8. 活気づく中国陶磁器

7. ミントンを探し求めて

6. ドイツのオークション

5. ポートベロの近況

4. アウトバーンの180キロ族

3. チューリンゲン磁器街道

2. ハロッズデパートの骨董店

1. ドイツのアンティークマーケット


  

ポートベロの近況

 昨年末久しぶりにロンドンのポートベロアンティークマーケットに行ってきました。
在欧時には幾度となく足を運んでおり何処の店で何を専門に扱っているかは殆ど頭に入っていますので自分の興味ある店を効率よく訪ねることが出来ました。
数年前のポートベロの一般的な評価は色んなアンティーク商品が手に入るが観光地化して価格が高いというものでした。
今回の感想は確かに高めだがオークションなどの落札価格が上昇してるため相対的に以前より求めやすいと感じた事です。
その証と言えるかは別として,海外からの観光客の少ない年末の寒い土曜日というのにマーケットを目指して地下鉄ノッチングヒルゲート駅からの人並みの凄い事。
マーケットは駅から徒歩で7−8分先というのに駅の周辺は人の波を掻き分けて歩かざるを得ない程の混雑でした。
今までこれほど混んだ体験は無いのでロンドンのアンティーク熱は以前にも増して高まりポートベロは相変わらず人気が高いんだなと実感しました。
さて陶磁器関係で気付いた事ですが数年前は日本の伊万里を扱っていた店が今は東洋物は中国物だけに絞ってきている事です。
日本の経済不況の影響がこんな所にも出てくるとは……..。
要は日本の方が伊万里はイギリスより安く買えるということです。
以前薫風で紹介したハロッズデパートに店を出していたことのある店主は日本物を置いても売れないと嘆いていました。
日本では中国物の売れ行きは良くありませんがイギリスのオークションでは高い価格でどんどん落札されていました。
西洋陶磁器の店はポートベロにそんなに多くは有りませんが、マーケット中心付近に何軒かマイセン、KPMなどを扱う店があります。
表示価格はオークションの落札価格より当然高いのですがある程度纏め買いをすればかなり値引きするので実際の価格差はそれ程有りません。
マーケットは価格が折り合えば必ず買えますから張り合う相手のあるオークションで目的の品物が落札できなかった場合大変有り難いです。
私も今回オークションで確保できなかったマイセンなどの商品をマーケットで買い足しました。
ポートベロがいつまでも魅力的なアンティークマーケットで居続けることを祈った次第です。