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佐藤 史生 その美しい言葉

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 こちらは手抜きレビューです。引用元の書誌などの本文はこちら

 作品から名ぜりふ名表現を抜き書きしただけの独断によるページで申し訳ない。それにしても、まんがのせりふをこういう文章として書き表すのは難しいですね。

 作品についての詳しい情報は坂本さんの佐藤史生データーベースが参考になります。


夢みる惑星

「必要なのは幻視能力ではなく大神官です
 人々が救いを求めて神殿の階段をかけのぼってくる…
 その時百万の美も千万の富ももはやチリに等しい」

「何…? それ」

「そういう時がこないとはだれも言えないということです
 でも わたしは恐ろしい
 その時 すがるものを持たぬ魂が どれほど悲痛な叫びをあげるかと」

 

 幻視者の誰が この世の外に思いをはせるだろう
 まさに孤独と不安におびえる 強迫症の魂のみが行きつける彼方だ
「時間さえあれば 不肖の子らは偉大な親をも越えて往っただろうに……

 

イリス
身体は疲れて重いが 心は風のように自由
自由だーー

 

ワン・ゼロ」

 

星咲く星ぼしの群れ

世界?
世界ってなに?

きみがいるところさ アデ
それがどこでも わたしはきみのために世界をつくるよ

金星樹

ばかな!

そんな話は聞いたこともない!

コートームケイだ 奇想天外だ SFマガジンだ 面白半分だ

とても信じられない!

一角獣の森で

「言わなかった? あなたは森を歩く神のようだと
 これは告白のようなものじゃなくて」

レギオン

「神々はこんどは素朴なしもべがほしくなったとみえる
 従順で愛らしく 適当にめちゃくちゃで退屈しないような
 ……そうはいくか……!」

「いったいどうするつもりなんだ?」

「あの純ぼくなしかし空虚な魂に 自意識の火を吹き込んでやる
 彼らが目覚め わたしと同じ道をたどるかどうかは彼らしだいだ」

「混乱に混乱を重ねるか… 彼らは不幸になりおまえをうらむだろう」

「醒めよ さなくば永遠におちてあれ……だ!」

星の丘より」(「竜の夢その他の夢」

「不安なのだよ テレパシーがないということは孤立無援ということだ
 父母のいつくしみも仲間のはげましもとどかない
 一人ひとりがばらばらに切りはなされみな孤独なのだ
 なぜ手をさしのべてやらぬ
 心話がだめなら胸に抱きしめやさしい声をかけてやればよい」

「一生 - そうして生きるのですか? 一生不安と孤独のなかで
 なんておそろしいのでしょう それでは寿命の短いのはせめての救いですわ」

 

ミッドナイトフィーバー

「重力です 重力のせいです
 元凶はなんでも重力にあるのです
 地球の重さがあなたをとらえている
 あなたの思考形態をもですね」

透明くらぶ

「あなた…は ぼくより年上だし度胸もよすぎる
 おまけに背は高すぎるし声は低いし胸はないし女装は似合わないし」

「よくそこまで人の欠点をならべたてられるもんだ」

「でもぼくはあなたの騎士(ナイト)になりたいんだ
 ……おかしい?」

恋は味なもの!?

「皐月 皐月と 草木もなびく……と
 やっぱり美人がいいか……」

スフィンクスより愛をこめて

「それならきみ一度あいつと結婚してみるんだな」

「できるかそんなアホが!!」

「そらみろ 自分ができないことをかよわい娘に強いるのか この 人非人!」

 おれが? わーほんとに人非人なのかしらおれって

春を夢見し

「……なんだ? その道化た頭は」

「あ これ? 似合うでしょう
 ぼく 父さんに似て彫りが深いから」

ふりかえるケンタウロス

「……オレたちはまったく似てないが 一等違うのはおまえは人間が好きだってことだな
 ボールをつかんで敵の妨害の間をすりぬける絶妙のラガーみたいに
 おまえは人生という競技を楽しむこともできる
 そういう男が一生砂漠や山を相手に暮らせるものかどうか よく考えてみるんだな」

 

雨男

「ま、人間D-51(デゴイチ)やブラックホールにだって恋はできるんだ」

死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)

「ふむこいつは華の第二反抗期だ はたまたエディプスコンプレックスの痕跡だ……
 お母さん あなたは美しすぎる」

さらばマドンナの微笑

「心配するな 失われた天才はもとには戻らん
 きみは今やただの人よ」

我はその名も知らざりき

 どうも最近この人と話すと疲れる 低温で焼いたもろい陶器のようにあえやかな人だったのが
 このごろはどうかするとおきゃんな二十歳娘のように高っ調子だ
 もともと出入りのご用聞きだの集金人だのがうっとり見とれるくらいの女(人)だから
 愛敬の一つもふりまけば効果は絶大
 ウリのつるになったナスビ娘として ますますユーウツのタネが増える

