
どんな人たちがこんな走り方をしてるのか現地の人に尋ねたところ彼はグループのことを180キロ族と呼び、180キロ以下の速度では走らず高速走行を楽しむ人達と言ってました。年配のドライバーも結構いるそうで、決して日本でいう飛ばし屋とかスピード狂とは違うのです。
そして付け加えて言うには彼らは高速しか走らないから180キロ以上での燃費の良し悪しに非常に敏感だそうです。日本では確か法規によって180キロでエンジンに供給される燃料が自動的にカットされこれ以上の速度は出ないようになっています。日本で生活するものには180キロ族とは実感が湧きにくい話ですね。
ただ180キロ族にも譲らざるをえない場面があります。
後ろからポルシェが来た時です。この時ばかりは仕方なく真ん中の車線に移ってポルシェが抜き去るのを待っています。
さてそれではアウトバーン走行をイメージして頂くために私が何回か走ったフランクフルトからベルリンまで約600Kmを走ってみましょう。
ベルリンには東洋磁器で有名なシャルロッテンブルグ宮殿が、また代表的な西洋磁器のKPMの工場がありアンティーク陶磁器に興味ある者は是非訪ねたい都市です。
まずフランクフルト空港の直ぐ近くを走っているアウトバーン5号線を北上します。
北上するにつれ速度制限の区間もありますが無制限区間が多いので150Km/Hr位で走ります。
100キロも走ると5号から東西に走る4号線に移行し東に進みます。
前回チューリンゲン磁器街道で触れたアイゼンナッハ、イエナを通るアウトバーンが4号線です。このアウトバーンは制限速度区間がかなりあるので130Km/Hr位で走りましょう。
イエナの先で9号線に移り一路ベルリンを目指して300キロを北進します。
ちなみに4号線をそのまま東進続けると約1時間半程でドレスデン、マイセンに到達します。
9号線は東西ドイツ統合後に改装された最新のアウトバーンです。
車の性能がよければ180あるいは200キロで走りましょう。道路広いので安心してスピードが出せます。ベルリンに近づくと環状線(リング)に乗り目的に近いインターチェンジで一般道に降りましょう。
以上ちょっと細かな記述になりましたが快適な高速ドライブを楽しむ事で600キロを休憩を含めて約5時間で走ることが出来ます。
是非ドライブによるアンティークの旅を計画されて下さい。