特別室


  1. 「虹環<サークルレインボー>」 〜ピアノのための〜(1999・2000)

  2. トリオソナタ1999「音楽の捧げ物への捧げ物」



    「虹環<サークルレインボー>」 〜ピアノのための〜(1999・2000)

    2001年12月21日海老名市、同24日京都市で開催された私の作品コンサートの中から、順次アップしていこうと思っています。第1弾は「虹環<サークルレインボー>」です。
    この曲は田淵幸三氏の委嘱で作曲、1999年5月に田淵幸三、南祐子両氏により大阪で初演されたものです。原曲はピアノデュオ。ピアノソロの改作初演は上記海老名市での「作曲家十河陽一の世界」にて高瀬佳子によって行われました。以下は初演時のプログラムノートからの転載。

    最近、世界を一色に染めようとする大きな力がまた強くなってきているようだ。弱肉強食は生あるものの宿命とはいえ、様々な色の花が咲き乱れる世の中であってほしいと思うのは私だけではあるまい。そのような願いを込めて、虹環<サークルレインボー>という連作を書き始めることにした。この曲はその第一作となる。私はまだ見ぬ七色の循環と、目前に迫った新しい世紀へのかすかな期待とを重ね合わせながら作曲を進めた。

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  1. トリオソナタ1999「音楽の捧げ物への捧げ物」

    大嶋義実さん、石川静さん、ミハル・カニュカさんを迎え、トリオソナタ1999日本初演が、去る11月20日、京都コンサートホールで行われました。ピアノはわが高瀬佳子。ウィーンと並ぶ音楽の古都、プラハを拠点にヨーロッパで活躍される御三方+高瀬佳子の演奏は、作曲者が言うのも何ですが、素晴らしかった!!!!
    一口で言うと和やかな演奏でした。といっても日本的「和をもって尊しとなす」とは少し違う、かといってアメリカ的エンターテイメントでもない、それぞれがお互いを生かしあいながら、自由に音楽を楽しんでくれた感じとでも言いますか……とにかく聴いてみて下さい。

    第一楽章 RealAudio(20.7Kbps)

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    第一楽章は、自分の中の日本の血をかなり意識したものとなっています。2種類の5音音階を縦横に張り巡らせている関係で、かなり不思議な音楽と思われる方もおられるかもしれませんが、耳を澄ませて聴いていただくと、懐かしい風景が見えてくるかも、、、。この楽章には特にヴァイオリンとフルートのソロが多く、大嶋さん、石川さんの妙技も聴き物です。コンディションの良い時に最後までじっくり聴いていただけると嬉しいです。

    第二楽章 RealAudio(20.7Kbps)

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    第二楽章は打って変わって今の自分の等身大の表現と申しますか、結構気楽に書いたものです。ピアノソロの静かな短い序奏の後、すぐにアップテンポとなります。ここでは、高瀬さんとカニュカさんによるリズムセクションのクラシック奏者とは思えないノリの良さと、四人のアンサンブルの楽しさを感じて頂ければ作曲家冥利に尽きます。



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