宿に泊まった時の旅人の旅立ちは遅い
朝はまず風呂に入る
これは常識だ
なんで朝早くおきて一人であの広い温泉を独占するとあんなに気持ち良いのか
俺って考えてみれば一人で独占するのが好きだ
高原の静かな朝も一人で独占するために早起きする
雨は少し降っていた今日はどうするかな
めんどくせーから温泉に入ってどうするか考える
これから阿蘇に行くかな
でも阿蘇って雨で何が楽しい?
絶対に楽しくないさ
だけど阿蘇にはいつもお世話になっている美容師さんの知り合いがやっているペンションがあり
そこにただでとめてくれるという
雨宿りに最適な予感
結局俺が風呂に入って考えた答え
そこで雨が過ぎるまで待つ

温泉を出てから
荷物をまとめライダーと情報交換をした
そのライダーも雨の中阿蘇を走ったらしくすこぶるつまらなかったらしい
そして今日は家族連れと一緒にツリーリングをするらしく
相手の子供を後ろに乗せるから楽しく走る事が出来ないと嘆いていた
だけど俺はちょっとうらやましいと思った
ちっこい子供をバイクに乗せるだなんて良いな
俺も子供を後ろに乗せてツーリングしてみたいな
そのためにはもっともっとうまくならなくちゃ駄目だが

雨の降る外に出る
荷物をバイクに積みつつライダーとまたしゃべる俺
みんな雨だけど時間が無いから自分の決めたところに向かう
俺も決めたところに行く
雨宿りをするためだ

次から次えとライダーが出て行く
みんなに手を振り「気をつけて」と声を掛ける
俺は宿の回し者か?

そして俺も紹介してもらったペンションに電話をする
すると・・・
計算外の答えが
「今日は宮崎のほうなら雨大丈夫そうだからそっち行ったほうが良いんじゃん?」
「阿蘇は雨だと本当につまらないから」
だ、そうです。
さすがの僕でも雨宿りを・・・とは言えず
それに雨ふら無そうならツーリングじゃん
でも今降ってるじゃん
だけど宮崎に行けば降っていないんだべ
宮崎だ
宮崎
阿蘇は明日だ

地図を見てどこに行くか考える
ペンションの方の話だと
九州に来たライダーの憧れは
「阿蘇」と「フェニックスロード」だそうだ
つーわけで俺は宮崎のフェニックスロードを目指す
それにフェニックスロードに行くときは青島を通る

今回九州に行くにあたり俺は好きな娘と電話をしてて
「九州、青島の鬼の洗濯岩は良かったよ」と聞いていたので調度良かった
ちなみに阿蘇にいく場合は青島はあきらめていた

地図で道を確認する
R10を使って行く
地図で見ると距離は結構ある
だけどそこだけを目指してはしるのであればそれほど遠い距離ではない

それになぜか九州の道は千葉を走っている感覚に襲われ新鮮味が感じられず
ただ走ることに専念してしまう
いつもの余所見がなくなる分事故の確率は一気に減る
時々どこか常夏の島のような感じの雰囲気のところがあると
それだけで感動してしまう俺の単純さがたまらなく面白い
走り始めてからも雨と言う雨は降らないで暮れた
ちょっと曇った感じで少し嫌だったが雨に比べればましだ
ツーリングマップるではお勧めと書かれている道がたくさんあるが
どれもパス
雨に降られては嫌だ
このときすでに俺バイク乗りというよりはただの観光客

純粋に目的地を目指して走ると意外と早いものだ
宮崎に昼過ぎに着いた
宮崎はやはりちょっと都会
地方都市のまとまった雰囲気が好きだ
ということでいつものようにかわいい娘が歩いていないか駅前を回る
だがいまいち俺好みは見つからない
この天気のせいもあるのか
晴れてれば良かったのにな
そんなことをしていると
道を間違えた

青島に行くにはR220に行かなくては行けないのになぜかR10を進む
しばらく走り標識から青島が無くなったことから俺は自分が間違えたと気づいた
ツーリングに着てまでヲナゴの為に道を間違える俺は・・・
しばらく自分の人生を考え直そうとバイクを止め休んだ

