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漢点字図書目録(さ)〜(そ)

 ここでは、富山県視覚障害者福祉センターに納めてある漢点字図書のタイトルの頭文字が(さ)から(そ)までの本を紹介いたします。



著者・出版社・製作日・粗筋等


  斎王の葬列

 〔4巻〕 著者=内田康夫 発行所=角川書店
  1997年5月25日初版発行
  1998年3月25日再版発行
 漢点訳版製作=2001年6月
  OCR=濱本ひろ子 入力者=鈴木玲子 校正者=大間知恵津子・高平邦子
 〔帝の名代として伊勢神宮に仕えた皇女たちの生涯は、儚い哀しみの歴史に包まれているその斎王伝説を題材に、滋賀県土山町で映画のロケが行われていた。
 ところが現場付近のダムで、男性の水死体が発見され、容疑がロケ隊のメンバーにかかってしまう。監督の白井は高校時代の旧友、浅見光彦に嫌疑を晴らして欲しいと依頼するが、その直後に第二の殺人が発生した。真相を追う浅見は、やがて三十四年前の皇太子御成婚前夜に起きた惨劇に辿りつく ――。
 歴史の闇に葬られた悲劇を、緻密な取材と大胆な構想で描いた白眉の長編本各ミステリー〕



  佐賀のがばいばあちゃん

 〔2巻〕 著者=島田洋七 発行所=徳間書店
  2004年1月15日 初刷
  2006年1月1日 27刷
 漢点訳版製作=2006年10月11日
  入力者=濱本ひろ子 校正者=勝川真理
 〔昭和三十三年、広島から佐賀の田舎に預けられた八歳の昭広。そこでは厳しい戦後を七人の子どもを抱えて生き抜いたがばい(すごい)祖母との貧乏生活が待っていた。しかし家にはいつも笑いが溢れ…。黒柳徹子、ビートたけしも感動した超話題作。〕



  屍蘭(しかばねらん)
  ――新宿鮫V――

 〔5巻〕 著者=大沢在昌 発行所=光文社
  1999年8月20日初版1刷発行
 漢点訳版製作=2001年12月15日
  入力者=大間知恵津子 校正者=濱本ひろ子
 〔犯罪者たちから「新宿鮫」と恐れられる、新宿署刑事・鮫島(さめじま)。新宿の高級娼婦(コールガール)の元締め・浜倉(はまくら)が殺された。事件に迫る鮫島の前に浮かび上がる産婦人科医「釜石(かまいし)クリニック」。背後に潜(ひそ)む呪われた犯罪とは?だが、鮫島に突然、汚職・殺人の容疑が!さらに敵の完璧な罠が「新宿鮫」を追いつめる!息詰まる興奮、圧倒的な感動!超人気傑作シリーズ第3弾!〕



  志摩半島殺人事件

 〔3巻〕 著者=内田康夫 発行所=祥伝社
  1992年3月1日 初版第1刷発行
  2005年6月10日 第39刷発行
 漢点訳版製作=2005年12月22日
  入力者=坪井文子 校正者=柳沼芳一・濱本ひろ子
 〔真珠で知られる志摩(しま)半島英虞(あご)湾に男の他殺死体が浮かんだ。被害者は“悪”が売り物の人気作家袴田啓二郎(はかまだけいじろう)。所轄の鳥羽(とば)署は、かつての黒い交遊関係に関連するものとみて捜査を開始した。一方、美少女海女(あま)の取材で同地を訪れていたルポライター浅見光彦(あさみみつひこ)も事件を知り、調査に乗り出した。が、かの名探偵浅見を嘲笑(あざわら)うかのように、第二の殺人事件が発生した…。〕



  上海迷宮

 〔5巻〕 著者=内田康夫 発行所=徳間書店
  2004年5月31日 第1刷
 漢点訳版製作=2004年9月17日
  入力者=横田鈴子 校正者=東山静枝
 〔“赤いトカゲ”の幻影…歴史の歪みにいざなわれて浅見光彦が魔都の闇に挑む!上海と新宿。二つの殺人を結ぶ謎!
 「正義を行うことこそ、国益にかなうものなのです」上海と新宿、二つの殺人事件を結ぶものは何か?外交問題、汚職、黒社会…急激に発展を遂げた国際都市の混沌を掻き分けた浅見は、驚くべき真実にたどり着く…!〕



