子どもたちに自然の素晴らしさを

 子どもたちの世界は,いつも生き生きと新鮮で美しく,驚きと感激に満ちあふれています.残念なことに,わたしたちの多くは大人になる前に澄み切った洞察力や美しいもの,畏敬すべきものへの直感力を鈍らせ,あるいは全く失ってしまいます.

 もし私が,すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら,世界の子どもに生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」を授けてほしいとたのむでしょう.

 この感性は,やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅,わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること,つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する,変わらない解毒剤となるのです.

 妖精の力に頼らないで,生まれつき備わっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮に保ち続けるためには,わたしたちが住んでいる世界の喜び,感動,神秘などを子どもと一緒に再発見し,感動を分かち合ってくれる大人が少なくとも一人はそばにいる必要があります。貴方もその一人になってみませんか?

 貴方は,熱心な子どもの好奇心に触れるたびに,自然について自分が何も知らないことに気づき,どうしたらいいのかわからなくなるでしょう.

「目の前の花の名前さえもわからない.」

と嘆く必要はありません.「知ること」は感じることの半分も重要なことではないのですから・・・・貴方が春の日差しを感じることができるなら,仲間と野外に出てみませんか.

北桑田野外活動研究会