R220にはいり青島を目指すと今度は混み始めた
このR220は俺の好きな南国な感じ
だけど込んでてちょっとむかつく
すりぬけをしまくり走る
青島はそれほど目立つような看板は無かった
駐車場が沢山あったから気づいたくらいだ
もちろん貧乏人の俺は駐車場にバイクを入れる気などさらさら無い
有料の駐車場は貧乏旅の天敵
歩道にバイクを止めて財布などの入ったタンクバッグを持ち青島に行く
いろんなお土産やがある
土産屋を抜けると今度は写真撮影される
勝手に撮って後で貼って希望者に売るというやつだ
俺は何気にすこぶる撮ってもらおうと普段以上にあほっぽい顔をして歩いた
が
写真撮影場所を過ぎると

有名な鬼の洗濯岩
これすげー
本当にこれが自然に出来たのか?
んなわけねーじゃん
絶対に誰かが夜な夜な削ったんだよ
周りの家の人からの苦情が絶対にあったね
でもすげーな


これが鬼の洗濯岩
でも、所詮は洗濯岩

洗濯ですよ
洗濯

俺は洗濯していない服を持っている
これは洗濯するしかないだろ
だって洗濯岩を使わなくちゃいけないじゃん
洗濯するぞ
洗濯するぞ
いざ洗濯するものを持って岩場に下りて思ったこと
小物の俺にはこれは洗濯岩というよりは
ただ岩に服をこすり付けているだけにしかならい気が・・・
残念

悔しいがあきらめて青島の神社に行く
途中の島の店には巨人軍の写真やらグッツが沢山売っていた
そういえば巨人って宮崎でキャンプして練習してるんだよな
だからここにも着たりするのか
ちなみに俺は野球は巨人が大好きです
特に
今年(2004年)は活躍が期待される仁志と
肩を壊して投げていない真田と
顔の可愛い久保
が大好き
と完全に野球というか顔の好みで決めている俺
天才・高橋由信は入場曲?登場曲?が俺のこよなく愛するブルーハーツの「夢」
だから由信には毎回登場してもらいたかったりもするし

ちなみに俺は自分の登場曲を決めるなら
ブルーハーツの「旅人」
バンプオブチキンの「グングニル」
モッズの「壊れたエンジン」
    「TWO PANKS」
    「JUST SAY FUCK NO」
ゼリ→「おもちゃのピストル」
その他

ここでも今回の旅の安全を願う
この神社の周りにはいろんな虫がいて俺には長いが出来なかった
とにかくここで覚えていることは虫がすごくて
危なくマジギレするところだったということだ

帰り写真をみるが俺が写っているのを見つけることは出来なかったので
バイクに戻った
さぁこれからフェニックスロードを走りに行く

青島からR220を走っていけばフェニックスロードだ
曇っているけど綺麗な海はきっと綺麗だよ
信じる
順調に走りすぐに海に面した道に出る
ここがフェニックスロードか
海は綺麗だ
ただ怖い
道幅もそれほど広くないし
何よりすぐ隣が崖で海
めちゃくちゃこえぇよ
こけて落ちたら海にそのまま転落じゃん
紀伊半島を走っていても思ったが
景色が綺麗だけどこういう怖いところってゆっくり見れ無いからいやだ
でも綺麗だ
海がこんなに綺麗だとは
しかもまだこの辺も鬼の洗濯岩が続いてかのように
あの独特の岩がある
これで晴れていて俺がビビり君じゃなかったらすごく楽しめたんだろうな
この左が崖で下には綺麗な海、右は岩の山
こんなところ走っているとすごく気持ちい
でもすごく怖い
しかも以外に距離はある
楽しいと思えれば楽しいはずだ
こけるわけ無い
気合で走れ
海だけ見て楽しんで走れば怖くない

R220日南フェニックスロードはすこぶるお勧めです
九州に行ったらぜひ走ってみてください

R220からR448に曲がるところでさすがの俺も腹が減ったので
久しくコンビニの弁当を食べようと想いコンビニに入る
するとメロメロスコープ作動
真っ黒な瞳が印象的な美女発見
一瞬見とれてしまい気づかれるがすぐに目をそらす
俺変態じゃん・・・

