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薫風のNo1で触れた様にドイツのアンティークマーケットには今まで数え切れない程行ってますが、ことオークションとなるとフランクフルト近郊のオークションに数回参加した程度で、殆どがイギリスの著名なオークションハウスに出かけていました。
この理由は単純で、ドイツの有力なオークションハウスは開催回数がイギリスに比べ圧倒的に少なく、更にロンドンのように便利の良いロケーションに所在しないという事です。
ドイツに在住した者としてこの不便さを理由にドイツオークションを避けるのはまずいと思い、先日SARS問題で周囲が心配するの振り切ってドイツのオークションに参加しましたのでその報告をいたします。
先ず参加したオークションはアンティーク陶磁器関係では名前の良く通ったSオークションで、1年に3回ほどオークションを開催しています。
ロケーションはドイツ北部都市ハノーバから約50Km離れた人口1万人くらいの小さな町というよリ村にあります。
このオークションが日本人コレクタ、あるいはディーラにとって更に不便な事はカタログは全てドイツ語で書かれ、オークションの進行は当然と言えば当然ですがドイツ語です。
入札が過熱してくるとこのドイツ語のスピードがどんどん速くなってくるから金額を一瞬に理解するのが大変です。
また細かな話ですが入札前の下見は開催日の前々日で締め切られます。
オークション当日の朝にも下見出来るイギリスとは大違いです。
従って日本から参加するとなると一つのオークションのために5日間は潰してしまう事になります。
今回の旅行でドイツに5泊しましたが全てSオークションのためでした。
さてこれだけの犠牲(?)を払って参加したオークションでしたが、さすがにドイツの老舗ハウスだけあり出品された約300ロットの陶磁器の約8割はマイセンで、しかも1700年代の古い物がその2/5を占めていました。
地元びいきもあるのでしょうがマイセンは製作年代に関係なく人気が高く予想価格を大きく上回る落札が相次ぎ、私が狙いを定めたロットの幾つかは予算オーバで仕方なく諦めざるをえませんでした。
そうそうこのオークションの更に不便なのは支払いにクレジットカードが使えない事で、現金を十分用意していないと勝負が出来ません。
腹の立つ事の多いオークションでしたが、結果的には出発前にBBSに書き込みした古いロイヤルコペンハーゲンがゲット出来ましたし、18世紀のマイセンを4,5点獲得出来たので参加して良かったと思います。
それとオークションハウスの人達は非常に親切でホテルの世話からゲット品の桐箱への梱包まで親身にやってくれました。
次の開催は9月ですが参加を考えています。
ドイツには陶磁器を多く出品するオークションハウスとしてS以外にN,BあるいはHオークションもありますから、次回はそちらに参加してまた参加報告をさせて頂こうと計画しています。
戦利品の一部を今回の更新で掲載しておりますので眺めてみて下さい。
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