  十二番目の天使

 〔3巻〕 著者=オグ・マンディーノ 発行所=求龍堂
  2001年4月16日初版
  2001年6月27日第10刷
 漢点訳版製作=2001年9月30日
  入力者=鈴木玲子 校正者=濱本ひろ子
 〔涙なくしては読めない物語…
 さあ、これでいい。準備は整った。弾丸を込めた弾倉を拳銃に戻す。さあ、急ぐんだ!もう何も考えるな!やるんだ!私は拳銃を持ち上げ、撃鉄を起こし、銃口をこめかみに押し当てた。
 「ああ、神よ…」私はすすり泣いていた。「どうかお許しを」  引き金に掛かった人差し指に力が入る…とそのとき…ある天使が…そう、まさしく天使が…私の命を救ってくれた。〕



  女医彩子と疑惑の主治医

 〔3巻〕 著者=志賀 貢  発行所=光文社電子書店
  2004年3月26日
 漢点訳版製作=2004年10月14日
  校正者=濱本ひろ子・柳沼芳一
 〔研修医の彩子(あやこ)が遭遇する五つの話が載っています。
 第一話 接吻(キス)泥棒
 第二話 処女殺し
 第三話 不倫志願
 第四話 教授の愛人
 第五話 疑惑の主治医



  女医彩子の白衣の告白

 〔4巻〕 著者=志賀 貢  発行所=光文社電子書店
  2004年3月26日
 漢点訳版製作=2004年11月18日
  校正者=濱本ひろ子・柳沼芳一
 〔女医彩子(あやこ)シリーズ七作目。医療過誤問題や老人問題などに焦点を当て描いたシリアスな作品。〕



  小公女

 〔2巻〕 著者=バーネット 訳文=宮脇紀雄 発行所=ポプラ社
  1978年11月 第1刷
  2003年10月 第23刷〔改訂 第1刷〕
 漢点訳版製作=2004年3月25日
  入力者=濱本ひろ子 校正者=筏井美栄子
 〔セーラは泣きませんでした。じっと下をむいたままでいいました。
 「わたし、がまんするって、おとうさまに約束したの。だから、がまんするわ。だれだって、がまんしなければならないことがあるって、おとうさまがおっしゃったわ」セーラは顔をあげました。もうその顔には、不思議(ふしぎ)な微笑(びしょう)がうかんでいました。
 インドで裕福(ゆうふく)な家に生まれたセーラは、ロンドンの寄宿学校(きしゅくがっこう)へ入学します。しかし、最愛の父の死をきっかけに、一夜にして屋根裏部屋(やねうらべや)でくらす生活になってしまいます。それでも優(やさ)しさと気高(けだか)さを失わずに生きる彼女の前に、ある日一人の紳士(しんし)があらわれます…。〕



  情の力

 〔3巻〕 著者=五木寛之 発行所=講談社
  2002年11月5日 第一刷発行
 漢点訳版製作=2005年12月15日
  入力者=濱本ひろ子 校正者=勝川真理
 〔 「情」は「こころ」である。
 極限を生きる100のヒント
 この1冊で「日本人のこころ」のエッセンスがすべてわかる
 100のヒントの中から
*上半身が愛で下半身は情である
*もう少し感情的になったほうがいい
*深く泣くことのできる人だけが、本当に笑うことができる
*悲しみの水脈を掘り起こそう
*現世でプラスのものが、宗教ではマイナスになる
*一度降りてから出ないと別の山には登れない
*こころ萎(な)えるときには、大きなため息をついてみる
*「目覚めよ」よりも「眠れ」のほうが大事だ
*破滅(はめつ)しないために、休む
*自分の生きかたをうしろめたく思う人に
*人の死も少しずつ完成していく
*失うことの勇気、捨てることの勇気
*自分の運命の流れを感じ取れたら〕



  精霊流し

 〔5巻〕 著者=さだまさし 発行所=幻冬舎
  2001年9月10日第1刷発行
  2001年9月15日第3刷発行
 漢点訳版製作=2003年6月20日
  入力者=大間知恵津子 校正者=鈴木玲子
 〔人はこんなにも悲しみを背負い、それでも静かに笑っている。運命を受け入れ、人生を懸命に生き抜いた、もう帰らない人々 ――。決して、あなた達を忘れない。
 名曲「精霊流し」の原点を愛惜込めて綴る、涙あふれる初の自伝的小説。
 これは軽い読みものではない。生きるということ、ぼくたちの国、そして人類について思いをはせた、量感溢れる小説である。深い共感の中に一気に読みました。 = 山田洋次〈映画監督〉
 さださんの歌は大好きでした。小説は、もっともっと好きになりました。日本の文化、自然、人々とのふれあい、そして戦争のこと。様々な思いが込められていて、途中何度も涙しました。 = 大竹しのぶ〈女優〉〕



