戦後民主主義の洗礼を受けた1人の若い生命が,原爆の後遺症の白血病に悩み,極貧の小・中学校時代に,病める人々の看護を志した.看護婦から保健婦へ,保健婦から助産婦へと学習を広げ,保健所保健婦から沼隈町(広島県)の保健婦へと活動の場を人々の暮らしの近いところへ移していった.本書はそんな1人の保健婦の足取りをたどったものである.