それから店の中でヤンキー発見
ちょっと目が合ったが何も無かった
それから弁当を買ってバイクのところで弁当を食べる
するとさっきのヤンキーが出てきて俺ところに来た
(やる気か?千葉県民なめんなよ、ぶっ殺すぞ)
そう想い食べつつ臨戦態勢
すると
「どこからきたん?」
などと聞かれ
「千葉からだよ♪」
バトルモードからすぐにお友達モードに入る俺
ヤンキーは「この辺何もないでしょー」
俺「そんなこと無いって海は綺麗だし、走ってて楽しいし」
なーんて普通にお話し
さっきのAクラスの美女がヤンキーの嫁さんでしかもすこぶる可愛い子供もいて
やっぱりヤンキーやってると美人を嫁にもらえるんだなって思った
でも結構面白くて良いやつだったな
宮崎のヤンキー
しばらく話して
最後に「気をつけて楽しんでってな」「がんばれよ」

俺生まれて初めて地元のヤンキーに歓迎された応援された

俺もヤンキーに「幸せにな」
って言って別れた



そして俺の今日の宿泊予定地は道の駅「なんごう」
フェニックスロードの途中にある道の駅は以外に人が多くいた
しかも時間が早くまだ野宿するにはテントを貼れない
時間をつぶすためにぶらぶら道の駅の見学をする
ここではソフトクリームを食っている人間が多かったので
俺も腹がちょっと心配だったが喰う
思ったより甘かったが寒い
寒いんだよ
しかも雨も少し降ったり降らなかったりで今日はほとんどカッパを着たままで
機嫌も結構悪くなってきていて
いつもの1.3倍くらいむかついた
道の駅の見学をして思ったがこの道の駅じゃテントを張るところが無い
駐車場に張るのはちょっと嫌だし
出来ることなら屋根があるところが良かった

ベンチに座り地図とにらめっこ
ここから先のフェニックスロードはさっきの所よりも面白そうだ
これはどうせここにいても暇だし走って違うところに泊まるか

フェニックスロードを過ぎてその先に道の駅があることも確認
なんごうを過ぎてからのフェニックスロードは怖さは無くなり
純粋に楽しかった

道の状態は先ほどと変わらず
ちょっと濡れていて崖もあったけど、もう慣れたし
何より

ヤンキーに応援されたのにびびっててどうする俺

って思ったから
もう怖いものは無くなった

なんで関東にはこんなに綺麗な海の見えて崖が続く道が無いんだろう
そう思いつつ走った

道は海から離れていった
そうすると前で車が止まっている
うぜぇな
アクセルを開けて一気に抜かそうと思ったが

道にサルの群れ
俺サルをこんなまともに見るのは初めてだよ
まじでサルが道にいるよ
車のやつらは止まってみているが
バイクの俺はサルに襲撃されたら面倒なので
安全なあたりから見て写真を撮る

でも道に猿がいるだなんて俺にとっては初体験だ
結構本気で感動しちまった
でも考えてみれば個々数時間民家を見た記憶が無いような・・・
今こんなところでバイクが故障したらどうするんだろう
大丈夫だ
俺には宮崎のヤンキーが仲間になっているんだ
怖いものなんてあるものか

そこから山の中をひたすら走る
ツーリングマップるに載っている温泉に入ろうと思ったが
調子に乗っていたら通り過ぎてしまった
一度来た道を戻るのは俺の意に反する
そういうわけでそのまま走ることにする

走っていて俺は今日いったいどこまで行くつもりだ?
などというくだらない疑問が浮かんでくる
そもそも今日俺もう少しで300キロも走るじゃん
あほじゃねーの

しかも徐々に街中というかまるで千葉の道のようなところにまた出る
もう退屈だ
そして俺の今夜の宿泊予定地
道の駅「くにの松原おおさき」に到着

ついた瞬間に思った
やっちまった・・・
ここは近くに健康ランドもあり宿泊可だ
2日連続で健康ランドは予算的に少しきついが
雨の中テントにいるよりはまし
いざとなれば健康ランドに逃げ込めば良い
そんな思いで来たせいか
駐車場は広いが込んでいて
とてもじゃないがテントを張れない
野宿はちょっときつそうだ
が・・・
俺の野営地探しのカンで奥に公園らしきものがあるきがした
早速行ってみる
公園あったぜ