夢喰い

まだ七時半だぜ どーすんのよ
きょうは”怪獣戦士ギンダム”があるのになあ

 

この貧しき地上に

「あなたがやらないならわたしがやるわ
 この貧しい地上に--
 ミノタウロスの居場所はどこにもないのだから」

青猿記

 超越の証と思っていたのは裏切りのしるしだったのだ
 世界はそれまでそのなり立ちも構造もたやすく見透かせる御しやすい構築物だったが
 音を立てて崩壊してゆく得体のしれぬ迷宮と化した
 超越者と信じていた自分もまた不倫とうらぎりの刻印をうけた醜い怪物だった

一陽来復

 母さん ぼくは あのときのままだ
 あの時逃げた少年のまま

おまえのやさしい手で

 梅雨があけると真夏の太陽が輝きだした
 百日紅は狂ったような勢いで開きはじめた
 微細な火花の奥のつぼみの はじける速度が その音が
 目にみえ 耳にきこえるようで おれは眠ることもできない
 咲いて散り 散っては咲き……
 降りつもる花の残骸が 血だまりのように広がっていく
 あれは夏彦が胸に飼っていた血紅の闇だ

 

打天楽

「テレホン・トークンを届けてくれたわ 彼は味方よ」

「どうしてそう断言できる? どうせ顔が気に入ったとかそういう理由だろう」

「それで失敗したこと一度もないわよ」

 

ムーン・チャイルド

「あなたはアランナと二人で子供っぽい夢みがちな恋をして 破綻の兆しにおびえて逃げた
 おかげで彼女はあなたに対する幻想が少しもさめないまま一人で月(ルナ)にとり残されたんです」

楕円軌道ラプソディ

「いつもそういう先入観で記事を作るわけ?」

「先入観じゃない スターやアイドルはみなの集合敵無意識のなかに棲んでいるんだ」

 

羅陵王

「なんか妙な小娘でしたね 隊長 神がかりじゃしょうがないけど」

「大使とよべ
 黄金神殿(ヒラニヤ・テンプル)の祭主じゃ表面だけ見て小娘ともいえん 生まれたときからあびるようなアムリタで育ったに違いない」

「ゲー 不老不死なんざどう考えたってうす気味の悪い話だと思うすんがねえ 飲んだことありやすか隊長は」

「不老不死じゃない 長寿だよ どっちにしろそんな金があったらワイロにでもして昇進しておくことだな そうすりゃ若さや命が金より地位より大事になるころにゃ要るだけのアムリタが買えるって寸法だ」

アレフ

「好きになるのはいつだって少し陰気で寡黙な人 でもそんな人がわたしの幻想どおり清冽で強いってことはまずないのね みじめなあっという間の失恋
 強い人はたいてい明るくてにこにこして人と話すのが好きね その人がいるだけで皆がうれしいような ね わたしだって大好きよ
 でも恋は別 自分でもどうにもなりゃしない」

 

「美しい超高層ビル群 機能的なモービル・ウェイ 核エネルギーは無限で…… 一年中快適な気温 労働はすべてロボットがやり だれもみすぼらしい工場や泥まみれの農場で一日中泥まみれで働かなくても良かったのよ それだけ働いて石ケンだの生理用品を買うのに何十分も行列を作って! 女は絹のドレスをきて 高いヒールのくつ 宝石をつけて……」

「そんな……ヒラヒラ トウで立ち歩きをしたいの? 一日中? まさか……」

「おだまり! ぜいたく品や安楽なくらしがどうってんじゃない それだけの余裕を産む力が男にはあったのよ」

「でもその半分は女の働きだったのよ それにたしかに今は少し苦しいけど あと半世紀もまじめに働けば楽になるわよそんなことあたりまえでしょう?」

タオピ

「その立派な社会人の男になりたくないんです 放って置いてください!」

「誰だって戦っているんだよ 女性だってそうだ
 競争からまぬがれているように見えているのならきみの認識不足といわねばなるまい」

 誰がそんなことを 女が男よりラクだなんて

緑柱庭園(エメラルド・ガーデン)」

皇帝は夜な夜な塔の階段をのぼり彼以外は誰一人入ることのできない緑柱庭園(エメラルドガーデン)へと通う
彼は60年間帝位にあり 帝国はかつてない繁栄と平和を享受した。
人々は前帝にもまして彼をほめたたえたが 皇帝はついに一度も笑うことがなかった
それは60年間閉ざされた楽園に住む盲目の「少女」にのみ捧げられたのだ

 

やどり木」

 

チェンジリング」

 

精霊王」

 

鬼追うもの

神遣い

 

バビロンまで何マイル」

 

竜の夢その他の夢」

 

阿呆船」

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