  聖域

 〔4巻〕 著者=篠田節子 発行所=講談社
  1997年8月15日第1刷
  1999年7月15日第8刷発行
 漢点訳版製作=2000年11月
  入力者=柳沼芳一 校正者=横田鈴子
 〔関わった者たちを破滅へ導くという未完の原稿「聖域」。一人の文芸編集者が偶然見つけるが、得体の知れぬ魅力を秘めた世界へ引きずり込まれる。この小説を完成させようと、失踪した女流作家・水名川(みながわ)泉(せん)の行方を捜し求めるその男は、「聖域」の舞台である東北へ辿りつく。山本賞・直木賞受賞作家の長編サスペンス〕



  星宿海(せいしゅくかい)への道

 〔5巻〕 著者=宮本輝 発行所=幻冬舎
  2003年1月10日第1刷発行
 漢点訳版製作=2003年4月10日
  入力者=宮嶋 清 校正者=濱本ひろ子
 〔生命の絆の再生を描く感動巨編の誕生!
 私は、ぜったいに、あの人と星宿海に行くような気がする…。
 中国南西端の地より、燃え盛る炎を胸に男は姿を消した。父の顔も知らぬ幼な子をかかえて生きる女と、兄を追う弟のたぎる想い。その愛しい生命の絆の再生を鮮烈に描く感動巨編、ここに誕生。
 おもちゃ会社の営業マン瀬戸雅人は、同僚と旅した中国南西端カシュガル近郊の村で、子供から買った自転車に乗り忽然と姿を消した。残された千春と失踪後に誕生した幼な子のせつ、そして弟・紀代志。雅人の失踪の原因をそれぞれに想い巡らす千春と紀代志。昭和29年、大阪の名のない橋の下で盲目の実母とともに物乞いをして過ごした雅人は、少年時代より、かつて中国の黄河源流にあり多くの伝説を生む「星宿海」に憧れていた。はたして雅人は、その地を目指したのか?
 大阪、尾道、そして瀬戸内の島々を舞台に、しだいに明らかになる戦後から現代に及ぶ色濃い人間模様。圧倒的な抒情に貫かれた最新長編小説。〕



  性同一性障害の社会学

 〔3巻〕 著者=佐倉智美 発行所=現代書館
  2006年5月25日第一版第一刷
 漢点訳版製作=2008年6月2日
  入力者=横田鈴子 校正者=水上鞆音
 〔オチンチンがある子はなぜ男の子なのか?性同一性障害の当事者であり、研究者の著者が最新の研究成果を下に〈性別〉をめぐるさまざまな問題を目からウロコの納得分析。最も分かりやすいトランスジェンダー学入門。〕



  そうか、もう君はいないのか

 〔2巻〕 著者=城山三郎 発行所=新潮社
  2008年1月25日 発行
  2008年2月25日 第3刷
 漢点訳版製作=2008年9月25日
  入力者=酒井由紀子 校正者=濱本ひろ子
 〔五十億の中でただ一人「おい」と呼べる妻へ―愛惜の回想記
癌とわかった妻。私は言葉が出なかった。かわりに両腕を広げ、その中へ飛びこんできた容子を抱きしめた。「大丈夫だ、大丈夫。おれがついてる」
母が逝ってから、父は半身を削がれたまま生きていた。(次女・紀子)
夫婦の絆と、かけがえのない家族の物語。
「亡き妻への恋文」(朝日新聞) 「繊細な愛妻家」(毎日新聞) 「恋の至極」(読売新聞)他、日経新聞、産経新聞、東京新聞などで紹介された「遺稿」の単行本化。〕



  鷺と雪

 〔3巻〕 著者=北村 薫 発行所=文藝春秋
  2009年4月15日 第1刷発行
 漢点訳版製作=2009年9月14日
  入力者=濱本ひろ子 校正者=酒井由紀子
 〔2009年直木賞受賞作
 帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。
 「別宮((べっく))には何も出来ないのです。前を行く者は多くの場合―慚愧の念と共に、その思いを噛み締めるのかも知れません。何事も―
 お出来になるのは、お嬢様なのです。明日の日を生きるお嬢様方なのです」


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Updated: 2009/09/14; by 柳沼芳一, QWE02555@nifty.com