しかも屋根つきのテントをはれる場所まである
これは最強だ
今夜の宿泊地はここに決定打
誰がなんと言おうが俺は今日はここに寝る
邪魔したやつは噛み殺す

安心して食料を調達するために道の駅に向かう
するとベンチにライダーっぽいねーちゃんが座ってるじゃねーの
しかも俺を見てるよ
こりゃー声掛けなくちゃいけねーだろ
近づいていくと

先に声掛けられちゃいました

俺もそのベンチに座りお話する
すると逢い方のねーちゃんも戻ってきて
ヲナゴ2人と俺
俺今回の旅で今が一番うれしい瞬間かも

2人は大阪から来て今日は桜島を見て今からフェニックスロードを行くらしい
だが桜島で記念撮影をしようとしたら見事に雨にやられたらしく
悔しそうだった
このねーちゃん2人はまさに良い人
「これこの辺の名物みたいなのなんだけど一緒にどう?」
「さっきもらった焼き芋どうぞー」
などなどいろいろ別けてくれし

俺餌付けされました

しかも驚くことにこの2人はキャンプツーリング
ねーちゃん「下道で千葉からキャンプしながらここまで来たんですか?」
俺「貧乏人だから高速は敵だしキャンプ最高だぜ」
ねーちゃん「私たちもキャンプしようと思って荷物沢山持ってきたんだけど天気が悪かったり・・・」
俺「俺も雨が嫌で昨日は健康ランドに入ったよ」
ねーちゃん「ご飯とかどうしてます?」
俺「コンビニとか適当に作ったり・・・」
ねーちゃん「私たち米も持ってきたけどぜんぜん使ってなくて・・・」
俺「米ってたくの面倒じゃないですか?」
ねーちゃん「まだ炊いてないんですよー」
俺「俺も何気に炊いたこと無い・・・」
まー俺があほだとわかるような馬鹿話をして
ねーちゃんたち二人に俺からの質問で
「女2人でキャンプやってて怖くないですか?」
と聞いたら
「え?お金もないし襲われることもないし・・・奪われるものって命くらいしかないからねー」
といわれたが

今だから言える
「あなたたち2人一緒に飲んでたら俺絶対に襲ってたね♪」

なにわナンバーの
セロー225とCBRのファイアーバードだったかな?
の2人組みのねーちゃんたちもしこれ読んでたらメール頂戴ねー
あの時餌付けされた「ジェベル200」に乗ってた出っ歯ですよー

二人と楽しくしゃべり俺は今夜はここに野宿するからと言い
2人を見送った
無事に楽しんでくれる事を祈って

それから俺はとにかく暇だ
道の駅の休憩所で寝てたら
糞女どもがうるせーし
犯してやろうと思ったがさっきのねーちゃんたちの足元にも及ばず
やる気がしない

夕刻になりさらに暇になったので温泉に入りに行く
ここも料金は300円だったがすこぶる良い
九州の健康ランド?は低料金ですこぶる良いです
貧乏人の見方
ゆっくり温泉に入り
さりげなく宿泊料金を見たら数千円だったのであきらめて
もうしまった店の暖簾の下にテントを張った

そして道の駅の前にあるコンビニに行き弁当とビールを買う
ビールを飲みながら今日1日のことを思い出し
旅の余韻に浸りながらテントに向かい歩く
テントに入って弁当を食って日記を書く
少し早いが寝ることにした

だが今回俺はテントを張るところを間違えた
暖簾の下で雨をしのげると思ったが
残念
すぐ前に自販機があったせいで
明るいしうるさいし

結構自販機ってよる買いに来る人多いんだね
あの多さと
自販機の音に少し切れそうになったがこれも思い出と想い
シェラフに包まって明日も良い出会いがあるようにと思いながら
寝た





2004/05/03
りきまる鹿児島道の駅にて宿泊
走行距離    317キロ
総走行距離   2117キロ
ガソリン代   700円くらい
食費      1000円くらい
宿泊費     0円
温泉      300円
総出費     22000円くらい
旅合計     42000円くらい




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